ころっとした形とカラフルな色合いが愛くるしいマカロンは、手みやげやギフトにぴったりの人気のスイーツ。ザ・リッツ・カールトン東京は、芸術家とのコラボでマカロンをアート作品に昇華させました。お披露目イベントの様子とともに芸術的なマカロンをご紹介します。（スイーツ・グルメ担当ライター／YUKI YONEI）
期間限定のマカロン『The gift』は偶然が生んだ贈り物
ザ・リッツ・カールトン東京 1階の「ザ・リッツ・カールトン カフェ＆デリ」では、2023年6月5日より現代アート作家・髙倉吉規氏とコラボしたスペシャルマカロン『The gift』を販売中です。
お披露目イベントには、フランス出身の総料理長・サンドロ・ガンバ氏、チョコレート職人・飯田貴司氏、アート作家・髙倉吉規氏が登場して、マカロン誕生の経緯を話し、マカロンの仕上げをデモンストレーションしてくれました。
〈左から〉総料理長・サンドロ・ガンバ氏、アート作家・髙倉吉規氏、チョコレート職人・飯田貴司氏
ガンバ氏はシェフであると同時にフォトグラファーでもあるそう！ 今はやりの二刀流ですね。ある日、ガンバ氏がオフィスの前を大きな絵画が運ばれていくのを偶然目にしたのがコラボレーションのきっかけ。
人間模様をモチーフにした躍動感あふれるその髙倉氏の油絵にインスピレーションを感じ、試行錯誤の結果生まれたのが、スペシャルマカロン『The gift』です。
五感を刺激するマカロン。フレーバーは5種類
デモンストレーションでは、飯田氏がチョコレートガナッシュを生地で挟み、最後の色付けを髙倉氏が行いました。
白いマカロンをキャンバスに見立て、その上にカラフルな色調でデザインしていきます。絵を描くというよりも、髙倉氏の手から飛び出した色が踊っているかのよう！
デモンストレーションのためにシェフコートを着て、楽しそうにマカロンの仕上げをする髙倉氏。
躍動感あふれる色の重なりに心が動かされます。どれ一つとして同じものがないデザインはみているだけでもワクワクした気分に。
食用色素で色付けしたカカオバターを絵具代わりにして白いマカロンにデッサン。出来上がった作品はアーティスティック！
「The gift」5個入（ビター、ローズ、ピスタチオ、バニラ、キャラメル各1個）¥3,300、8個入もあり（ビター、ローズ各1個、ピスタチオ、バニラ、キャラメル各2個）¥4,800
フレーバーはビター、ピスタチオ、バニラ、ローズ、キャラメルの5種類です。「味の変化を楽しんでもらうために、チョコレートガナッシュ使用のマカロンだけではなく、ローズとキャラメルはバタークリームを使用しました」と飯田氏。
ローズは、優しいバラの香りとともにバターの風味も楽しめます。ピスタチオは、アーモンドの香りやホワイトチョコレートが濃厚なピスタチオの味わいをひきだしています。
個人的にはキャラメルがNO.1です！ じっくりと焦がしたキャラメルの苦みがバタークリームとよく合い、深みのあるキャラメルの味わいがいつまでも続きます。
フレーバーの特徴がそれぞれぎゅっと凝縮していて、「次はどんな味？」と楽しみながら味わえます。
ボックスの蓋はガンバ氏が髙倉氏の作品を撮った写真を使用。心が湧きたつ色合いです
2人のアーティストの心のつながりによって実現したユニークなコラボレーション。「人と人とが言葉を介することなく芸術作品を通してつながり、そして、また新たなひとつの作品が誕生する」という、芸術が育む魅力を最大限に表現しています。
ひとつとして同じデザインのない、とっておきのマカロン『The gift』。鑑賞して味わうこともできる、贅沢なアート作品です。
もらった人の笑顔が想像できる最高の『The gift』です。自分ごほうびには5個入がぴったりかもしれません。
手にすることができるこの機会を逃さないで！
ザ・リッツ・カールトン東京 1階「ザ・リッツ・カールトン カフェ＆デリ」
東京都港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン
https://www.cafeanddeli.ritzcarltontokyo.com/
