効率的にきれいになれる美容クリニックの進化は目覚ましく、私たちの興味は高まるばかり。だからこそ正しい知識を得るために、美容医療初心者のライターYが直撃取材!
目元全体のお悩みに応える
今回は、アイケアクリニックの院長・佐藤香先生を訪問。
GINGER世代のなかには眼科というとコンタクトレンズを購入する時に行くのみという人も多いのでは? 眼球のことだけでなく、病気から美容のことまで、目の周り全般の相談に乗ってくれるのが佐藤先生。
例えば、まぶたが腫れてしまったときや、ものもらいができてしまったとき、皮膚科に行くか、眼科に行くか、迷いがち。
「眼球だけを診る先生も多いのですが、目元は非常にデリケートな部分。まぶたのトラブルも目を専門とする眼科で処置するのが理想です。私は眼瞼下垂や内反症(逆さまつ毛)の手術をすることもあります。白内障手術をきっかけに、その後の目元のお悩みまで相談していただくことも多いんです」
佐藤先生は多い日には1日になんと40〜50件の手術を執刀することもあるそう。
病気ではないけれど、コンプレックスを改善へ
目のお悩みで実は多いのが、白目の色やシミ。病気ではなく失明のリスクがあるわけでもないことから、多くの眼科では治療されることが少ないそう。けれども佐藤先生は病気でなくても本人が気にしていて、そのせいで自信が持てないのであれば改善してあげたいと言います。
「どんなにきれいにお化粧をしても目の中のシミまでは隠せません。それが5分ほどのレーザー治療でシミを取ることができるんです。本人にとってはコンプレックスだったことが改善されると、明るくなって、笑顔が増えて。みるみる素敵になっていく。そんな姿を見るのがとてもうれしいです」
元々美容にも興味があったという佐藤先生は、美容医療の学会に参加して、日々情報収集を行なっているそう。眼科医の知見とボトックスやフォトフェイシャルなどの美容医療をかけ合わせて、独自に目元のきれいを追求しています。
GINGER世代はPCやスマホの使用、コンタクトの費用などの生活習慣からドライアイになりやすく、白目の充血や、ゴロつきを感じるなど、トラブルが起きやすいと佐藤先生は話します。
「お肌を保湿するように、目も保湿を。日頃から目薬で潤いを意識的に補うことが大切です」
また米国眼科学会が推奨する、近くを20分見続けたら20フィート(約60メートル)離れたものを20秒間眺める「20-20-20ルール」も目の健康に有効だそう。セルフケアも怠らずに、目元の健康と美しさを手に入れましょう
近視ケアクリニック渋谷
東京都渋谷区渋谷1-7-7 1F
03-6452-6090
https://cataract.eye-care-clinic.jp/
佐藤香(さとうかおり)
獨協医科大学卒業後、同大学越谷病院眼科入局。栗原眼科病院勤務、八潮中央総合病院眼科医長を経て、2012年にアイケアクリニックを開院。集中力を要する緻密な作業を得意とし、特に白内障レーザー手術において抜群の治療実績を誇る。加えて、まぶたの手術やボトックス注射など、眼科医としての視点を活かした目周りの美容にも注力。著書に『年間2000件の白内障手術を手掛けるスゴ腕ドクター佐藤香院長の白内障治療Q&A 増補改訂版』(幻冬舎)ほか。インスタグラム(@dr.kaori.1008.eye)では、目元のキレイにまつわる情報を発信中!