コロナ禍のステイホームで、おうちごはんが当たり前となって半年以上。「毎日の食事もマンネリになってきた」なんて言っていてはもったいない! 季節は夏から秋へと移り、旬の食べ物も確実に変わってきています。秋は新米をはじめ、蕎麦や芋類、キノコ類、ナシや柿などのフルーツが美味しい季節。日本酒も秋の到来を告げる「ひやおろし」が限定販売されるなど、見逃せない食材が多数あります。
特に地元の食材は、朝採れたてなど鮮度がいいからこそ、味が濃く、野菜本来の香りや旨味のインパクトも大。カットしてサラダに、焼くだけ、蒸すだけなどの簡単な調理でも驚くほど美味しくいただけるはずです。
地元の野菜は美味しく、栄養抜群
人の命や健康はその土地と共にあるという意味の「身土不二(しんどふじ)」という言葉があるように、地産地消も同じような意味合い。有名産地の野菜や外国産の野菜を取り寄せても、地元の鮮度のいい野菜の味に敵うものはないはずです。
トマトひとつとっても、青っぽさが残るうちに収穫されたトマトと畑で完熟されたトマトのビタミンCの量は雲泥の差。もちろん、栄養価は美味しさにも比例します。新鮮で美味しく、安全な地元の野菜こそ、意識して食べたいですね。
ご当地伝統野菜は旬の美味しさそのまんま
最近よく目にするご当地伝統野菜は、本来の旬の味覚を楽しめます。その地域のブランドとして認められるような品質の高いものなので、鮮度が高く、味も栄養も文句なし。ただ、生産量が少ないためスーパーで高めの価格設定になっていることもありますが、売れ残ると発注量が減ることで生産量が減り、負のスパイラルとなってしまいます。地元の野菜は流通コストがかからない分、環境にも優しく、コストの上乗せもないはず。地域に根付いた豊かな食をつなげるためにも、まずは味わってその価値を知りたいですね。
まちの特産品を探してみる
最近ではスーパーでも地場農産物の販売コーナーを見かけることも。JA直売所やファーマーズマーケットなどに行くと、新鮮でお手頃価格のうえ、朝の採れたてが並んでいます。野菜や果物だけでなく、肉や鮮魚、蜂蜜やジャムなど農家さん手作りの加工品も買い求めることができます。旅先では朝市や道の駅が外せません! その土地にしかないような農産物に巡り合えるかもしれません。
週末には農地と都市をつなぐマルシェを楽しむ
週末などに開催されるマルシェでは、生産者さんと直接コミュニケーションが取れるのが魅力。農産物のこだわりや美味しくいただくヒントを伺いながら食文化に触れられるほか、直接味見させてもらえることも。なにより作る人の顔が見えて安心です。
大阪でもこだわりの食材を集めたマルシェが今秋より開催されています。
大阪城公園内の歴史的建造物「MIRAIZA OSAKA-JO」の最上階にて、10月4日を初回に1年間、月に一度の“ええもんマルシェ「RAKUICHI-RAKUZA」”が開かれます。
関西一府五県の生産者による食材の販売だけでなく、併設のBBQエリアで購入した食材をその場でいただくことも。穀物や野菜、フルーツ、ジャムやスイーツなどの加工品、お酒などその月によって商品は異なりますが、食べどきの食材が満載! 関西のこだわりの美味を求めて出かけてみませんか?
コロナ対策として、三密を避けるために入場制限のほか、検温、アルコール消毒も実施しているから安心です。
※10月以降の間近のマルシェ開催予定日:11月1日(日)、12月6日(日)