効率的にきれいになれる美容クリニックの進化は目覚ましく、私たちの興味は高まるばかり。だからこそ正しい知識を得るために、美容医療初心者のライターYが直撃取材!
美容医療のキラキラした世界にカルチャーショックを受けた
今回は、メスを使わない痩身治療とヒアルロン酸やボトックスの注入治療に定評のあるクミコクリニック院長・下島久美子先生を訪問。内科医としてキャリアをスタートさせた下島先生は、美容医療に携わる前と後でそのイメージが大きく変わったそう。
「それまで接していた医療は病気の人を治すモノクロっぽい世界でしたが、美容医療は患者さんが明るくてキラキラしていて、カルチャーショックでしたね。特別な人が受ける医療というイメージがありましたが、美容院感覚で通っている方もいて、もっと裾野が広がっていったらいいなと思いました。時代の流れとともにクリニックのスタイルも変化し、かつては形を変えることが主でしたが、今ではきれいでいるためのスキンケアに近いような感覚で普及しつつあります」
開業当初からボディに注目!医療だからできるボディメイク
下島先生は2014年の開業当時から経営戦略としてボディに着目。クリニックが多数ある都心での開業ということもあり、ブルーオーシャンだったボディの痩身治療、さらにはメジャーだった脂肪吸引ではなく、当時出始めたばかりのクールスカルプティングを使った痩身治療をスタート。
「もともとラインや形を整えることが好きなんです。クールスカルプティングは、その名のとおり彫刻するかのようにボディラインを変えることができます。フェイシャルでも、たるみを引き上げたり、輪郭を整えたり、造形を作ることが好き。ヒアルロン酸はまさにその真骨頂です。好きだからこそ掘り下げて、蓄積された症例写真をホームページなどで見た患者さんが来院してくださるようになりました」
“好き”を追求した痩身治療と注入治療が軸になるとはまったく想像していなかったそう。
限られた予算のなかでは、体よりも顔に投資する人が多いものの、痩身には一定のニーズがあるそう。昨年、最新機器クールスカルプティング エリートが登場し、肌の露出が増える夏を目前に注目度が上昇中。
「どんなに自力で体重を減らしても絶対に落ちないところがあるので、そういうところは頑張る必要はないと思っています。他力本願でいいんです。クリニックだからこそできるボディメイクがあります」
「患者さんはきれいになるために来院されているので、雰囲気の良い場所でやりたいと改めて思うように」という下島先生の思いのもと、来年の開業10周年に先立ち、6月に白金台に移転オープン。新たなスタートを切ったクミコクリニックから目が離せません。
KUMIKO CLINIC
東京都港区白金台4-19-13 白金台TFビル2F(受付)・3F
0120-001-935
https://kumiko.clinic/
下島久美子(しもじまくみこ)
金沢医科大学卒業後、杏林大学第一内科に入局し内科医として臨床経験を積む。その後、都内のクリニックに入職し、レーザー治療、注入療法といった美容医療全般を学び、美容皮膚科医としての臨床経験を積む。2014年10月に日比谷・有楽町に自身のクリニックを開院。プライベートでは2児の母。