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TIMELESSPERSON

2025.03.25

柳楽優弥×笠松将が伝える「次世代を信じるときが来るまでにやるべきこと」

戦慄のヴィレッジ・サイコスリラーとして大きな反響を集める『ガンニバル』シーズン2がディズニープラス スターで独占配信中。前シーズンで張り巡らされた伏線を回収するだけでなく、胸を締め付けられるようなキャラクターの群像ドラマにも注目。さらにスケールが大きくなった最新シーズンについて柳楽優弥さん、笠松将さんにインタビュー。ふたりの相思相愛な素顔に、作品とはまた違った一面が垣間見えます!

アブノーマルなバディのステキなところ

――笠松さんから見た柳楽さんはどんな俳優ですか?

笠松 柳楽さん演じる阿川大悟が自分の正義を追い求めるキャラクターなんですが、それに耐えうる肉体と精神が宿っているのが柳楽優弥さんという俳優だと思いました。お芝居を一緒にさせていただいて心強かったですし、この作品を観てくださった方はワクワクしたんじゃないかなと思います。僕はそのワクワクをいちばん近くで感じられて、自分の人生の財産になりました。

――柳楽さんから見た笠松さんは?

柳楽 僕は笠松くんのこと、本当に好きです。おかげで撮影中ずっと楽しかったんだけど、何が好きなのかなって考えたら、笠松くんにハートを感じるんですよね。このシーンがどうやったら良くなるかを本気で考えているし、頻繁に監督と話していて、笠松くんの姿勢から作品に対する向き合い方を学びました。だけど、この熱量は何回もできないよね。

笠松 本当にできないです(笑)。

柳楽 だからそういうバイブスの人と同じ作品を作れたことが奇跡だし、すごく嬉しい。

笠松 でも僕は、片山さんと柳楽さんの映像作品へのこだわりに心底驚きました。正直、ついていくのに必死でした。だからこそ、この経験をしてよかったなと思うし、観てくださる方にちょっとでもそれが伝わればうれしいです。

――では反対に、共演して意外な一面はありましたか?

柳楽 アクション、好き?

笠松 僕、ちゃんとやったのこの作品がほぼ初めてです。観るのはめっちゃ好きなんですけど、得意か不得意かと言うと…。

柳楽 というのも、笠松くんの筋肉がスゴいんです! 現場でも「めっちゃ鍛えてるけど、アクション好きなの?」ってイジられてました(笑)。

笠松 でも、やっていきたいなと思いました。それも柳楽さんの影響ですよ! 僕はそれまで、お芝居とアクションって切り離していたんですけど、柳楽さんを見てアクションって芝居の延長線だと知ることができた。あと、この作品のなかの暴力性や狂気性にフォーカスされがちなんですけど、柳楽さんは妻の有希(役:吉岡里帆さん)や娘のましろちゃん(役:志水心音さん)に見せる顔や声がめちゃくちゃ優しいんですよ! 狂気で濃い境界線を引いているから、逆の優しさが浮き上がってきて、スゴいと思いました。

柳楽 ギャップってことか! あと、その娘役の心音ちゃんが笠松くんのことを大好きで。作品では「(恵介のマネしながら)喰っちゃるけえ」って言ってるけど、裏では魅了されまくりだよね。

笠松 撮影の中盤までは、お手紙いただいたりとか「ご飯行きたい」って言ってくださって、何人かでパフェを食べに行ったり焼肉に行ったりしたんですよ。でも、撮影が進むにつれて心音ちゃんも大人になられて、次第に相手にしてもらえなくなって…(笑)。遊びたい気持ちを我慢して、君がそれで良いなら僕は受け入れるよって思っていました。

柳楽 撮影期間も長いから成長してるんだね(笑)。

子どもたちに背中を見せていく

――禁断の“人が喰われている噂”を軸にしたストーリーが観る人を夢中にさせました。完結した今、この作品の魅力は何だとお考えですか?

笠松 大悟と恵介に共通するキーワードは、“子ども”だと思うんです。大悟は自分の子も含めて子どもを守りたい。恵介は村の慣習により子どもに対して後ろめたさがある。これからの未来を担っていく子どもたちに僕らの背中を見せていかなければと思います。

柳楽 そうだね。僕は大悟があるシーンで放つアンサーのような言葉がすごく好きです。時代が変わっていくなかで、次世代を信じるときが必ず来る。それが自然なサイクルであるべきなんですよね。いまの時代、いろんなことがニュースタンダードになっていると思うんです。今まで良かれと思って生きていたことが、これからも良いわけではなくて。でも、みんな初めてこの人生を歩んでいるから探り探りじゃないですか。だから、正しいと思うことを探りながら手を取り合って生きていけたらいいなと思いました。

『ガンニバル』シーズン2

© 2025 Disney

出演/柳楽優弥、笠松 将、吉岡里帆、恒松祐里、倉 悠貴、吉原光夫 、豊原功補 、中村梅雀、橋爪 功、倍賞美津子
原作/『ガンニバル』二宮正明(日本文芸社刊) 
監督/片山慎三、佐野隆英、大庭功睦
脚本/大江崇允
※ディズニープラス スターで独占配信中!
disneyplus.disney.co.jp/program/gannibal

柳楽優弥(やぎらゆうや)
1990年3月26日生まれ、東京都出身。映画『誰も知らない』(04)で自身初のオーディションを受けた際、是枝裕和監督に才能を見出され、主役に抜擢。同作で日本人初となる第57回カンヌ国際映画祭・最優秀男優賞を獲得する。近年の出演作として、映画『さかなのこ』(22)、『ゆとりですがなにか インターナショナル』(23)、『夏目アラタの結婚』(24)、ドラマ「ライオンの隠れ家」(24)などがある。
X @ichigoichie_yy
Instagram @yuya_yagira.staff

笠松将(かさまつしょう)
1992年11月4日生まれ、愛知県出身。2020年『花と雨』で長編映画初主演を果たし、近作ではドラマ『君と世界が終わる日に(Hulu)』、配信作品『全裸監督2(Netflix)』、主演映画『リング・ワンダリング』、日米合作『TOKYO VICE(HBO max)』などに出演。また、ベルリン国際映画祭招待作品『The Narrow Road of the Deep North(Prime Video Australia)』が今春配信決定。
X @koba__SK_ 
Instagram @show_kasamatsu_official

PHOTO=古水良

STYLING=[柳楽さん]長瀬哲郎、[笠松さん]柴原啓介

HAIR & MAKE-UP=[柳楽さん]勇見勝彦(THYMON Inc.)、[笠松さん]MIZUHO(Vitamins)

TEXT=GINGER編集部

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