アメリカ大使館 農産物貿易事務所が主催する『アメリカ発スポーツ栄養学に基づくヘルス&ウェルネス 2023』にすみれさんが登壇。ぱっと周りが明るくなるような、太陽のようなオーラをまとって現れたすみれさんに、そのヘルシービューティの秘訣を聞いた。
夫婦で一緒に自炊。もっとバリエーションを広げたい!
――毎日の食生活で大事にしていることは?
「朝昼晩きちんと食べること。朝はフルーツやヨーグルト、グラノーラ、オートミールなどをさっと食べることが多いです。お昼は、その日の仕事にもよるけれど、肉や魚などのたんぱく質を必ず摂れるメニューを意識。夜もバランスを大事にしつつ、少し炭水化物を少なめにしたりしています」
――自炊と外食の割合はどれくらい?
「外食するのは週に1回くらい。簡単なものでもいいので自炊することを心がけています。でも本当に簡単なものばかりなので…最近は、もっと手の込んだ料理にもチャレンジしたい!と思っています」
――夫婦で一緒にお料理されているとか。役割分担が決まっているのでしょうか?
「それぞれ作るというよりは、一緒にキッチンに立つことが多いですね。夫はもともとほとんど料理をしたことがない人だったのですが、結婚してから家事の楽しさに目覚めたようで(笑)。私が教えながら、一緒に料理しています」
痩せるのではなく引き締める。マインドチェンジを推進したい
――ヘルシーな食事を心がけるようになったのはいつごろから?
「モデルの仕事を始めたころですね。痩せるように言われて、当時は嫌々やっていました。でも今は、痩せたとか太ったとか、体型のことにあまり執着したくないと思っていて。運動も食事も、頑張りすぎず楽しく!がモットー。痩せるのではなく引き締める。そういう考え方をもっと広めていきたいです」
――“広めていきたい”背景には何があるのでしょうか?
「日本では特に、芸能人の体型に厳しい目が向けられていると感じます。太っても悪い、痩せ過ぎも悪い。でも体型って人それぞれで、コントロールできない部分もあるので、太ることも痩せることもネガティブに捉えたくないと思っています」
――周囲からの目線に、アメリカとの違いを感じますか?
「アメリカではもっと“私は私”“ビューティにはいろいろな形がある”というマインドが浸透していると思います。特にモデル業界では、プラスサイズモデルの活躍が話題になったりと、価値観の変化が進んでいる。とはいえ私も、この仕事をしていると、やっぱりまだまだ体型を気にしてしまうことも多くて…自分との戦いですね」
――そんなすみれさんにとってのソウルフードといえば?
「大好きなのはコブサラダ! 野菜もたんぱく質もたっぷり摂れて、サラダだけど大満足。大好きなチーズが入っているところもポイントです(笑)」
――最後に、心身を幸せに保つためのルーティンを教えていただけますか?
「美味しいものを食べて、運動して、しっかり眠る。簡単なことですが、それだけで幸せな毎日を送ることができる気がします」
イベント当日、一緒に登壇した管理栄養士・公認スポーツ栄養士の橋本玲子さんも、すみれさんのライフスタイルに太鼓判。
「何を食べるかの前に、どう食べるかが実はポイント。食事のリズムをつくることで代謝もよくなります。リズムがあればバランスもとりやすくなるなるので、野菜や果物を摂れない日があれば、翌日にはしっかり摂るようにするなど、長めのスパンで調整できるといいですね。そして、栄養をしっかり吸収するためには睡眠も必要。アスリートも、朝早いトレーニングで睡眠が短くなると食欲が低下することがあります。だから、睡眠をとることは栄養学の観点からも大事なことなのです」
美味しいものを食べて、運動して、しっかり眠る――すみれさんの考え方こそヘルシービューティの基本。ぜひ参考に!
すみれ
1990年7月15日生まれ、東京都出身。7歳から高校卒業までハワイで過ごしたのち、アメリカの大学へ進学。2011年に日本で芸能界デビュー。以降、モデル・女優・歌手として幅広く活動。近年は全米ドラマデビュー、その後ハリウッド映画に進出するなど活動の場を世界へ広げている。2021年に一般男性と結婚、2022年に第一子を出産した。