コロナ禍で長いお付き合いになったマスク。ついにお別れのときが来たと思いきや、自分の顔のあまりの大きさに「やっぱり外したくない…」と尻込みしている人も多いよう。代官山 山口整骨院院長の山口良純先生に小顔ケアについて話を伺った。
顔だけでなく全身のこりをほぐして皮膚、筋肉、骨への意識が小顔を生む
「あれ、マスクをしていないときの自分の顔って…」と不安を抱いている人も多いのではないでしょうか。実際に今すぐにでも小顔になりたいと当院に駆け込んで来る方もいらっしゃいます。おかげさまで2ヵ月先まで予約がいっぱいの状況です。
小顔の基本は、まずマッサージ。「こすってはいけない」と世間ではいわれることも多いですが、マッサージをせずに凝り固まったままの状態の方がハイリスク。血行不良が起き、代謝が悪くなってしまいます。代謝が悪くなると、新しい細胞が生まれにくくなります。皮膚のターンオーバーは一般的に28日周期といわれますが、年齢を重ねるごとにその周期は長くなっていきます。さらに筋肉に着目すると、肌よりも血流量が少なくなりやすく、その周期はさらに長い180日になります。筋肉の血流が悪くなるとたるみやむくみが生じますので、小顔になるためには筋肉のこりをほぐすことが大切なのです。
次に、重要なのが姿勢。ここで注目したいのは「筋膜連鎖」です。筋膜は筋肉だけでなく骨や内臓まですべてを包み込み、体全体で繋がっています。つまりどこかがたるめば、どこかが引っ張られるのです。猫背や巻き肩のように姿勢が悪くなると、筋膜がどんどん下に引っ張られて、果ては顔までたるんでしまいます。これをケアするためには首やデコルテ、脇腹のマッサージとストレッチが必要です。首美人は小顔美人、脇美人は小顔美人なのです。
極め付けは皆さんが当たり前のように行っている呼吸にも小顔になれる方法があります。骨と筋肉・筋膜へのアプローチ、総合的なケアで、体も楽になって、健康的な小顔美人を目指していきましょう。
山口良純先生(やまぐちよしずみ)
1969年生まれ、栃木県足利市出身。'90年柔道整復師資格取得。祖父、父ともに整骨院院長。親子三代にわたる伝統的古典療法から、最新のレーザー機器を用いたオリジナルのインナーマッスル治療、オステオパシー、AKA療法、頭蓋骨の動きに合わせて輪郭を整える頭蓋骨輪郭矯正などの治療を行う。俳優、モデル、タレント、スポーツ選手など数多くの著名人のボディメンテナンスを手がけている。
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