ものごとの本質を知り、幸せな人生を歩むための連載「オンナの生き方・磨き方」。vol.14となる今回は、新しい時代を生き抜くために絶対不可欠な10の条件です。
オンナとしての差が浮き彫りになる時代へ
緊急事態宣言が徐々に解除されはじめた今、世の中の関心はこれから先の未来、つまり“アフターコロナ”に注がれています。これまでとは常識がガラリと変わってしまうといっても過言ではない潮目をきっかけに、幸せになれる人とそうでない人の差とは? 新時代の心得を覚えておきましょう。
1. 「“いつか”は来るとは限らない」を肝に銘じるべし!
いつか観たかった映画も、そのうち行こうと思っていた展覧会も、自分以外の大きな力によってできなくなることがあると知った今。その経験を生かすなら「いつか」と言わず、「今」行動しましょう。自分自身が行動すればいつでもできると思っていたことは、不可抗力により実現不可能になることがあります。「いつか」は必ずや来るとは限らないから、会いたい人にはすぐ会いに行く、やりたいことは即実行に移す。何事も先延ばしにしないと決意して、自粛明けを待ちましょう。また、自粛明けに行動するなら今このときに準備をしておくのも大事です。思い立ったら吉日! 善は急げ!
2. 家を最高のパワースポットにすべし!
人は過ごす場所の影響を大きく受けます。STAY HOMEの期間はもちろん、日常が動き出し、疲れて帰ってくる場所としても、家はあなたにとってエネルギーチャージができる最高のパワースポットであるべき。外でどんなことがあっても、玄関で靴を脱いだらイヤなことがすべて吹っ飛び、次の日への活力が沸いてくるように、家の中を快適に整えておきましょう。リネン類を奮発するもよし、香りにこだわるもよし、バスタイムに注力するもよし。目の前の現実に振り回され、世の中の暗いムードに心まで流される必要はないのです。
3. 収入の柱を複数つくるべし!
今回の世界的危機で、自分の働き方について考え直した人、多いのではないでしょうか? それもそのはず、コロナ禍で所属している会社が傾いたり、または命に関わる価値観の違いを、会社もしくは上司に感じたという人も多かったのだそう。そこで考えて欲しいのが、収入源を複数つくること。もしもあなたの会社が副業OKであれば、オンラインやSNSでの起業を考えてみて。会社が傾いたからと言って、自分も共倒れになるというのはそもそもおかしい話。たとえフリーランスだとしても、限られたクライアントから仕事を振ってもらえないと収入がない人も同様です。新時代は本当の意味での経済的自立を目指しましょう。
4. オンラインに強くなるべし!
先に挙げたSNS起業をはじめ、リモートワークに在宅勤務と、オンラインの重要性を強く実感すると同時に、これから先の主要ツールになることはもうお気づきですね? そんななか、アナログ一本でやっていくのは(そこにただならぬこだわりがある場合をのぞいては)とても大変。不特定多数に向けて手でチラシを配るのとツイッターやインスタグラムで発信するのとでは拡散力に圧倒的差が出るように、これまでにさらに輪をかけてオンラインはマストであり、活用しない手はありません。苦手な人もそうでない人も“オンラインテクニック”を研究しましょう。ネットの世界は日進月歩。今このタイミングこそが改めて勉強するチャンスです。
5. 気持ちを素直に伝えるクセをつけるべし!
なんでもない日常がどれだけ尊く、また貴重かということを、私たちはこれでもかというほど思い知らされました。そこで習慣付けたいのは、自分の気持ちをストレートに相手に伝えること。家族への「ありがとう」、恋人への「愛してる」、そして友人への「ごめんなさい」など、意地や恥ずかしさで隠そうとせず、正直かつ丁寧に言葉で伝える努力を。自粛期間でいらない人間関係は淘汰されたはずですから、今あなたに寄り添う人たちをいちばんに大切にしましょう。現実はとてもシンプルなものです。
6. 免疫力を上げまくるべし!
