毎日の暮らしを充実させている人はどんな生活を送っている? 73歳のインスタグランマとして活躍する内藤朝美さん(@naito_saori)の衣・食・住・楽にフォーカス!
古いものも新しいものも、こだわりなく愛す
朝美さんは「夫にプレゼントしてもらったものは今も丁寧にとってある」そう。なかでも一番古いアイテムは、48年前に購入したエルメスのケリー。「最初は薄いベージュだったんですが、今ではすっかり色が変わってしまいました(笑)。オイルを塗って手入れをして、ずっと大切に使っていますよ」
一方、新しいブランドを覚えるのも今は楽しいのだという。「ずっと海外のブランドばかり追いかけてきましたから、国内にこんなブランドがあるんだ!と知れてとても楽しいです。私ね、こだわりが全然ないんです。ああ、素敵だ!と思ったものに直感的に飛びつく感じです」
野菜中心の食事とコーヒーが元気のもと
食事は長年、野菜と魚が中心。「娘の知り合いの方が農園を始めて、そちらから美味しい野菜を取り寄せています。先日はとうもろこしを取り寄せて、とても美味しかったです」
朝美さんのご実家は、コーヒー屋さん。看板娘として学生時代はお店に立っていたのだとか。「だからずっと、朝はパンとコーヒーの生活。この朝食が一日を元気に過ごす秘訣かもしれませんね」
いいものを長く丁寧に使う
「結婚したときに購入したものを、今でも大切に使っているんですよ。約50年も!」
そう朝美さんが言うように、新婚時代に夫と選んだ食器、結婚前に自分で購入した銅製の鍋など、今でもキッチンで現役で活躍中。どちらも48年も前に購入したとは思えないほど美しく、特にお鍋はピカピカ。
「これは先日、夫が焦げや錆をキレイに落としてくれました。磨けばこんなにキレイになるんだって驚いちゃった。当時思い切っていいものを買って良かったです」
30年続けるガーデニングが癒やしの時間
30代後半に目覚めたガーデニングが、今も朝美さんの癒やしの時間なのだそう。
「アガパンサスという淡いブルーのお花が今、ちょうどキレイに咲いています。レモンやブルーベリー、オリーブにトマトなど、食べられるものを植えていた時期もありましたね。土をいじっている時間が何より落ち着きます。ミントやローズマリーも植えて、孫が来たときに料理に混ぜてるととても喜ぶんですよ」
庭で育てた花を部屋や食卓に飾ることも。時には夫が得意の溶接技術を駆使して、ガーデンアーチを作ってくれたりと、庭を通して家族の絆も深まっている。
家族との時間
赤のプリントアイテムをアクセント使いしたリンクコーデで、ロンドンの街を歩く朝美さん夫妻。今でも時々ふたりで海外に行くそう。日本ではお孫さんや娘さん、息子さんが近くに住んでいて、「家族に囲まれた生活が、元気と若さの何よりの秘訣!」と笑う。
スキーをするための軽めのエクササイズ
鮮やかな花柄のスキーウェアを纏った朝美さん。お孫さんとスキーを楽しむために、日々実践しているエクササイズは軽めのスクワットとストレッチだそう。
「でも別に毎日やっているわけじゃありません。気が付いたときに、無理なく続けていければ」
ピンと伸びた背筋にスレンダーな体型で、あらゆるファッションを着こなすけれど、体づくりはそこまで意識していない。
「若いころは太っていた時期もありましたけど、そのときはそのときで似合うものがありました。エクササイズは、元気でいるため、無理なくが一番!」