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TIMELESSPERSON

2026.05.26

水上恒司×福士蒼汰が最強で最恐のぶつかり合い!『TOKYO BURST -犯罪都市-』に説得力が宿るワケ

日韓共同の一大プロジェクトとして制作された映画『TOKYO BURST -犯罪都市-』が、5月29日(金)ついに公開される。大ヒット『犯罪都市』シリーズのユニバース作品となる本作は、“日本ならでは”の文化や空気感が随所に織り込まれ、全く新しいスリリングな世界観を構築している。そんな作品の中心に立つのが、水上恒司さんと福士蒼汰さん。初タッグとなるふたりは、物語のなかで激しくぶつかり合う役柄を演じ、これまでにない緊張感とエネルギーをスクリーンに刻みつけている。

悪人が東京・新宿で大暴れ!

――本作は韓国で大ヒットした『犯罪都市』シリーズのユニバース作品となります。オリジナルの継承を意識した点はありましたか?

水上恒司さん(以下、敬称略) 継承という点については、内田(英治)監督が「完全なリブート作品であればやらなかった」とお話しされていたように、ユニバース作品だからこそ意味があるという考え方には共感しています。

一方で構成としては、僕が演じる相葉四郎というキャラクターがどんな状況でも倒れない存在として描かれ、そこに福士さん演じるヴィラン・村田蓮司という大きな存在が対峙していく。この“二つの軸がぶつかり合う構造”という意味では、継承されている部分もあると感じています。作品の精神を受け継ぐという意味では、これまでの『犯罪都市』シリーズのキャラクターたちがそうであったように、日本オリジナルストーリー版でも愛されるキャラクターを作ることが重要だと考えていました。

さらに今回は、日本ならではのカルチャーも取り入れられていて、海外にはあまりないヤンキー文化や暴走族のニュアンスといった“日本らしい暴力性”が作品に落とし込まれています。そうした要素を踏まえながら、自分なりに相葉というキャラクターを構築していくことが、この作品に参加するうえでの大きなアプローチになりました。

福士蒼汰さん(以下、敬称略) 僕は、『犯罪都市』シリーズをリアルタイムで観ていた世代なので、やはりマ・ドンソクさんという絶対的な存在のなかで、ヴィランたちが暴れ回る構図がすごく印象的でした。

だからこそ、この作品において“ヴィラン”という要素はすごく重要だと感じていましたし、オファーをいただいたときも、正直「自分でいいのかな……」という気持ちはありました。お話をお引き受けした以上は覚悟を決めて、「どうこの役を成立させるか」を考え、まず体づくりに取り組みました。ヴィランとしての説得力を持たせたかったですし、「なぜこの人物がこのポジションにいるのか」を見た目からも納得していただきたいと思ったからです。蓮司は凶悪な犯罪集団のボスという設定なので、“犯罪都市のヴィランとして生きる”という意識を大切にしながら役作りに向き合いました。

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――相葉と蓮司、お互いから見た魅力を教えてください。

水上 試写を観た人で、村田蓮司が福士蒼汰だと気づかない人もいるらしいですよ! マ・ドンソクさんの体のサイズって、本当に規格外なんですよね。その存在感に対して、ヴィラン側としてどう説得力を持たせるかはすごく重要で。自分もこれまで体づくりはやってきましたけど、“自分史上最大”を更新し続けるのは本当に難しいことだと実感しています。食事もトレーニングも、相当な覚悟が必要なので。

あえてはっきり言わせてもらうと、体づくりに関しては福士さんには完全に負けたなと思いました(笑)。最初に見たときに「デカくない?!」って、思わず声が出るくらい! 体重の増減やビジュアルづくりは役者として当たり前のことではあるんですけど、その“当たり前”のレベルを軽く超えてくるのが福士さんのスゴさだなと、現場でひしひしと感じていました。

福士 水上くんは、本当に“愛される人”という印象が強いです。その人柄が相葉というキャラクターにとてもハマっていると感じました。新宿で荒々しく動きながらも、自然と周囲をまとめていく姿をそばで見ていて、水上くんは学生時代からみんなの中心にいる存在だったのではないかと想像がつきます。自然と人が集まってくる魅力があって、その空気感がそのまま作品のなかにも表れていたように感じました。

――水上さんのバディはユンホさん(東方神起)、福士さんのバディはオム・ギジュンさんですが、韓国キャストとの交流についても教えてください。

水上 ユンホさんについては、すごく月並みな言い方になってしまうんですけど、本当に“いい人”です。アーティストとしても俳優としても歩んできた道のりの長さが全然違いますし、どんな経験をされてきたのかは想像することしかできない。ただ、その背景を考えると、あれだけのキャリアを持ちながら、どうしてあんなに柔らかくて、自然体でいられるんだろう、と不思議に思うくらいでした。

現場では、いろんな話をさせていただいて、たくさんの刺激をいただきました。そしたら、ユンホさんが「僕も水上くんからいろんなものをもらったよ」と言ってくださったんですが、おこがましい気持ちもありながら、でももし本当に少しでもギフトを渡せていたとしたら、それはすごく嬉しいなと思っています。

福士 僕はオムさんとご一緒させていただくシーンが多かったので、拙いながらも韓国語でコミュニケーションを取ることを心がけました。海外でお仕事をする難しさを身近に感じることもあるので、「自分にできることがあれば」という気持ちで、少しでも距離を縮められるよう意識していました。

