まさにGINGER世代ど真ん中を生きる、田中みな実さん。場を仕切り、盛り上げ、ボケもツッコミもこなす知的な仕事人として、コスメ愛を探究する美容賢者として、チョコレートをこよなく愛する乙女として、その人気と注目度はますます上昇中。 そんな彼女が本音で綴る連載コラム「田中みな実 ここだけ話」。今回はパパラッチについて!(編集部)
今回のテーマ:撮られたくないなら外を出歩くな!
芸能界に身を置く私たちは、有名人である以上写真を撮られたり誹謗中傷を受ける事はある程度避けられないと、私はどこかで腹を括っている。しかし、無断でカメラを向けられるのは気持ちのいいことではない。むしろ、とーっても不愉快。
自宅のエントランス前、よく行くお店を出たところ、ロケ現場で・・・無遠慮にカメラを向けてくる彼らの目的はいったい??
先日、仕事帰りに馴染みの店に数分立ち寄って出てきたところを望遠レンズで撮影された。事務所の移動車の真後ろにピタリとつけていた黒いワンボックスカーの後部座席でレンズが見え隠れしていたのだ。異変に気付いたマネージャーくんが撮影者の元へ駆け寄り、「写真撮られていましたよね? お名刺をいただけますか?」と丁寧に対応するも、名刺は無いし、写真も撮っていないときたもんだ。
なら、データを見せて欲しいとお願いすると、見せられないの一点張り。私は移動車に乗ったまま様子を見ていたのだけど、2人のやりとりは続き、暫くするとどういう訳かマネージャーくんがカメラを向けられパシャパシャ撮影されているではないか! 背の高いその男はニヤケながら、彼を嘲笑うようにシャッターを切っていた。戻ってきたマネージャーくんに事の顛末を聞き、カメラマンのあまりにお粗末な言い分と言動に呆れて言葉も出なかった。写真を撮ることは自由だと主張したうえで、「撮られたくないなら外を出歩くな!」とのことだった。
私にとっては、撮られること自体が問題なのではなく、四六時中目的もなくつけ回され、すべての行動を彼らに把握されることに気持ち悪さを覚える。おまけに、写真のクオリティーの低さったら! スッピンや不意の顔がイケていない私が悪いんだけどさっ、一応“美のカリスマ”なんていわれているんだから(ごく一部でそうイジられている)、その名に相応しい写真を撮影して欲しいワケよ。まったくもぉ、赦さなーーーーーい!