女性にうれしい豆乳のパワーをおさらい。気軽に取り入れられる3レシピも参考に!(栄養コンサルタント/エリカ・アンギャル)
乳製品が不調の原因に!?豆乳パワーに期待
アジア人に多いといわれる乳糖不耐症とは、乳製品に含まれる乳糖を消化する酵素が足りていないために起こる症状のこと。その人たちの選択肢として、最初に注目された植物性ミルクが「豆乳」でした。
1980年代に米国をはじめ、日本でも牛乳の代替品としてブームに。昨今は、アーモンドミルク、オーツミルク、ライスミルクなど、さまざまな植物性ミルクが出ていますが、最もタンパク質を含んでいるのが豆乳です。
大豆タンパク質は空腹時のインスリンレベルの低下にも働くので、ダイエットの味方にも。また、豆乳の成分で有名なポリフェノールの一種、大豆イソフラボンは、“植物性エストロゲン”ともいわれ、女性ホルモンに類似した構造でホルモンバランスをサポート。乳がん、卵巣がんの予防や骨量減少を防ぐ作用も期待できそうです。
さらに、大豆イソフラボンには抗酸化作用もあります。体の酸化を促すストレスを感じた日は、甘い飲料で気分を満たして。
写真1枚目の「豆乳ホットチョコレート」は、温めた豆乳にカカオパウダーを投入するだけの簡単ドリンク。お好みでハチミツやシナモンをプラスしても。
豆乳のイソフラボン含有量には、商品によって差が。だし汁に豆乳、味噌などの調味料を入れて、野菜や肉を煮込む豆乳鍋をつくる際も、添加物が入っていない有機無調整豆乳を使用して。
すぐにお腹がすきそうな食事系クレープでも、豆乳とそば粉を使えば香ばしく、腹持ちもよくなりそう。レモン汁を混ぜたクリームチーズ、スモークサーモン、チャイブをのせて完成!