本当は興味津々なのに、決して踏み出せない――芸人 紺野ぶるまさんの自分観察。【連載「奥歯に女が詰まってる」】
大切なことはすべてバチェラージャパン5に教えてもらった
ついに始まりました。
バチェラージャパンシーズン5!
シーズン1からみてる身ですが、飽きる気配は俄然ゼロです。むしろ回を重ねるごとにデータが増え、その分考察は楽しくなるばかり。
物語の中心となる今回のバチェラーは、視聴者なら記憶に新しいバチェロレッテに出ていたあの人。
始まる前からネット界隈では、あの気のいいお兄ちゃんにバチェラーが務まるのかという声もあったりして、少々「役不足」感が否めない空気。
実際バチェロレッテの旅でも、その外見のよさ以上に内面の優しさや親しみやすさがフィーチャーされていたので、ド金持ち王子を求められるバチェラーではどうなるかと話題になっていました。(ちなみにわたしは金持ちのギラギラ感が苦手なので趣旨とは少しずれたとて今回のバチェラーが1番好きです。)
始まってみればその「不完全さ」を女性陣が受け入れ、フォローする度に器の広さが際立ちます。バチェラー本人もスポンジのように女性陣のよさを吸収し好感がもて、なんというか結果相乗効果がすごい…!
ドラマも生まれてむしろ「いいね!」となっています。←三話時点で今ここです。
なにを隠そう今回のバチェラー、これまでに増して女性陣の輝きが眩しいです。ビジュアルはもちろん内面からくる美しさや愛らしさとはこういうことかとみながら勉強になります。
制作側もどういう参加者がバチェラーにおいて輝くのか、それこそデータに基づき熟知しているようにみてとれますが、選抜された彼女たちがより輝くように、シーズン1から確実にプロの手が加わったなと思うところが二点があります。
一つ目だけ、ここでクイズ形式で発表させてください。
恋愛リアリティーショー出演における絶対条件なるものを聞いたことがあります。(あくまでわたし調べ)、それは一体なんでしょう?
答えは「歯の美しさ」だそうです。
最初は「かっこいい」とか「かわいい」とか顔面偏差値を思い浮かべがちだと思いますが、映像美を大事にしているリアリティーショーをみると、たまにお笑い芸人が混ざっていたり、皆が皆大衆に受ける美男子美少女ということではないんです。
だけど、注目してみると歯並びだけは絶対に綺麗になんです。画面を通して「作品」にしたときそれだけは外せない条件なんだとか。
今回のバチェラージャパン5、歯並びはもちろん、いつにも増してみんな歯が白い! 歯並びはオーディション後では間に合わないからデフォでしょうが、色は旅に飛び立つ前に確実にホワイトニングジェルを支給されてるに違いありません!
そして二つ目は、
「がっつりスタイリストさんがついた」です。
ドレスアップしてるシーンには、以前からヘアメイクさんもスタイリストさんもついていたかと思いますが、シーズン1をみると私服はほぼほぼ自前なのがよくわかります。
ですが特に今回の5は、メイクはもちろん、私服や水着のチョイスが全員かわいすぎます。朝のシーンでメンバーが横並びで座っている時、あんなに人数がいて、余すことなく雑誌から飛び出したようなレベル。
個性的だったり、時々ツッコミどころがあったりそういう隙がなくなったのは少し寂しく感じますが、それを凌駕する神々しさがあります。
今期の参加者の「プロ」感はこのふたつがポイントになっているのではないかと思います。
内面からの美しさや、自分に合った服のチョイスいうのはここから修行を重ねるとして、せめて今すぐ歯だけでも! 目指せバチェラージャパン5ホワイト!
ということで新しくジェルを調達する夏なのでした。
最後に
バチェラー・ジャパン5の情報とかけまして
バラをもらった人と解きます。
その心はどちらも過敏に(花瓶に)入れたくなるでしょう。
今日も女たちに幸せが訪れますように。