タンポンと同じように腟内に挿入し、経血をためて使用する生理用品“月経カップ”をご存知ですか? GINGER WELLNESS LABOでは、この月経カップの勉強会を実施しました。その後、実際に使用してみたメンバーのレポートをお届けします!
【塩谷祥加さん】ずっと気になっていた月経カップにようやくトライ
月経カップには元々興味があり、使ってみたいと思っていましたが、「本当に快適なのか」「漏れたりしないのか」という疑問がありました。また、使っている人も身近にいなかったため、不安が大きく、トライするに至っていませんでした。
でも勉強会で学び、月経カップへの理解が深まり、メリットしか感じなかったのでようやく購入を決意しました! 選んだのは、エヴァカップ サイズ1(スモール) チェリーブロッサムです。
私の場合、低用量ピルを服用しているので経血の量は少なめで、5日間くらいで終わることが多いです。今回は生理2~4日目に使用。朝起きてトイレで挿入し、夜お風呂場で取り出すというルーティンで練習してみました。このエヴァカップの使用時間の目安は約8時間とのことでしたが、私は生理2日目で10時間ほど使用しても、漏れることはありませんでした。
以下、私が感じた月経カップのメリットとデメリットをご紹介します。
1つのカップを洗って繰り返し使う。シンプルだからこそメリットいろいろ!
生理であることを忘れるくらい快適
私はワークアウトが好きなのですが、これまで汗をかきやすい夏は、ナプキンによるムレやにおいが気になり、不快で仕方ありませんでした。月経カップはそれが一切ありません。また激しく動いても漏れの心配が無いことから、存分に体を動かせるのはとてもうれしかったです。そして生理中でも分厚いショーツをはく必要がなく、通常どおりのおしゃれを楽しむこともできました。
自分の経血量がわかる
健康管理にもなるので、経血量を確認できるのはうれしいポイントです。今後もしっかりチェックしたいと思います。
サステナブル
繰り返し使えるため、資源消費を抑えて廃棄物が減少します。日頃から、サステナブルなものを使いたいという気持ちが強い私にとって重要なポイントでした。
お手入れも意外とラク
買って最初に使うときや、生理が終わって次の生理までの間に煮沸消毒する必要がありますが、生理期間中はお風呂場で取り出したあとそのまま経血を流し、本体を洗って乾燥させるだけなのでスムーズでした。月経カップと同じくエコな吸水ショーツは、何度かもみ洗いをしなければならないので、それよりもラクだと感じました。
荷物にならない
旅行時も月経カップだけを持って行けばいいので、荷物がかさばらず快適だと思います。
デメリットはやはり、慣れるまでのハードル
挿入と取り外しに手間がかかる
慣れるまでが大変で、初めてだった今回はやはり苦労しました。挿入はスムーズにできたものの、取り出し方にコツが要るように感じました。いきんでカップが下がってきたときに指を入れて取り出す…というのが難しい! 習得するまでに時間がかかりました。ネイルをしていたり、爪が長いと、膣内を傷つけそうで少し怖かったです。
慣れるまで違和感あり
やはり膣内に異物が入っている感覚が常にありました。また走ったりするとその違和感が増して、ずれてしまうのではないかとやや不安になることもありました。
取り外し場所がお風呂場のみ
慣れるまでは経血をこぼさずに取り出すのが難しいため、お風呂場でしかできないのが難点です。慣れたらもちろんトイレでも大丈夫ですが、洗うのが難しそうなので、タイミングや場所を選ぶ必要があります。
まだまだ慣れるまではやや時間がかかりそうですが、慣れたら超快適に過ごせると思います! 今後は自分でも試行錯誤しつつ、友人にも使用を勧めていきたいです。
塩谷祥加(しおやひろか)
広告会社で営業職として勤務。生理開始日は片頭痛に悩まされることが多く、PMSにより体をコントロールしきれず悔しい思いをしたことも。現在は低用量ピルを服用しながら生理と上手な付き合い方を模索している。