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TIMELESSPERSON

2026.04.25

世界遺産検定マイスター南圭介の念願の地「アユタヤと周辺の歴史地区」へ

俳優、タレントとして活躍しながら様々な資格を取り、それを仕事にも生かしている南圭介さん。2023年に習得した世界遺産検定マイスターは、知識だけでなく、自分の考えをしっかりと表現する力が求められるため、難易度が高いそう。そんな彼が世界各国の魅力をご紹介する【南の旅】。21回目は長年憧れていた「アユタヤと周辺の歴史地区」をお伝えします。

歴史の重みと現代の穏やかな空気のギャップ

この度、念願叶い世界文化遺産「アユタヤと周辺の歴史地区」へ。

アユタヤはバンコクの北に位置し、バンコクから車でおよそ1時間半ほどで到着。遺跡と聞いて、勝手にもっと遠いところにあると思い込んでいましたが、バンコクから車で、すぐに行けて、日帰りでもとても満喫できるんです。「平和な都」を意味するアユタヤは14世紀半ばに興ったアユタヤ朝の都として、400年という長い歴史と共に栄えました。その長い歴史のなかで、世界文化遺産の「スコータイ」を併合しています。

≪マイスターPoint!≫
スコータイの仏像が微笑みの国タイを象徴する柔らかい表情の仏像に対して、アユタヤの仏像は角ばっていて少し攻撃的なニュアンスが感じられるともいわれています。

それではまず、アユタヤ王朝初期の頃の遺跡で、アユタヤにおいて重要な寺院で世界遺産の構成資産の一つである「ワット・マハータート」に。マハータートは‟釈迦の遺骨や遺灰”という意味で、同じく世界文化遺産のスコータイの寺院の名前にもなっています。

早速、入り口からすぐのところでアユタヤを象徴する「木に覆われた仏頭」とご対面出来ました。18世紀中頃、ビルマ軍に侵攻され、アユタヤが陥落したときに残った仏頭が、長い年月をかけて生命的な菩提樹の根に取り込まれていく姿は、「破壊」と「再生」の輪廻を感じる事が出来て、とても神秘的です。敬意を示すためにも写真撮影時はこちらの仏頭よりも頭を下の位置で撮るようにとされています。

剥き出しのレンガ造りの遺跡の中で、仏像が静かに鎮座しています。侵攻されたという暗い歴史があり、修復されずにそのまま残っているところはありますが、全てを受け入れるこの静謐な感じは、心を穏やかな気持ちにさせてくれます。

こちらの遺跡を中へと進んでいくと、他の仏教遺跡では中々見られない異様な光景が。そうです。頭部のない仏像がたくさん残っているのです。

なぜ頭部と胴体が切り離されているのか? 戦いの際、信仰心の強いタイ人の戦う気力を削ぐためであったり、金箔などの装飾を獲るためといわれています。このように頭部が切り離された仏像が修復されずに残っているのは、争いの爪痕を風化させないという想いがあるのかもしれません。

戦いの爪痕は残っているものの、静謐で穏やかな気持ちにさせてくれる「ワット・マハータート」。ここではクメールやスコータイの要素が融合されたアユタヤ独自のプラ・プラーン様式の建築を見ることが可能。

「ワット・プラ・シー・サンペット」へ。世界遺産「アユタヤと周辺の歴史地区」の構成資産の一つです。

こちらの一直線に並ぶ3基のスリランカ様式のチェディ(仏塔)にはアユタヤ王、王子の遺骨が納められ、この壮観な佇まいから観光スポットとなっています。こちらの寺院はかつて王室専用寺院とされていてアユタヤ朝時代を象徴する格式の高い寺院として知られています。3つの仏塔で‟サン”ペット。覚えやすいですよね!

