東京のウォーターフロントシティーお台場にある「ヒルトン東京お台場」の魅力は、レインボーブリッジや東京タワー、そして東京の街並みを一望できる絶景。都内でもリゾート気分を満喫できると人気の「ヒルトン東京お台場」に泊まって、ホカンスを体験してみました。(スイーツ・グルメ担当ライター/YUKI YONEI)
ホカンスってどんな旅?
ホカンスとは「ホテル」と「バカンス」を組み合わせた韓国生まれの造語で、旅の目的はホテルステイ。観光ではなく、ホテル内での食事やスパ、アクティビティなどを楽しむことがメイン。近場でも気軽に非日常体験ができて、リフレッシュするのに最適です。ここ数年の行動制限もあり、一気に注目の旅行スタイルとなっています。
ヒルトン東京お台場がホカンスにおすすめな3つの理由
1. 部屋からの眺めが素晴らしい!都内でも屈指のパノラマビュー
すべての客室にバルコニーが備わっているヒルトン東京お台場。そこから臨む景色は、朝、昼、晩と時間によってさまざまに異なる表情を見せてくれます。窓の外に広がるパノラマビューが部屋の一部として存在しているかのよう。部屋はシンプルで落ち着きのあるインテリアでまとめられています。
宿泊した日はあいにくの曇りでしたが、それでもバルコニーからの景色はすごい!の一言。目の前にはレインボーブリッジ、そして東京タワーと東京の夜景が。遮るものが何もなく、東京湾の絶景を独り占め状態にできるなんて、なんて贅沢! ずっと部屋にいても飽きない、これこそホカンスの醍醐味です。
リネン類は吸水力があり気持ちの良い使い心地です。ナイトウェア、バスローブもあるので、身軽に訪れることができます。
バスタブと洗い場は別々になっていて、シャワーはオーバーヘッドシャワーもあります。お気に入りのバスソルトを持参すれば、バスタイムをより楽しめそう!
2. オリジナルの和の香りに包まれて。スパでリラックスできる
ホテル5階には「庵スパTOKYO」があります。屋内温水プールやサウナを併設したアクアゾーン(別料金)と、施術を受けられるトリートメントルームに分かれています。今回はトリートメントのみ利用しましたが、できればアクアゾーンにあるジェットバスやサウナでゆっくりと体をほぐしてからトリートメントを受けるのがおすすめです。
庵スパのトリートメントルームはシンプルで清潔感があり、穏やかな空気が流れる空間。人気メニューは庵スパオリジナルコスメを使用したフェイシャルとボディートリートメントの「禅ZEN シグネチャー」と、庵スパオリジナル精油を使用した「アロマテラピーボディ」の90分コースだそう。長さは60分、90分、120分とお好みで選べます。
60分の「アロマテラピーボディ」を早速受けることに。まずは使用するオイルを決めます。香りから直感的に選ぶことが多いのですが、今回は「胃腸や肌に元気を取り戻したいときに」の説明文が今の自分にぴったりと、ゆず・みかんの香りでお願いすることに。
ヒーリングミュージックが流れる中、絶妙な力加減の心地良いストロークで、疲れが溶け落ちていくよう。ゆずとみかんのどこか懐かしい香りに包まれて、ほんわかリラックスした至福の時間を過ごしました。
トリートメント後はリラクセーションラウンジでお茶をいただきながらまったりと余韻を楽しみましょう! レインボーブリッジが間近に見えます。天気の良い日は広々としたベランダに出てリラックスタイムを過ごすのも良いかも。
血の巡りが良くなったのか、少し時間が経ってから体の内側が温まったような気持ちの良いけだるさを感じ、体がリセットされた気分に。肌も数日間潤いをキープしていてとぅるとぅるでした。
3. 充実の食事。ルームサービスのクオリティが高い!
ホテル内には日本料理、中国料理、グリル料理などを提供するレストランもありますが、ホカンスならば、ゆっくりとお部屋で気兼ねなく食事をしたいものです。ということで、今回はルームサービスで、北海道の食材がふんだんに使われているコース料理をいただくことにしました。
時間通りにワゴンで運ばれてきた料理は、盛り付けがきれいで、見た目から美味しさがあふれでているではないですか! 結論から先に書いてしまいますが、どのお料理も本当に美味しくて心からおすすめできる内容でした。
メインの「かみふらの和牛A4ロイン80gの網焼き 野菜のグラッセとキャロットムース マデラソーストリュフ風味」は旨味がすごくてジューシー。ミディアムレアぐらいの焼き加減が、素材の良さをうまくひきだしています。別添えのマデラソースはトリュフの香り高く濃厚な味わい。野性味あふれるゴボウやセロリなどの野菜もおいしく、ベーコンの細切りが隠れたアクセントに。
前菜は新鮮な鯛のやわらかな身と昆布との和の組み合わせが楽しめる「鯛と北海道昆布和え ビーツ 青海苔ジュレ」。ジュレやエディブルフラワーによって洋風な装いに。
「オニオングラタンスープ ニセコ高橋牧場チーズ」は文句なしの美味しさ! 濃厚なチーズとあめ色玉ねぎの甘みが絡み合い、コクのある味わいが秀逸です。
お魚料理は「北海道真鱈のポワレ フォレスティエール ブルギニョンバターソース」。きのこが風味よくソテーされていて美味しい。ニンニクとパセリを混ぜたブルギニョンバターソースが淡白な鱈にとてもよく合います! 皮目はパリパリでほど良い焼き加減。
デザートの「イチゴフロマージュブランのデザート(北海道原乳使用のフロマージュブラン)」はさっぱりとした味わい。口どけが良く、雪を食べているみたいに口の中ですーっと溶けていきます。濃い赤色のソースは酸味が強くて小さいベリーがたくさん入っています。なんのベリーだろうか、もしかしてこれハスカップ?と思い、食後に尋ねてみたら正解でした。生のハスカップをふんだんに使っている、なんとも贅沢なデザート。
窓の外の白くまばゆいレインボーブリッジと、東京の夜景を満喫しながらの食事は、最高の幸せ時間になりました。
翌日は朝からエネルギーチャージ!「シースケープ テラス・ダイニング」で朝食をいただきました。
ズワイ蟹のオムレツは蟹爪が添えられていて朝から豪華。アメリケーヌソースがリッチな味わい。赤肉メロンを使った甘くてクリーミーなメロン・オレは、おかわりするほどのお気に入りに。トッピングが充実のサラダ、種類豊富なホットミールなど、充実の朝食でした。
チェックアウトは12:00と遅めなのがリゾートっぽくて嬉しいですね。朝活派は道幅が広くロケーションも最高なお台場をランするのも、フィットネスセンターで汗を流すのも良いかも。私は窓際でお茶を飲みながらまったり派。最後まで部屋からのパノラマビューを堪能しました。
ゆりかもめに乗って景色を見ながらヒルトン東京お台場に向かうと、その時点で東京ではないどこかのリゾートに来た気分になれます。言い過ぎでしょうか? ぜひ体験してみてくださいね!
ヒルトン東京お台場
東京都港区台場1-9-1
https://www.hiltonodaiba.jp/