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TRENDLIFESTYLE

2022.01.09

出演アーティストが語る!「THE FIRST TAKE」の舞台裏

白いスタジオで一度だけ歌える、一発撮り。2019年にスタートしたYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」は、出演アーティストにとってどんな場所? ほかの音楽番組とどう違うの? パフォーマンス動画が特に話題になった4組に訊きました! さらに、チャンネル運営スタッフと、クリエイティブディレクター清水恵介さんに企画が生まれた背景を伺いました。

「マイクと自分だけの宇宙」北村匠海(DISH//)

北村匠海

圧巻のパフォーマンスがズラリと並ぶチャンネルなので、出演が決まったとき、「どうしよう」って感じでした。飾らず、とにかく歌うだけだなと。100万回も観てもらえたら最高だよねと、メンバーと話していました。

収録は、ライヴにもレコーディングにもない、独特の緊張感がありました。マイクと自分だけの宇宙のようで。誰もいない、レンズだけに覗かれている環境なので、その孤独感が逆に歌だけを引き立たせるような。あの場でしか出ないパフォーマンスというか表現の幅は、僕自身も歌っていて感じました。歌い出せば、最初の緊張は嘘のようなふわふわとした感覚がありました。ほかのどこにもない特別な音楽体験でした。

北村匠海(きたむらたくみ)
DISH//のボーカル、ギター。「THE FIRSTTAKE」にて披露した「猫」が話題となりストリーミング累計再生回数4億回を突破。現在映像の再生回数は1億6000万回で歴代トップ。

「大切な場所」優里

優里
僕自身も大好きなチャンネルで毎回動画が出るたびに楽しみに観ています。収録はとても緊張しました。一発撮り、そしていつもと違う環境で歌うのはドキドキしますが、歌だけに集中することで、「THE FIRST TAKE」という空間をめいっぱい楽しんで歌うことができました。

この出演をきっかけに、たくさんの方が僕の歌を知ってくださり、チャンスをくれた大切な場所になりました。

優里(ゆうり)
2020年デビュー。「THE FIRST TAKE」で「ドライフラワー」を披露したことで話題になり、この曲は日本人アーティスト最速のスピードでストリーミング再生回数4億回を達成した大ヒット曲となった。

「今まで味わったことのない緊張」長屋晴子(緑黄色社会)

長屋晴子
海外の方も注目しているチャンネルですので、多くの反響をいただきました。自分たちのことを知ってもらうという点でもありがたい経験だったのですが、表現の幅を増やす、新しい緑黄色社会を伝えるという点でも素晴らしい経験をさせていただきました。「THE FIRST TAKE」でのパフォーマンスは、ライヴともレコーディングとも違う、これまでに体験したことのない表現の場。自分でも知らなかった自分の表現に出合うことができたり、このチャンネルだからこそのアレンジを考えたりと、たくさんの刺激を受けました。

ライヴは、たくさんのお客さんが目の前にいて、ひとりひとりに楽しんでもらえるように頭をフル回転させながらパフォーマンスをすることが多いのですが、「THE FIRST TAKE」は曲の一瞬一瞬に、そして自分自身や歌そのものに集中するので、自分はどこまで行けるんだろうという期待、そして興奮に近いような…今まで味わったことのない緊張でした。

長屋晴子(ながやはるこ)
緑黄色社会ボーカル、ギター。高校時代に「緑黄色社会」を結成し2018年デビュー。「THE FIRST TAKE」では「sabotage」「Shout Baby」を披露。

「戦場に向かうような気持ち」adieu

adieu
1度目の出演のときは、「THE FIRST TAKE」の企画が立ち上がったばかりだったので未知な部分が多く、チャレンジングな企画だとワクワクしました。今思えば最初が一番肩の力を抜いてパフォーマンスできたように思います。それからみるみるこのチャンネルの持つ影響力が大きくなっていくのを感じていたので、2度目の出演のお話をいただいたときにはドキリとしました(笑)。戦場に向かうような気持ちでスタジオに入ったのを覚えています。

音楽とここまで密になれた経験は初めてでした。自分がどのようなパフォーマンスをするかによって、真っ白な空間をいかようにも色付けられる気がし、試されているようでした。少しの息遣いや目の動き、指の表情まで細かく切り取ってくださるので、誠心誠意音楽に向き合わなければ!という気持ちですね。次の機会があれば、肩の力をなるべく抜いた状態でパフォーマンスをできたらなと思います。

adieu(あでゅー)
映画『ナラタージュ』の主題歌「ナラタージュ」を女優・上白石萌歌であることを隠して歌い、第1回の「THE FIRST TAKE」で歌唱シーンを初公開し話題に。

制作スタッフにQ&A!

