パフォーマンスグループ・AAAのメンバーとして、またソロアーティストとしての活動の歩みを一度止めることを発表した、與真司郎さん。ラストイヤーを駆け抜ける與さんの日常をパパラッチ、さらに今心に秘めている想いを伺いました。
ソロアーティストとしての自分が想像できなかった
AAAの活動休止とともに、自身のアーティスト活動の休止を発表した與さん。コロナ禍で思うように活動できないジレンマを抱えながら、自身の今後について自問自答を繰り返し、最終的に彼が出したのは一度歩みを止めるという結論でした。
「AAAの活動休止が決定したとき、自分がソロアーティストとして何ができるのかを考えてみたのですが、やはりどうしても想像がつかなかったんです。14歳で事務所に入って、16歳でデビューしてから現在まで、人生の半分以上を『AAAの與真司郎』として過ごしてきました。僕にとってAAAが人生の一部になりすぎていて、その活動が一度立ち止まるとなったときに、これまでの軌跡をたくさん振り返りましたし、今後をいろいろと考えました。
ただ、過去を振り返るなかで、僕自身元々ダンサーだったこともあり、メンバーと一緒にグループをどんどん大きくしていくことが楽しかったんだと気付きました。だからこそ、AAAが一度歩みを止めるという決断をしたのなら、『じゃあ、ソロ活動にもっと力を注ぐ』という選択肢が自分にはなかったんだと思います」
さらに、8月11日(水)発売のアーティスト活動休止前のラストアルバムに込めた想い、そしてこれからのネクストステージについても語ってくれました。
「アルバムのタイトル曲でもある『THIS IS WHERE WE PROMISE』は、ファンの皆さんにあてた決意表明であり、これまでの活動を支えてくれたことへの感謝の手紙のようなものです。この16年間、正直いいことばかりではなく、つらいこともたくさんありました。『自分は芸能界に向いているのか』『このままでいいのか』とグループを辞めることを考えた時期もありましたが、そんなとき、ファンの皆さんがくれたメッセージや、ライヴ会場での笑顔にとても救われたので、これまでの活動を思い出しながら歌詞にしました。
メンバーとファンの皆さんのおかげであきらめずに続けてこれたからこそ、『恋音と雨空』や『さよならの前に』という楽曲に出合えたり、憧れだったドーム公演が実現したりと、たくさんの夢を叶えていただきました。あとは、さよならではなく、必ず帰ってくることも伝えたくて、その思いも詰め込みました。
今後、すべての活動を休止するわけではありません。美容や健康など僕が興味を持っていることや、日々の過ごし方などありのままの自分をSNSを通じて発信できたらいいなと思っています。そして、僕の夢だったファッションブランドの展開は引き続き、いろいろとアイデアを考えているので、楽しみにしていてください」
アーティスト活動休止前のラストアルバム『THIS IS WHERE WE PROMISE』は、これまで音楽活動を応援してくれたファンへの感謝と、また会えることへの誓いを込めた作品。お聴き逃しなく! さらにアルバムを提げ、今秋には全国アリーナツアーの開催を予定。
『THIS IS WHERE WE PROMISE』
通常盤 ¥4,400/avex trax
與真司郎(あたえしんじろう)
1988年11月26日生まれ、京都府出身。0型。男女混合のパフォーマンスグループ、AAA(トリプル・エー)のメンバーとして、2005年9月14日にシングル『BLOOD on FIRE』でデビュー。現在は、日本とLAで活動中。