時代を超えて、私たちのライフスタイルに寄り添い、ともに歴史を歩んできたデニム。その象徴とも言えるのが、150周年を迎えるリーバイス®︎の501®︎。節目を迎えるブランドの5つのトピックをご紹介。
1. 作業着として誕生し、アメリカ西部ではカウボーイの間で人気に

〈左上〉リーバイス®︎デニムを愛用するカウボーイたち。〈右上〉ハードワークに耐えうる労働者のパンツとしてデニムが誕生。〈左下〉長年リーバイス®︎のデニムを織り続け、2017年に惜しくも閉鎖されたコーンミルズ社の風景。〈右下〉品質を保証する当時の保証書。
金鉱で働く労働者のウェアとして生まれたリーバイス®︎のデニム。パンツの耐久性を高めるべく、リベットでポケットを補強する製法で特許を取得。のちに501®︎となる世界初のジーンズが誕生した。1930年代には西部のワークウェアとして定番化し、カウボーイの間で人気を博すように。このころから、ファッションアイテムとしても進化し始める。
2. 社会変動の瞬間にも立ち会ってきたデニム

〈上〉1989年、ベルリンの壁に集まったジーンズ姿の若者たち。〈下〉1991年、サンフランシスコのプライド・パレードで、リーバイ・ストラウス社のレズビアンとゲイによる従業員協会が、ダイバーシティを求め闊歩した。
デニムは自由の象徴としてその時代の若者の支持を集め、飛躍してきた経緯がある。自由を求めるデモや社会的発信の場において、ブルージーンズを選ぶ当時の若者の姿は、カウンターカルチャーと親和性の高いリーバイス®︎のスピリットを感じさせる。
3. 著名人に愛され続けてきたデニムアイテムの数々

〈左〉タートルネック×デニムのスタイルが定番だったスティーブ・ジョブズ。〈中〉’90年代にはグラミー賞アーティストのローリン・ヒルのため、501®の刺しゅう入りデニムをカスタマイズ。〈右〉ラッパーのスヌープ・ドッグはトラッカージャケットをコラボレーション。
名だたるアーティストや時代のオピニオンリーダーたちも、リーバイス®デニムを愛用してきた。Apple共同創業者のスティーブ・ジョブズが、新作発表会で501®デニムの小さなコインポケットから、当時最小だった「iPod nano」を取り出し、その小ささをアピールしたのは有名な話。
4. 進化を続ける女性向けデザイン

〈左〉女性のための501®︎が発表された、1981年の広告ビジュアル。ジェームズ・ディーンの遺作となった映画『ジャイアンツ』の1シーンが再現され、大きな話題となった。〈右〉女性たちの新定番と呼び声の高い701®︎デニム。
1981年には初めて、女性のための501®が誕生。腰回りはすっきりと、足元にかけてテーパードのかかった美脚モデルの先駆けであった。当時の広告も大きな話題に。一方で、マリリン・モンローが愛用したことで知られる701®︎も今なお人気が高く、世の女性たちにとっては501®︎に次ぐ定番モデルとして支持され続けている。
5. 501®︎デニムの150周年記念モデルが登場!

デニムパンツ¥18,700/リーバイス®(リーバイ•ストラウス ジャパン)
誕生から150年を記念した、501®現行モデルが続々とリリース。ボタンに入った「150」の文字や、タグに「ANNIVERSARY EDITION」と記載された記念すべき特別版。この機会に手に入れて!