生活空間に欠かせない、植物による癒し。大切な存在なのに、育てるのに失敗した経験は意外と多くの人が持っているのでは? 「枯れたら買い替えればいい」のではなく、正しいケアで再生させてあげるのもサステナブルなアクションに繋がっていきます。ともに暮らす植物を、しっかり愛していきましょう。
植物の持つ生命力と美しさを持続可能なものにしていく
観葉植物を探しているときに、アフターケアがしっかりしていて気になったのが観葉植物専門店のREN。
調べていくと「植物の再生」という言葉を見つけ、枯れかけた植物を再生させるという取り組み(リボーンプランツ)に驚きました。
服と同じで、出合った植物を長く大切にする想いこそサステナビリティだし、元気のなくなった植物を美しく再生させようとする姿はまるでお医者さん! 新しい持ち主へ繫いでいくという循環も、素晴らしいですよね。
植物との出合いも一期一会だと思っているので、私は実際にお店に行って自分の目で選んで買うようにしています。
RENは8月12日に移転&リニューアルオープンしたばかり。手間をかけ仕立て上げた一点ものや再生プランツが数多く展示され、おしゃれなアートギャラリーのようでした。この空間にいると、植物の美しさと可能性を強く感じます。正しい知識とケアを積み重ねて、植物との暮らしをもっと楽しんでいきたいな、と思いました。
REBORN PLANTS(リボーンプランツ)
さまざまな事情から役目を終えた植物の再生活動は、アフターケアのひとつとして誕生。再販可能な個体へ仕立て直し、業界初となる観葉植物の二次流通を実践しています。
香里奈がPLANTS CARE サービスを体験
持参した自宅の観葉植物を、プランツケアマイスターの山田さんに診断してもらいました。他店購入の植物も診てもらえるそう。
STEP1 診断
店舗奥にある「plants care labo」。最近元気がないという香里奈のパキラは、土の渇きが遅く「根の力が弱っていますね」と山田さん。
STEP2 剪定
山田さんの指導のもと、特別に香里奈自身がハサミを持って剪定に挑戦。枯れている葉はもちろん、新芽から伸びていく方向を想像し、美しい形で成長させるためにその枝をカットすることも。
STEP3 植え替え
植え替えは山田さんにお任せ。「やっぱり土が湿っていてあったかいですね」という言葉に香里奈もタッチ。
完成!
培養土を新しくし、最後に赤玉土を入れ、丁寧な植え替えが完了。剪定したことで今は見た目が少し寂しくなってしまいましたが、植物の健やかな成長のためには必要なこと。大きくなぁれ!
REN
1919年に創業したいけばなの花材専門店が母体。現在は観葉植物専門店として、「活ける」ことをさまざまな形で取り入れている。植物についての相談や植え替え、下取り、再生まで行う「プランツケア」は業界初の取り組み。
https://www.ren1919-shop.com/
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