おもかげ

LiSA×Uruの共演でも話題になった「THE FIRST TAKE」からのアーティストコラボ企画第2弾が公開中。NHK紅白歌合戦出場も決定したmilet、2020年に活動10周年目となったAimer、そしてYOASOBIのボーカル・ikuraとしても活躍中の幾田りらの3組が共演。この企画のために作られたオリジナル楽曲のプロデュースを手がけるのは「東京フラッシュ」なども話題のマルチアーティストVaundy。今が旬のクリエイターたちの豪華コラボを実現できるのも「THE FIRST TAKE」の強み。

Q. THE FIRST TAKEはどうして生まれたの?

A. 新しい時代の「初々しさ」を表現するため。
これまで、ヒット曲はCMやドラマ・歌番組などから生まれましたが、ストリーミング中心の時代となり、音楽の楽しまれ方やヒットの方法は変化しました。海外でもさまざまな映像コンテンツから、新人の知名度がアップしたり、ヒット曲も出てきていました。そんな背景もあり、スマホで好きなときに視聴できるYouTubeが中心となる新しい音楽コンテンツを作ろうと考えたのです。(運営)

新しいものを作ろうと思ったとき、テクノロジーとしての「新しさ」ではなく、「初々しさ」という意味の新しさを追求しようと思いました。新しい、初々しいことは、人生にとって栄養のようなもの。アーティストも視聴者も、初々しい気持ちが引き出されるようなコンテンツを目指し、誰もいない白いスタジオ、一発撮りで自身の音楽に向き合うというシンプルな方法に行き着きました。(清水)

Q. なぜみんな白い背景で歌うの?

A. アーティストだけを見てほしいから。
お手本にしたのはファッション撮影や、ファッションショーの手法です。ライティングとアングルにこだわり一枚絵として美しいものを作り上げる。ファッション撮影はモデルと服が際立つように白い背景で撮りますが、「THE FIRST TAKE」もアーティスト本人の人間味と音楽だけにフォーカスして、ほかの情報は入れないようにしようと。写真と映像の中間領域の可能性を追求しました。(清水)

Q. ヒットを予測しビジネス展開した?

A. コロナ禍で、時代に合わせたコンテンツ制作をしてきました。
ここまでチャンネルが大きくなるとは予測していませんでした。2019年11月にチャンネルがオープンし、その直後のコロナ禍。それでも、コンテンツを止めたくないという気持ちがあったので、アーティストの皆さんに機材をお送りして、完全リモートにて自宅やプライベートスタジオで収録していただく、「THE HOME TAKE」という企画をスタートさせました。この企画で多くの方にチャンネル登録をしていただけましたね。その後、無観客ライヴも増えてきたので、私たちもライヴハウスから一発撮りを届ける「THE FIRST TAKE FES」を始めました。予期しなかったことですが、コロナ禍で在宅となり動画を観る時間が圧倒的に増えたことを考えて、その時々の状況に合わせ、コンテンツを制作していったんです。(運営)

Q. アーティストはどうやって選んでいる?

A. ストリーミングチャートとSNSを追い、記録すべき“今”を見つけています。
ストリーミングチャートを常にチェックし、その時々で聴かれているものをコンテンツにしたいと思っています。海外の視聴者獲得を意識していることもあり、アニメ主題歌を担当しているアーティストにも多数ご出演いただきました。コロナ禍に入ってからは、メッセージを届けたいと、卒業式ができなかった学生に向け、マカロニえんぴつさんに「青春と一瞬」を、フラワーカンパニーズさんに「生きててよかった」という歌詞が印象的な「深夜高速」を歌唱していただいたりしました。SNSの意見も参考にしています。登録者は18歳から30歳までが中心なので、若い世代にもキャリアの長いアーティストの今を届けたいという気持ちで、郷ひろみさんや鈴木雅之さんにご登場いただきました。(運営)

Q. 横顔にフォーカスする理由は?

A. 横顔はずっと見ていられるんです。
顔はその人の生き方が詰まった情報量の一番多い部分。だからこそ、よっぽど好きな相手でないと、正面の顔を見続けることは難しいと思ったんです。でも横顔だったら、ちょうどいい距離感でずっと見ていられる。それに口元の微妙な筋肉の動きや瞬きなど、細かい表情を見ることで、視聴者は感情移入しやすくなると思ったんです。(清水)

スマホで映像を観るということを前提に考えると、横顔のアップはとっても見やすいんですよね。シンプルな横顔と白い空間を4Kの高画質と高音質マイクでおさえる。そこにも緊張感と没入感が生まれます。(運営)

Q. 失敗した人っているの?

A. います。ミスもそのまま記録しています。
グループ魂の「君にジュースを買ってあげる♡」のときに、ボーカルのバイト君のイヤホンが外れてしまい、最後まで何も聴こえない状態で歌ったことがありましたね。ほかにも、歌詞やギターコードを間違えたりとミスはこれまでたくさんありました。ミスも音楽の醍醐味のひとつだと思っています。ジャズにも即興演奏というものがありますよね。このチャンネルもミスが減点になるのではなく、そこが魅力になっています。失敗することよりも、挑戦する姿自体がカッコいい。音源どおりでないのが「THE FIRST TAKE」の魅力です。(清水)

THE FIRST TAKE
https://www.thefirsttake.jp/

PHOTO=長山一樹

COOPERATION=安井桃子

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