まさにGINGER世代ど真ん中を生きる、田中みな実さん。場を仕切り、盛り上げ、ボケもツッコミもこなす知的な仕事人として、コスメ愛を探究する美容賢者として、チョコレートをこよなく愛する乙女として、その人気と注目度はますます上昇中。 そんな彼女が本音で綴る連載コラム「田中みな実 ここだけ話」。今回から文字数増量! 今まで以上に“みな実節”をたっぷりお楽しみいただきます!(編集部)
今回のテーマ : リニューアル
ひっそりと続けてきたこの連載も気づけば5年目を迎え、新年度を機にやや文字数を増やしてお届けすることとなりました。毎度校了ギリギリ、それも100〜200字オーバー。ならば拡大しちゃう?という編集部の気前の良さには感服。
そして、幸運なことに写真集『Sincerely yours…』でお世話になったカメラマンの伊藤彰紀さんがページの写真を撮影してくださり、この上なく上質な『ここだけ話』に!(毎回違う写真を使わせていただく予定)
本当に有難い・・・が、果たして中身が伴うかが大きな問題。過去の連載をファイリングしてあるから度々読み返すのだけど、内容は主に日常の不平不満、アラサー女子の悲喜こもごも。
友人の結婚式で着用しようと大金を叩いてインポートの高級ストッキングを購入したのに、指のささくれで破けてコンビニの500円のストッキングで代用した話。女子会のお店を人任せにした挙句、遅刻してきて第一声が「この店食べログの評価低くな~い?」ってどうなの!?なモヤモヤ話。妹キャラを装って人の彼氏や夫に近づく一生チヤホヤされたい女の話。写真の中で柔らかくほほ笑む人物との乖離に驚かずお付き合い願いたい。
昔から文章を書くのが好き。小学生の頃は日記をつけたり作詞の真似事みたいなことをしていたっけ(アメリカ滞在時の初恋の相手スティーブンに捧げた『You & Me』など!)。中学に入ってからは仲の良い数人で交換日記をしていた。大学生の頃なんて当時の彼に何通の手紙を書いたことか! 社会人になると週刊誌で連載ページを持たせてもらったりと、思えばずっと文字に触れている。(うまいかヘタかは問題ではない!)
この連載にテーマはない。だからそのときの感情、心情がもろに出る。今年で34歳を迎える独身女の心の機微を正直に綴ろうと思う。決して自虐にならず、かといって痛々しくならぬよう少しばかりの注意を払いながら。