GINGERの撮影で初顔合わせとなった、田中みな実さんとヘア＆メイクアップアーティスト河北裕介さん。すっかり意気投合した2人、ビューティ企画の撮影後に今どきの｢引き算メイク」について語り合いました！
完璧じゃない部分が魅力に変わった気がした
河北 今回のメイクはどうでした？
田中 本当に“新しい自分に出会えた”というのが素直な感想です。一番驚いたのが、優しく見せたくていつも眉やアイラインを下げて描いていたんですけど、今日はそれをしなかった。なのに、どちらのメイクもいつもより女っぽい！ 強い意思があるようにも感じるし･･･なぜでしょう？
河北 メイクのポイントで言うと、まつ毛を上げていないのが大きいと思う。そうすると表情が隠れないから、“その人”が透けて見える。色っぽさってそういうことだと思うんです。あとは、メイクでカバーしていない分、自分でカバーしなきゃって思うでしょ。表情だったり、話し方だったり。だから引き算したほうが、自分が持ってるポテンシャルを引き出すことができるんです。
田中 なるほど。メイクの引き算って年齢とともに難しくなってくるし、自分の素材を活かすのもずっと怖いと思っていました。
河北 田中さんはメイクが上手い。GINGER読者の方を見ていてもそう思います。
でももっとメイクの引き出しがあってもいいかなと。それは、誰かになろうとすることじゃなくて、無理しない、自分の延長でいいんですよ。
田中 30代になってからいろんな自分を受け入れられるようになったんです。“こうでなきゃ”っていう凝り固まったものがなくなって。柔軟になったことで、今日もまた新しい自分と出会えました。
河北 そうやって引き出しを増やしていって、TPOによっていろんな顔を楽しめることが、女性にとって必ず武器になりますよ。
田中 ベージュメイクは初めてのデートで“手に入れたい女”に。パープルリップは長く付き合った彼とのデートでハッとさせて･･･（妄想）。
河北 間違いない！ 最後に･･･僕も田中さんに質問が。忙しいはずなのに、どうしてそんなに肌がキレイなの（笑）？
田中 最近はいい睡眠をとるよう日々心掛けています。内側からのケアって大事だなあと実感していて。あとは、丁寧に暮らすこと。家が散らかっていたり、汚れていたりすると肌にも出ちゃってる気がして（笑）。
河北 僕も同じ意見（笑）。生活って、肌に現れます。そこは本当に、嘘つけません！
