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MYSELF女性の悩み

2019.10.04

お尻がかゆい!自分では見えない場所だから…どんな病気?何科に行けばいい?

肛門周辺のかゆみには、さまざまな病気が考えられます。人の皮膚感覚は、場合によっては痛みも、かゆみととらえることがあります。
一概に、肛門周辺の痛がゆさといっても、自分の目では確認できない場所。肛門周辺に、かゆみ、痛み、出血を生じるような、女性に多い病気を紹介します。人にも相談しにくい…場所。何科を受診したらいいか、迷うところです。人に言えない症状を解き明かします。

肛門周りのかゆみ、痛みは多種多様

お尻

(c)Kaspars Grinvalds/Shutterstock.com

症状は、常に痛がゆい、血がにじむ、おりものがある、排便時だけ痛い、下痢や便秘があるなど、原因となる病気の種類によってさまざまです。

注意すべき、お尻周辺の症状をチェックしてみましょう。

かゆみ+こんな症状は何かのサインかもしれません!
□ 肛門周囲から血がにじむ
□ 排便時に痛いことがある
□ お尻が冷えていると感じる
□ 下痢や便秘をすることが多い
□ 長時間同じ姿勢で過ごすことが多い
□ 入浴をシャワーだけで済ませることが多い

上記に当てはまる症状があったら、そのお尻のかゆみは、何かの病気のサインかもしれません。以下の病気に当てはまるものはないか、確認してみてください。

お尻(肛門)周りがかゆい病気はこんなにあります!

困った顔の女性

(c)Dean Drobot/Shutterstock.com

お尻周りがかゆい病気の特徴と、それぞれ行くべき診療科を紹介します。

●水虫 
かゆみがある。冷え、ムレ、免疫力低下で起こる。
皮膚科へ

●カンジタ腟炎
粕状のおりものがあり、疲れ、免疫力低下、抗生剤がおもな原因。 
婦人科へ

●細菌性腟炎
臭いのあるおりものがあり、洗いすぎや免疫力低下で起こる。 
婦人科へ

●あせも
皮疹がありかゆい。下着が密着することで起こりやすい。  
皮膚科へ

●臀部皮膚膿瘍(でんぶひふのうよう)
赤みのある腫瘍で痛む。血が混じった膿が出て、長時間座っている人に多い。 
皮膚科へ

●バルトリン腺のう胞
腟の後方、肛門寄りの外陰部が腫れる。通常は無症状だが、感染を起こすと赤く腫れ、痛みをともなう腫瘍になる。 
婦人科へ

●臀部の粉瘤(ふんりゅう) 
角質や皮脂が溜まった袋状の良性腫瘍。衝撃が加わり破裂すると臭いをともなう。 
婦人科、皮膚科へ

●痔 
排便時に痛む。出血を伴うことも。 
外科へ

上記を、あくまで参考にして、自己判断できないことも多いため、病院を受診して相談しましょう。

どんな病気かわからないうちは、何科を受診すればよいか迷うところですが・・・
迷ったら婦人科へ、痔なら外科へ

もちろん、皮膚科でもいいですが、デリケートな部分のため、女性は婦人科が相談しやすいでしょう。婦人科医は、感染症の検査も慣れています。

ただし、痔を疑う症状の場合は、外科が専門になりますので、外科を受診しましょう。女性の痔の専門医も増えています。

ほとんどが薬で治療できます

クリニック

(c)Andrei_R/Shutterstock.com

上記にあげた病気は、外用薬で治療できるものがほとんどです。

水虫、カンジタ腟炎、細菌性腟炎、あせもは、医師に処方してもらう抗菌薬などが使われています。

臀部皮膚膿瘍、バルトリン腺のう胞、粉瘤などは、手術で切開したり、抗菌薬が使われることもあります。

そのほか、じんましんやアレルギー性のものなら、抗炎症剤(ステロイド)を使うことがあります。

痔は大腸がん、大腸ポリープとの見極めが大事

では、恥ずかしくて、女性が受診しにくい痔については、どうしたら?

痔は、大きく“痔核(じかく)(いぼ痔)”、“裂肛(れっこう)(切れ痔)”、“ 痔瘻(じろう) (あな痔)”の3種類に分けられます。
痔は、大腸がんや大腸ポリープと間違えやすいので、自己判断せず、受診して確認することも大切です。

肛門がうっ血して痔になる女性もいます!

イライラ女性

(c)fizkes/Shutterstock.com

女性は、女性ホルモンの黄体ホルモンの影響で便秘になりやすく、妊娠、出産時も肛門に大きな負担がかかります。筋力がなく、冷えやすいのも要因です。

痔のおもな3大症状、“痔核(じかく)(いぼ痔)”、“裂肛(れっこう)(切れ痔)”、“ 痔瘻(じろう) (あな痔)”についてまとめました。

●痔核(いぼ痔)・・・内痔核は排便時の出血のみで痛みはないが、進むと肛門の外に出て痛みを生じる。外痔核は出血は少ないが、強い痛みを伴う。

●裂肛(切れ痔)・・・下痢も便秘も悪化の原因。排便時や排便後にもズキズキとした痛みに、出血を伴うことも。

●痔瘻(あな痔)・・・細菌が入り化膿し、膿がたまることが原因。排便時以外にも痛み、発熱を伴うことも。

痔の治療は、軽いうちならお薬で

薬

(c)Alexmalexra/Shutterstock.com

3大痔の症状のうち、いぼ痔が男女ともに多く、大半を占めます。あな痔は、手術が必要になりますが、痔全体では少ない傾向です。

痔の治療は、進行したら手術という可能性もありますが、軽いうちはほかの治療法もあります。
ひと昔前まで “痔=手術” と思われていましたが、今は手術だけではなく、保存療法として薬物療法(お薬)と、ライフスタイルを改善する生活療法で治療することも増えてきています。

薬には、座薬、注入軟膏、塗り薬、内服薬などがあり、便通を改善する薬が使われることもあります。
 
また、漢方薬が処方されることもあります。漢方薬は、冷えを解消して、血流の滞りを改善する薬や便通改善の薬が使われます。
 
たとえば、いぼ痔や切れ痔には「乙字湯(おつじとう)」や「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」。痔瘻には「排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)」などです。

いきまない習慣や冷えない工夫も大事

生活習慣の改善も大切です。朝食をしっかり食べ、食物繊維と適度の油脂類、たっぷりの水を摂るようにします。
長時間いきまないようにする排便習慣の見直しや定期的な運動、冷えない生活の工夫も大切です。

肛門に使える殺菌、消毒剤もドラッグストアで売られています。二次感染を防ぐ殺菌成分のほかに、炎症を抑え、痛みや傷が治るときのかゆみを和らげ、皮膚の傷の修復を促進します。シュッと吹き付けて、肛門の殺菌・消毒にも使いやすいタイプのものもあります。

薬用入浴剤で、タオルや布に沁み込ませ、体の洗浄・清拭にも使えるものがあります。入浴効果を高め、「つかる、洗う、拭く」ことで皮膚の荒れを防ぎ、整える有効成分の薬用入浴剤です。あせも、乾燥性しっしん、おむつかぶれも防ぎます。

*参考資料/MSDマニュアル 

TEXT=増田美加

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