もう一つ同じく構成資産である「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」へ。1357年にアユタヤの初代ウートン王が、セイロン(現スリランカ)に留学していた修行僧のために、戻ってきたときの瞑想用の寺院として建立。アユタヤで最も古く、最も保存状態の良い寺院の一つ。こちらの象徴的な高さ72mの仏塔は、1592年にビルマ軍との戦いで勝利した記念に建てられました。

塔には登る事が出来て、アユタヤの穏やかな街並みを一望する事が出来ます。


さてここで南圭介のマイスターQuiz!

Q. タイにおいて毎年3月13日は何の日と定められているでしょうか?

ここまで紹介してきた世界文化遺産「アユタヤ」で記念式典が開催されたこともあり、タイを象徴する動物の日とされています。
A.トラ
B.ライオン
C.ゾウ
D.サル

漆喰で作られた真っ白な涅槃仏も「アユタヤ」の世界遺産の見どころ。

正解は「C」のゾウです。
3月13日は「タイのゾウの日」とされています。ゾウは当時、戦の場での乗り物であったり、タイの文化と歴史において重要な役割を担ってきました。そんな象を讃え、そしてこれからの保護を考えるためにもゾウの日として制定されました。

ゾウはタイのナショナル・アニマルでもあります。アユタヤではゾウに乗るアクティビティや、餌やりできる体験も叶います。

とても穏やかで優しいゾウですが、鼻息の力強さには正直ビクッとなりました(笑)。

世界遺産はもちろんのこと、現地の食にも興味がある私。タイを訪れたときに行ってみたいと思っていた場所がこちらのメークローン鉄道市場。

お店スレスレを通る列車の迫力もさることながら、市場の活気と列車が通るときの市場の速やかな切り替えがとてもユニーク。世界でも珍しい光景かもしれません。現地の方々の日常が、訪れる観光客にとっては非日常であり、異国情緒を満喫できるエリア。

この記事で紹介した一連は、バンコクから日帰りで楽しめます。
世界遺産のアユタヤで歴史の息吹を肌で感じながら、象との触れ合い、タイでしか見られない景色、そしてタイならではの体験。水のほとりに文明が栄えるとは良く聞く言葉でありますが、アユタヤはまさに、チャオプラヤ、パサック、ロッブリーの3つの河川が合流する場所で、交易で栄えて17世紀にはヨーロッパやアジア諸国との交易も盛んとなり、国際都市として発展。朱印船貿易によって、日本とも交易があったので、当時アユタヤには日本人街が存在し1500人以上の日本人が暮らしていた歴史も。歴史的に日本とも関係の深いアユタヤの土地を訪れ、歴史の重み、さらに現代の穏やかな空気も感じられて、おかげさまで心に刻まれる旅となりました。

まだまだ南の旅は続きます。
次の目的地はどこになるのか、これからも色々な文化に触れていき、この場で皆さんと共有出来るのを楽しみにしています!

引き続き、「南の旅」をお楽しみに!

アユタヤと周辺の歴史地区とは――

アユタヤはバンコク北方に位置し、1767年のビルマ軍侵攻で滅亡するまで‟黄金の都”として栄えた古都。中心部にはワット・プラシーサンペットなどの主要寺院跡が残り、周辺にはワット・プーカオ・トーンやモン様式の仏塔、日本人町跡などが広がる。これらの遺構は、かつて世界有数の国際都市として発展した歴史を物語っている。

南圭介(みなみけいすけ)
1985年7月3日生まれ。東京都出身。幼少期にパキスタンで育ち、小学校3年~6年まではシンガポールで過ごす。2004年にデビュー後、テレビ、舞台を中心に俳優として活躍。検定習得も多数あり、漢字検定準1級、ウイスキー検定2級などを習得し、2023年には世界遺産検定マイスターを習得。世界遺産の良さを伝えるだけでなくSDGsの考え方と親和性を伝え、「知る・考える・実行する」ことで発信中。ABCテレビ『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系列全国ネット土曜8時〜9時30分)の海外リポーターとして不定期出演中。
Instagram @keisuke_minami73
YouTube @minamitravel2023

TEXT=南圭介

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