――激しいアクションシーンも見どころですが、撮影中のエピソードを教えてください。

水上 僕が福士さんに対して、アドリブで「タンクトップ野郎」って言ってるんですけど(笑)、タンクトップで、アクションシーンを撮ることが多くて。僕、手は大きいほうなんですけど、これまでのアクションで、“掴む→引き寄せる→殴る”とあまり深く考えたことがなかったんです。でも今回は、福士さんの三角筋が大きすぎてまず掴めない。しかも汗を表現するためにオイルもつけているので、なおさら滑るんですよ(笑)! アクションはひとりではできないので、福士さんの胸を借りながら、なんとか形にしていった感じです。

福士 僕が印象的だったのは、総理官邸のシーンで水上くんの背中を蹴る場面です。階段から降りてきた流れのなかで、思った以上に体重がのってしまい、かなり強く蹴りが入ってしまいました。本来は蹴られたあとにすぐ立ち上がる流れでしたが、水上くんがなかなか起き上がらなくて。「長めにリアクションしてくれているな」と思ったら、「ちょっと息が……」って。

水上 「一回止めてください……」って。あれは僕が耐えられなかっただけです(笑)。

福士 すごく申し訳なくて。そのあと水上くんが僕にヘッドバットをするシーンがありましたが、多分その“仕返し”だったのでしょうね。しっかり当たりました(笑)。

水上 その節は本当に…言い訳させてください(笑)! ヘッドバットって視線を切るから難しくて、最後のシーンだったから気合いも入っていて…結果的に顎に入れてしまいました。骨と骨が当たるすごい音がして。

福士 ガンッてね。お互い様だね(笑)。

©2026 TOKYO BURST フィルムパートナーズ

――新宿・歌舞伎町が舞台で、実際に旧アルタ前やトー横で撮影されたとか。ロケーションの印象はどうでしたか?

水上 旧アルタ前を封鎖して撮影できたというのは、日本映画史上で初めてのことだと聞いていて、役者としても非常に印象的な体験でした。やはり実際のロケーションで撮影できるというのは、自分にとって大きな意味があります。その場の空気感や周囲の音、人の流れなど、キャラクターとしてその空間に立ったときに感じ取れる“生きた要素”がすべてそこにあるので、演じるうえでも大きな力になるんですよね。

実現させてくれたスタッフの皆さんには感謝でいっぱいです。あの場所で撮影を成立させるためにロケハンを重ね、段取りを組んでくださったり、撮影中も車両や人の動線をしっかりコントロールして、僕たちがのびのび芝居できる環境を整えてくださっていました。だからこそ、この作品について語るときには、制作部の皆さんの存在をきちんと伝えていきたいと思っていますし、本当に素晴らしいチームだったと感じています。

福士 新宿駅前での撮影で“800万円をばらまく”シーンを撮ろうと決断したこと自体が、かなりチャレンジングだったと思います。現場にはエキストラの方も300人以上いらっしゃって、オムさんと僕が実際にお金をばらまきましたが、リアルなお金を使っているからこそ、その場に独特の緊張感がありました。僕自身、札束を空中にばらまいた経験は初めてでしたし、これから先もないので、印象に残る経験をさせていただきました。

――それぞれバディがいる役どころとなりましたが、ご自身が思うバディというとなんでしょうか。

水上 家族と仕事仲間です。たとえば家族であれば、どんなときでも変わらず自分を支えてくれる存在ですし、仕事仲間であれば、同じ目標に向かって支え合いながら進んでいくパートナーのような感覚があります。それぞれの場面で違う形の“バディ”がいてくれるからこそ、自分も前に進めているんだと思いますし、どの関係もすごく大切にしたい存在ですね。

福士 1番のバディは“スキル”です。自分が時間をかけて鍛えてきたものは、最終的に絶対自分を裏切らない“事実”として残っていくと思っています。環境が変わっても、どんな現場に行っても必ず自分自身の支えになってくれる。これから先もずっと一緒に歩んでいくものだからこそ、大切にしていきたいです。

【5月29日公開】映画『TOKYO BURST -犯罪都市-』

©2026 TOKYO BURST フィルムパートナーズ

出演/水上恒司 ユンホ(東方神起) オム・ギジュン 福士蒼汰 ほか
監督/内田英治
製作/TOKYO BURST フィルムパートナーズ
配給/KADOKAWA/BY4M STUDIO
movies.kadokawa.co.jp/tokyoburst
X @movietokyoburst
Instagram @movietokyoburst

水上恒司(みずかみこうし)
1999年5月12日生まれ、福岡県出身。2018年、ドラマ「中学聖日記」で俳優デビュー。映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(23)で第47回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。主な出演作に『死刑にいたる病』(22)、『八犬伝』(24)、『九龍ジェネリックロマンス』、『火喰鳥を、喰う』、『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』(すべて25)などがある。
@koshi_mizukami
Instagram @koshi_mizukami_official

福士蒼汰(ふくしそうた)
1993年5月30日生まれ、東京都出身。2011年に俳優デビューし、「仮面ライダーフォーゼ」(11)でドラマ初主演。近年の出演作に、「アイのない恋人たち」(24/ABC・EX)、『湖の女たち』(24)、『楓』(25)、「東京P.D. 警視庁広報2係」(26/CX)、「恋の通訳、できますか?」(26/Netflix Korea)のほか、秋以降公開予定の台湾映画『花臉猫:修羅道』などがある。
@fukushi_staff
Instagram @fukushi_sota_official

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ジョルジオ アルマーニ ジャパン 03-6274-7070

PHOTO=池田博美

TEXT=GINGER編集部

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