今やお菓子は「映えスイーツ」が定番。お花を模ったクッキー菓子は全国的に人気だけれど、関西ではフラワーモチーフのあんこを使ったお菓子が注目されている。彩りもデザインもキュートな、関西3都市のあんこ菓子をご紹介。(ライター/和多亜希)
季節を体感する、月替わりの小粋なフラワーおはぎ
四季の移ろいを感じられるおはぎとして、昨秋オープンしたフラワーおはぎ専門店「oh!huggy!!」。こしあん、つぶあん、きなこを定番に、その他は全て月替わり。その季節に咲く花や、旬の食材を使ったおはぎを提供する。2月の梅、菜の花、椿から一変して、3月には桜や水仙が登場。
上生菓子のような上品な雰囲気を加味しつつ、かわいさ満開のおはぎはどことなく親しみもあって癒されると好評。こだわりの北海道産手亡豆で作られた白あんの着色は全て天然色素を使い、梅餡や抹茶餡、イチゴ餡、ホワイトチョコ餡など、おはぎに合わせてユニークなあんこを使う他、フランボワーズソースやオレンジピールといった洋の素材も上手く調和。食べたときの驚きや感動がたまらない! 甘さ控えめで身体にやさしいのもうれしい。
Oh!huggy‼(オーハギー)
兵庫県神戸市東灘区岡本1-11-12
Instagram @oh_huggy
韓国発のあんフラワーは華やかな見た目に、ほんまにあんこ?
韓国発祥のあんフラワーは、色鮮やかな美しさから数年前に韓国で大ブレイク。昨秋、大阪コリアンタウンにオープンした「atelier K」でも食を通して韓国文化に触れてもらいたいと、あんフラワーを使ったスイーツを販売。
クッキータルトにホワイトチョコをコーティングし、あんフラワーを乗せた人気の「花タルト」は、バラ、キク、ラナンキュラスの3種類。5月には母の日に合わせてカーネーションを販売予定という。あんこは白あんに天然色素やフードカラージェルを使って着色し、本物の花を再現するようにグラデーションを心掛けながら、花びら1枚1枚を手搾りで制作。食べるのが惜しいくらいとはいえ、素朴なあんこの甘さは絶品!
atelier K
大阪府大阪市生野区桃谷3-7-11
Instagram @atelier_k.osaka
生八ッ橋×あんこを自由にマッチング。京限定の麗し菓子
京都名物の八ッ橋の名店、聖護院八ッ橋総本店の新ブランド「nikiniki」のオープンのきっかけともなった「カレ・ド・カネール」。生八ッ橋×フレッシュな食材の美味しさを発信するために誕生したお菓子は、フラワーモチーフといい、生八ッ橋とあんこやコンフィチュールのカラーバリエーションといい、インスタ映えも抜群!
生八ッ橋は、シナモン(ライトベージュ)、ロゼ(ピンク)、アズール(ブルー)、抹茶(グリーン)、セサミ(ブラック)の5色。そこに、さくらやうめ、いちごなどの様々な季節のあんこや、ポムやオランジュといったフルーツのコンフィなど8種類を自由に組み合わせることができる。3月からはシトロンのコンフィと蜂蜜ジンジャー餡が販売予定とか。
生八ッ橋もあんこもすべて自社製。マッチングしても互いに美味しさを引き立て合うように、シナモンは風味豊かで刺激が少ないものを厳選するというこだわりようで、生八ッ橋の美味しさに改めて開眼するゲストも! 京都でしか買い求められないため、京都を訪れる際は要チェック。
nikiniki(ニキニキ)
京都府京都市下京区四条西木屋町北西角
https://nikiniki-kyoto.com/
Instagram @nikiniki_yatsuhashi