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TIMELESSPERSON

2025.11.22

誕生日を迎えた文筆家・川島如恵留(Travis Japan)。「今は人生史上で最も幸せです。」と伝えたい!

アーティストそして俳優として、活躍のフィールドを広げ続けている川島如恵留(Travis Japan)の連載『のえるの心にルビをふる』。今だからわかったこと、気付いたこと、そして様々な出来事についての自らの考察をつづります。【vol.13≪VIVA!31歳!≫】

VIVA!31歳!

『Travis JapanノJUST!シン日本遺産』の提灯と一緒に撮ると小顔効果がすごいという発見をしました。これからこれを持ち運んで自撮りする事にしましょうかね。

定期検診で病院に行ったら、高校生かと思われる女性が待合で英単語帳を開いていました。ここに来てまでもひたむきに取り組んでいる姿に、季節を感じました。受験かな。定期考査かな。応援してるぞ。私は大人だから他人の応援も出来ちゃうのさ。31歳だからな。心の余裕があるからな。ふはは。

秋の涼しさに、まだ告げたくない別れの言葉をいくつか残して、来たる冬宛の差し入れを買いに銀座松屋に行こうか迷っているところです。駐車場のサービス券、いくらのレシートからなら出るかな。身震いするわ。31歳だって震えるわ。嗚呼、でももう立派な31歳ですからね。銀座松屋にだって行っちゃいますよ。三越だって、伊勢丹だって、ひとりで行けちゃうんだから。そう、行くだけはタダ。(大きい買い物をするなら交通費は誤差なのでタダみたいなもんどす。どす? 誕生日なのでね、自分に何かおめでとうのプレゼントをしようかと思っておるどす。どす?)

ちょうど1年前の30歳の誕生日には『アイドルのフィルター』という神がかったエッセイ本を出版させていただきまして、同時に出版イベントを都内某所で開くことも叶いまして、幸せでございました。なんと現在は電子書籍版もリリースしておりますので、是非チェックしてください。ほんとのほんとに頼みます。これは本気のやつです。

あれから1年。

色々とありまして、とても立派に成長を遂げました。

本当に途中、どうなることやらと思いましたが、こんなにもスクスク育ってくれて。ほんと可愛いんだから。我が家の観葉植物達。一時期はどうなることやら、と危惧しましたよ。日光に当てすぎて苔玉を枯らしかけた時は冷や冷やしました。それがこんなに立派に…

そんな冗談はさておき、リアルに色々とあった1年でした。幸せとは、比較して感じるものでは無いと思うようにして生きてきたのですが、敢えてわかりやすく言うとすれば、今は人生史上で最も幸せです。

人生で1番の幸運を手にしていると言っても何の過言でもないと胸を張って言えます。

応援してくれるファンのみんな(のえ担)とも誕生日を一緒に過ごせる生配信をいくつも企画出来ているし、単独主演舞台『すべての幸運を手にした男』の公演もあるし、Travis Japanの3rdアルバムもリリース間近だし、Travis Japanのレギュラー番組も沢山の方に愛していただきまして好調だし、他にもいっぱい! 沢山!

カレンダーアプリに詰め込まれたお仕事の四角い枠が最近は段々とブロックに見えてきて、こんなにぎっちり詰める(積める)のは相当の手練れパズルプレイヤーだなと、マネージャーさん達を褒めちぎると同時に感謝を送りたいくらいのスケジュール感です。そろそろ詰め込まれて積まれたスケジュールのブロック達が連鎖を起こしながら消えていくんじゃないかというくらい、色とりどりに彩られたカレンダーは最早芸術の領域です。

なかなかお休みが取れなくてごめんねとマネージャーさんが労いの言葉をかけてくれるんですよ。優しいですよね。でもね、僕ね、上半期、沢山休んだんですよ。だからこの濃縮還元のようなスケジュール、何の苦も無くって、寧ろドM精神に火がついているくらいで。だって幸せなんですもの。

もっともーっと売れたら、もしかしたら今よりも更にありえないくらい忙しくなるのかもしれないけど、その時の楽しみはその時に取っておくとして、今はこの毎日をワクワクしながら過ごしていきたいと強く思っています。

もうね、大人なんですよ。それはもうご立派に生きているわけですよ。31歳になったんですから。あーだこーだ言ってる場合じゃ無いし、ただガムシャラに、且つ、芯と落ち着きを持って生きていきたいなと思うわけです。…ちょっとカッコつけちゃいました。

でもね、ごくごくたまぁに、いや、たまぁに、いや、もうちょっと高頻度になるかも…? 流石に疲れが溜まってきちゃったなぁ?って時には、ちょっと疲れたよーんって少しだけ言わせて〜と、マネージャーさんには甘えさせてもらう約束はしたんです。勿論そんな事すら言わないで済むような大人になりたいとは思っているけれど、その領域に至るまでにはもう少しだけ、あと少しだけ時間が必要なのかも…と思っているのでこうした予防線を張らせてもらっています。優しいですね、本当に。受け入れてくれるマネージャーさん達で助かっています。

まだ言ってないんですけどね。ちょっと疲れたよーん、とは1回も。元気もりもりですからね。31歳、今が1番体力があります。この調子でムキムキもりもり頑張ります。

あ、最後に。『アイドルのフィルター』の電子書籍、こちら、お願いします。内容もりもりでお送りしておりますので。

これからも、ちょっと疲れたよーん、って言えるくらい、スケジュールのブロックが連鎖してぜーんぶ消えちゃうくらい、まだまだ頑張ります! いつだって! 心には! ナイスTJ!

VIVA!31歳!

【今月のTouch the Heartstrings】

舞台『すべての幸運を手にした男』の楽屋暖簾とパシャリ。12月2日まで東京グローブ座で上演中です。DAVID BEEVESとして板の上で生きています。え? ダビデ像みたいな写真だって? そう、ダビデ像もDAVIDですからね。のえ担に教えていただきました。ふふふ。

川島如恵留(かわしま・のえる)
1994年11月22日東京都出身。小学生1年からジャズダンスを始めた後、芸能活動をスタートし子役としても舞台にも出演。その後、2007年10月よりアイドル活動を開始。2012年7月にTravis Japanの結成メンバーに。2022年10月に全世界メジャーデビュー。2024年11月22日に初の著書となる「アイドルのフィルター」を出版。2017年青山学院大学卒業。2019年に宅地建物取引士、2023年には国内旅行業務取扱管理者、2024年には総合旅行業務取扱管理者の資格を取得。2024年4月から個人のYouTubeチャンネル「のえるの隙間時間」、同名のXも開設。
YouTube @noelnosukimajikan

TEXT=川島如恵留

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