英会話の中でもよく使うのが、何かを比べる表現。いわゆる比較級と最上級ですが、使いこなせるようになるには、ちょっとしたコツが必要です。今回は2つを比べる表現、比較級についてみていきましょう!
比較級
2つのものを比較する時は、比較級を使います。
中学校の時に習った人も多いと思いますが、基本形は「形容詞(もしくは副詞)+er」+thanのカタチを使うことで、2つのものを比べる表現になります。
Tokyo is bigger than Cebu.
(東京はセブより大きい)
Cebu is warmer than Tokyo.
(セブは東京より暖かい)
どの言葉にmoreをつける?
つづりの長い形容詞・副詞は、形容詞・副詞+「er」ではなく、「more」+形容詞・副詞になります。どうやって見極めるかというと、基本的には「3音節(シラブル)以上」からなる長めの単語にはmoreをつけます。
beautiful(美しい)・・・more beautiful
expensive(高価な)・・・more expensive
efficient(効果的な)・・・more efficient
音節(シラブル)ってなに?
英語にはシラブル(syllable)日本語で言うと「音節」と呼ばれる発音上の要素があります。「1つのシラブルには母音が1つ」がルールです。母音というのは「A I U E O」ですが、ここでいう母音は、つづりではなく発音のルールです。文字と必ずしも一致はしないので気を付けてください。そして、1つのシラブルに子音は1つとは限らず、複数の子音を含む場合が多々あります。
比較級の例外
erとmoreをつけるのではなく、比較する時に、形が変わる単語もあります。good と well は比較級にした際には、それぞれ better と best に変化します。同じように、many と much は more に変化します。
My friend speaks Spanish better than me.
(私の友達は私よりスペイン語が上手なんです。)
The sister has more bags than me.
(姉の方が私よりもっと多くのバッグをもっています。)
When you are content to be simply yourself and don't compare or compete, everyone will respect you.
― Lao Tzu老子曰く
「自分自身であることに満足し、他人と自分を比較したり、他人と競そったりしなければ、誰もがあなたを尊敬するでしょう」
確かに。英語の「比較級」は使える表現ではありますが、他人と自分を「比較」してクヨクヨするのは良くないですね!