抜群のセンスと明るいキャラクターで、GINGERをはじめとする女性誌や美容誌はもちろん、モデルやタレントさんからも引っ張りだこな人気ヘア&メイクアップアーティスト木部明美さん。今回の連載「木部明美のおとなメイク実験室(キベラボ)」は、ホリデーシーズンにぴったりの、華やかメイクをご紹介します。
カラーライナーとリップの色チェンジで印象変え
もうすぐ待ちに待ったホリデーシーズンが到来! 昨年はコロナ禍で、どこにも出掛けられなかった・・・という人も多かったと思います。変異株が出てきたりと、まだまだ予断を許さない状況ではありますが、今年は女子会などのイベントやお出掛けの予定を入れている人も多いのでは?
そこで、今回はイベントにもぴったりの華やかメイクをご紹介。会社帰りの普段メイクにちょこっとプラスするだけで、一気に洒落感がアップするテクを教えていただきました。
普段メイク
今回のモデルは、美GINGERの川口栞さん。普段、目元はブラウンのアイシャドウを使うことが多く、リップも肌なじみのいいカラーで、全体的にナチュラルメイクなのだとか。ツヤ肌が好きで、韓国コスメもよくチェック。TWICEのヘア&メイクさんのYouTubeを見て、冒険しようと思って大粒ラメ入りのアイカラーパレットをネットで買ったけど、結局使いこなせないままなので、それを活用したメイクも知りたいそう。
普段メイクの使用アイテム&How to
トムフォード ビューティのアイカラーパレットの上2色をグラデーション使いし、締め色に左下のグレーブラウンを。アイライナーはエクセルのチョコレートをインライン、グレージュで目頭と目尻にラインを入れます。濃い色でライナーを引くと強く見えてしまうので、インラインにして目元を引き締め、淡い方でラインを引くとちょうどいい。
マスカラはエテュセの下地に、KATEの透明ブラックマスカラを重ね付け。ナチュラルかつ下まぶたについても気にならないのがお気に入り。仕上げに、JUICY PANGのピンクのクリームチークをほんのり入れ、rmsのハイライトでメリハリとツヤ感をオン。
How to Make-up
印象を変える一番簡単な方法は、リップの色をチェンジすること。リップカラーを濃くするだけで、一気によそ行き感が出ます。それだけだと芸がないので、カラーライナーで華やかさと洒落感を投入。ブラウン系シャドウには赤系のアイライナーを足しがちだけど、今回は甘くしたくないので、あえてブルーグレーにしてクールな印象に。
リップも、もとはピンク系だったから、あえてマットな質感のオレンジブラウンにして印象変え。洒落感のある大人の華やかメイクに仕上がります。
投入アイテム
1. カラーライナーを目尻のみ
黒目の外側から目尻にカラーライナーを引きます。自分メイクですでにインラインが入っているので、あくまでアイシャドウ代わりに目尻に色を足すことが目的。
2. 輪郭を描くようにリップをオン
リップは輪郭を描くようにしながら直塗り。クリーミィな質感なマットリップなので、自然なツヤ感が。リップブラシで塗ると、さらにきちんと感が出ます。
完成!
瞬きするたびにチラ見えするブルーグレーのアイラインで洒落感アップ。ナチュラルで上品な雰囲気はありつつ、スタイリッシュな印象の大人の華やかメイクに。
チークやハイライトはもともとナチュラルだったのでそのまま生かして。自然な血色を感じる程度のほんのりツヤ肌が、肌に透明感と明るさをプラス。
いかがでしたか? 普段のメイクにちょい足しするだけで、簡単におしゃれ顔に仕上がるので、ぜひマスターしてみてください。
【木部明美のおとなメイク実験室(キベラボ)】をもっと読む。