個性が光る桜といちごのアフタヌーンティーを求めているならば、ハイアット セントリック 銀座 東京の「Tokyo Sakura Afternoon Tea」はぜひ試してほしいアフタヌーンティーの一つ。(スイーツ・グルメ担当ライター/YUKI YONEI)
「Tokyo Sakura Afternoon Tea」のおすすめポイント
銀座の並木通りに位置するハイアット セントリック 銀座 東京。ハイブランドが多く店舗を構える落ち着いた雰囲気の通りに位置するだけあって、ホテルのエントランスもさりげない佇まいです。
3階にある「NAMIKI667」では、2023年3月1日から5月8日の期間限定で「Tokyo Sakura Afternoon Tea」を開催。旬のいちごをたっぷり使用し、東京の桜をモチーフにしたスイーツとセイボリーが楽しめます。
都会で芽吹く春をスタイリッシュに表現しているアート作品のようなスイーツの数々。まずは見て楽しむことをおすすめします。
桜やいちごのアフタヌーンティーではなかなか見かけないグレーカラーが随所に使用されています。これは東京のアスファルトをイメージしたものだそう。上品なグレーと可愛らしいピンクのコントラストだけでも、しっかりと東京の春が感じられます!
もう一つのポイントは、人工的な都会の中でも花が咲く桜のように、都会と自然の対比を異なる形を組み合わせることで表現している点です。丸いシュークリームやムースの上にあえて四角いチョコレートを合わせて、桜の花びらをデコレーション。大胆な組み合わせの中に繊細さが感じられ、いろいろなストーリーがイメージできるアフタヌーンティーです。
気になるアフタヌーンティーの内容は?
スイーツは一つ一つが個性派ぞろいの7種類。
グラススイーツの「桜のパンナコッタ 苺ソルベ」は、ベースには桜と香りの成分が似ているトンカ豆と桜の塩漬けを使用したパンナコッタを。その上に桜フレーバーのジュレと刻んだフレッシュないちごがたっぷりとのっています。トップには濃厚な味わいのいちごソルベが。上品にまとまった桜といちごのハーモニーが存分に楽しめます。
「桜餡と苺のマカロン」の生地部分は竹炭を混ぜてグレーに。
和のテイストを感じながらも桜の風味がたっぷりと感じられ、いちごジャムの酸味が全体をひきしめています。塩味と酸味と甘みのバランスが絶妙のマカロンです。
「トンカ豆と桜のストロベリームース」は、いちごにホワイトチョコレートをコーティングしたものと思ってしまうほど、形はいちごそのもの! 萌え断ファンも喜ぶ断面の美しさが楽しめます。桜の塩漬けが特徴的な深い味わいのスイーツです。
「桜モンブラン」は、優しくふんわりとした見た目のイメージとは違い味はしっかりとしていて、そのギャップも楽しめます。和栗クリームがいちごの酸味と合うことにびっくり! ホイップクリームがたっぷりと絞られていますが実はその中にもサプライズが。それは食べてみてのお楽しみ。
ほかにも「桜ストロベリーショートケーキ」や「紅茶のムースと桜ストロベリータルト」「ストロベリー桜シュークリーム」など、銀座の中にひっそりと咲く桜を愛でるような気持ちで味わえるスイーツばかりです。
セイボリーは3種類。「桜海老のスプリングロール」は、衣がカリカリとしていて冷めていても美味しさ変わらず! しっとりとしたジャガイモのフィリングと桜海老の風味のハーモニーが楽しめます。スプリングロールは日本語では春巻き。「春」をかけているあたりにシェフの茶目っ気を感じますね。
「牛肉のラグーと百合根のパルマンティエ」は、どっしりとした深い味のラグーとピューレ状のジャガイモの相性が抜群! ほっこり甘い百合根で桜の花びらをかたどり春を演出。
「サーモンムースとディル ブリオッシュのオープンサンド」は、濃厚なサーモンのムースにトマトやディル、そしてモッツアレラチーズを合わせることで爽やかな味わいになっています。
ドリンクはコーヒーや紅茶が飲みかえ自由なので、スイーツやセイボリーに合わせてチョイスしてみるのも良いかも。
古いものと新しいものが絶妙に混ざり合う東京・銀座にふさわしく、スタイリッシュだけど温かみも感じられるNAMIKI667で、東京の春を感じてみてはいかがでしょう。
ハイアット セントリック 銀座 東京「NAMIKI667」
東京都中央区銀座6-6-7
03-6837-1300(受付時間10:00〜22:00)
https://www.hyatt.com/ja-JP/hotel/japan/hyatt-centric-ginza-tokyo/tyoct