暮らしを豊かにする情報には常にアンテナを張っておきたいもの。フリーライターの和多亜希さんが、取材から得た今知っておきたい情報をご紹介。
あなたは大丈夫?夏に多い睡眠障害
猛烈な暑さの続くこの夏。暑さによる寝苦しさからなかなか眠れない、夜中に目が覚めるなど、夏に眠りが浅い人は多いようです。実際、ネオマーケティングによる眠りの調査(2018年)でも、夏は眠りが浅いと回答した人は8割以上という結果に。
また暑さだけでなく、コロナ禍によるテレワークも睡眠に影響が出ているようです。「仕事のオンオフがはっきりしないテレワークは、時間のメリハリがなくなり、生活リズムが乱れて、寝つきが悪い、スッキリと目覚めないなど睡眠に関わる症状が多い」と杏林大学名誉教授、精神科医の古賀良彦先生。心身の健康を維持するためにも、睡眠の質を向上させることが大切です。
睡眠障害から始まるコロナブルー
変異株の出現により、なかなか収束しないコロナウィルス。従来の生活が送れないことがストレスとなって、それが高じて憂鬱な気分になるといった症状が現れるコロナブルーが増えているそうです。
ストレスは安らかな眠りを妨げ、生活リズムの乱れは体内リズムを乱して睡眠に影響することからも、コロナブルーの最初の症状として現れるのが睡眠障害だそうです。
「寝つきが悪い、途中で目が覚める、朝早く覚醒する、スッキリ目覚めないといった症状が表れたらストレスのサインとなるので、早めの対処が大切です」と古賀先生。
日々の生活の見直しが重要
睡眠のリズムを取り戻すためには、生活リズムの乱れを正すことが肝心です。オフィスに出社する場合もテレワークの場合も同じように、一定の時間に起床すること、太陽の光を浴びること、3度の食事をほぼ決まった時間に取ることは、生活リズムを保つのに大きく役立つとのこと。気分転換をはかって余暇を楽しむと、ストレスの蓄積を防ぐことができるそうです。
レモンで生活リズムを正しく調整
レモン果汁には香りの主成分としてリモネンが含まれ、レモン果汁を摂取すると体内時計の働きが強化されるという研究結果がポッカ中央研究所から発表されています。体内時計とは、生活リズムを正しく機能するように調節する脳の働き。さらに、レモンの香りは脳を活性化するという結果が古賀先生の研究でも得られています。
「一日の生活のオンオフを明確にすると共に、仕事中にも適切な休憩を設けてオーバーヒートの状態から心身をリセットすることが大切です。その手段の一つとして、仕事中に飲み物で短いオフ時間を作り、心身の疲れを癒すといいでしょう。レモンドリンクなら、その後の作業能率のアップにも役立ちます」と古賀先生。
レモンドリンクで癒し&リフレッシュ
専門店も相次ぎ出店するなど、昨年からブームのレモネード。低カロリーで美容効果も高く、ダイエットにも最適なことが人気の理由のようですが、コロナ禍によるストレスや疲労を軽減するために自然と体が求めているのかもしれません。自宅でも簡単に作れるので、ぜひテレワークの合間に取り入れてみてください。生活リズムを整えて睡眠の質を向上させることにも有効です。レモン果汁は「ポッカレモン100」を使うと、手軽に作れます。
レモン果汁 大さじ2、はちみつ 大さじ1を入れてよく混ぜ合わせたところに、水150mlを加えて混ぜ、好みで氷を浮かべた「レモネード」。
レモン果汁 大さじ2、はちみつ 大さじ1を入れてよく混ぜ合わせたところに、炭酸水150mlを加えて混ぜ、好みで氷を浮かべた「しゅわしゅわレモネード」。
気分を変えたいときにはこちらを。牛乳150ml、レモン果汁 大さじ2、はちみつ 大さじ1を入れてよく混ぜ合わせ、好みで氷を浮かべた「レモンラッシー」。
コロナ禍の今、漠然とした不安や緊張が睡眠の妨げとなっているかもしれません。コロナブルーは憂鬱になるばかりでなく、前向きな気持ちも失われると古賀先生。だからこそ、レモンの香り「リモネン」で、不安な心を和らげてくださいね。
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