抜群のセンスと明るいキャラクターで、GINGERをはじめとする女性誌や美容誌はもちろん、モデルやタレントさんからも引っ張りだこな人気ヘア&メイクアップアーティスト木部明美さん。今回の連載「木部明美のおとなメイク実験室(キベラボ)」は、ホリデーシーズンにぴったりの、華やかメイクをご紹介します。
ピンクの目元とツヤ肌でつくる、華やかフェミニン顔
前回はナチュラルな自分メイクから、カラーライナーとリップの色チェンジをして印象変えをしましたが、今回は、目元のカラーもチェンジ。ピンク系のアイシャドウを投入し、上気したようなツヤ肌と血色チークで色っぽさをプラス。女性らしい華やかメイクを教えていただきました。
普段メイク
モデルは、美GINGERの川口栞さん。普段、目元はブラウンのアイシャドウを使うことが多く、リップも肌なじみのいいカラーで、全体的にナチュラルメイクなのだとか。ツヤ肌が好きで、韓国コスメもよくチェック。TWICEのヘア&メイクさんのYouTubeを見て、冒険しようと思って大粒ラメ入りのアイカラーパレットをネットで買ったけど、結局使いこなせないままなので、それを活用したメイクも知りたいそう。
普段メイクの使用アイテム&How to
トムフォード ビューティのアイカラーパレットの上2色をグラデーション使いし、締め色に左下のグレーブラウンを。アイライナーはエクセルのチョコレートをインライン、グレージュで目頭と目尻にラインを入れます。濃い色でライナーを引くと強く見えてしまうので、インラインにして目元を引き締め、淡い方でラインを引くとちょうどいい。
マスカラはエテュセの下地に、KATEの透明ブラックマスカラを重ね付け。ナチュラルかつ下まぶたについても気にならないのがお気に入り。仕上げに、JUICY PANGのピンクのクリームチークをほんのり入れ、rmsのハイライトでメリハリとツヤ感をオン。
How to Make-up
冒険しようと思って買ったという、ピンク系のカラーシャドウパレットをメインに、女性らしい華やかな雰囲気のメイクに。目元のピンクに合わせて、上気したようなツヤと血色のチークにツヤリップで、全体的にツヤっぽく仕上げるのがポイント。
また、ピンクシャドウは、どうしても目元がぼけてハレぼったく見えがちになるので、逆にそれを利用して目頭よりにつけると求心顔になり過ぎず、いい感じのふんわり感が出ます。また、アイラインは黒で締めず、レンガ色のシャドウでタレ目っぽくアイラインを入れて。シャドウもラインも、全体に塗らないで抜け感を出すのがコツ。
投入アイテム
1. 上まぶたにピンクニュアンスをつける
まず、パレット上段右のライトピンクと中段中央のベージュ、2色混ぜてまぶた全体に塗ってくすみを取ります。次に、下段左のラメ入りのピンクブラウンを黒目の上にオン。
2. ラメ入りピンクで涙袋メイクを
中段右の大粒ラメ入りのキラキラピンクを、下まぶたの目頭から黒目外側までいれます。ラメのきらめきで、うるっとした色っぽい瞳に。
3. 目頭もキラっとさせて透明感UP
目頭に上段中央のパープルラメを入れ、ブルーパールの輝きで透明感をプラス。さり気なくキラっとさせるのがポイントです。
4. マットなレンガ色でシャドウライナーを
下段右のマットなレンガ色で黒目外側から目尻にシャドウライナーをオン。かっちり引いてしまうと、せっかくのふんわりピンクがキツく見えてしまうので、シャドウライナーがちょうどいい。もともと濃いブラウンでインラインが入っているので、目元がボケてしまう心配もありません。
5. コーラル色のツヤチークを高め位置に
ピーチカラーのツヤ質感のチークを、頬骨上の高め位置に横長に入れます。血色を感じる程度に、コーラル系で全体的にふんわり入れると今っぽく。
6. リップは目元とトーンを合わせて
カシスピンクのツヤリップを唇に直塗り。血色カラーのツヤピンクで目元とトーン合わせることで洒落感が。
完成!
ピンクトーンのメイクは、明るく華やかな雰囲気を出すのにぴったり。ただ、ピンクの色を強くし過ぎるとやぼったい印象になるので、目元に使うときはポイント使い、口元ではツヤと透明感を与えるなど、つける量とバランスに気をつけることが大切です。
いかがでしたか? 普段のメイクにちょい足しするだけで、簡単におしゃれ顔に仕上がるので、ぜひマスターしてみてください。
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