今回のことで免疫力が大切だと痛感したのと同時に、急に上がるものでもないことは分かりましたよね? つい、誰かのために、世の中のために何かをしたい気分になりますが、まずは自分が自分の身体を最大限に気遣うこと。あなたが健康でなければ、あなたの大切な人が困ったときに助けてあげることができません。そしてもうひとつ大事なのは「あなたもだれかの大切な人」だということ。あなたが健康でいてくれるだけで、幸せを感じている人が必ずいるのです。まずは腸活あたりからはじめて、自律神経が整うように規則正しい生活リズムを取り戻しましょう。
7. 自分の長所・才能をいかすべし!
これからは個の時代。それぞれがそれぞれの長所や才能をいかし、それが直接社会貢献につながる時代が、このコロナショックによりかなり前倒しでやってきました。たとえば仕事ひとつ取っても、上司や先輩の言うとおり従順にやるだけの人ではなく、好きなことを自ら工夫して多くの人を喜ばせる形になるまで突き詰める人のほうが重宝される。リモートワークが進んで、人付き合いがそこまで重要視されなくなればなおさらです。そこで大切なのが自分の優れたところを見つけ、磨き上げる努力。ニッチな才能こそ、今求められている能力そのものなのです。あなたの才能はなんですか? どんなところが優れていて、なにが得意で、どう生きて生きたいでしょうか。
8. 表現方法をとことん磨くべし!
7で挙げた自分の長所・才能を見つけたら、今度はそれを表現する方法を模索しましょう。書く、話す、描く、築く、踊る・・・。何でもいいですから、自身を最大限に伝える方法を身につけるのです。これはオンラインが主流になればなるほど重要になるテクニック。なぜなら直接対面しているときのニュアンスやムード、間 (ま)などが伝わりにくいためです。どんな素晴らしい才能も活用しなければクローゼットに眠ったままのドレスと同じ。磨かれることのない原石と同じで、まさに宝の持ち腐れになってしまいます。
9. 自分で自分を喜ばせる術を知るべし!
なにが起こっても、起こらなくても。だれといても、いなくても。自分をいちばん喜ばせるのは自分自身でなければなりません。「恋人と会えないからつまらない」「外出しなければ幸せを感じられない」という人は、いずれどんなに素晴らしい恋人といても、どんなに遠くにお出かけしても、幸せを感じることができなくなります。
重要なのは、“だれか”や“なにか”といった外的刺激によって自分のご機嫌を保つのではなく、自分で自分を盛り上げる術をたくさん知っておくこと。退屈したときには楽しませ、悲しいことがあったときにはそっと背中を慰める。そんなことをしてくれるのは恋人でも友人でもなく、まず一番に自分自身であるべきなのです。
10. 「すべてを元に戻さない」と覚悟すべし!
コロナショックによって仕事や人間関係にネガティブなことが起こった人は、つい“ビフォアコロナ”の頃にすべてを戻そうと努力してしまうかもしれません。けれど、今回のことで私たちの意識には変化が生じ、時代にも次々と新しい波が立ち始めています。残ったものに意味があるように、無くなったものにもきっと意味がある。今までのやり方をしていては、結果も今までのまま。ダメになったことからはさっと軽快に身を引くことも時には重要です。大丈夫、本当に必要なことであればそれはまた戻ってきます。過去のことを考えている間は気力や運が落ちるとも言われていますから、今こそ前を向いて、これからの変化を楽しむぐらいの覚悟を決めましょう。
“いつもの日常”の定義が変わってくると予想される近い未来。ここで心機一転前に進むか、もしくは過去ばかりをお手本にして生きるかは、今の自分にかかっています。本当の意味で満たされた人生を生きるために、今必要な10ヵ条は、きっとこれからの毎日を楽に、そして一本筋の通ったものにしてくれるでしょう。