“好き”を仕事にするのは楽しそうだし、自由な面が魅力の一方で、何かと不安も多いフリーランスという働き方。実際にフリーランスとして働く人たちに、独立したきっかけや仕事に対する想いを聞きました。
File07 フリー動画クリエイター 山口理緒さん(30歳)
新卒で動画制作会社に入社し、結婚を機に一度退社。当時はまったくフリーランスになるつもりもなく、落ち着いたころにまた就職活動をしようと考えていました。
そんなとき、前職の関係者から仕事を依頼され、その後も継続的に案件が舞い込んできて、フリーランスとしてのキャリアがスタート。フリーランスになってみて、守ってくれるものが少ないからこそ、信用できる仕事相手を見極めるのも重要な課題だと知りました。
自分のストレス耐性を知って、自分の好きな人と一緒に働くのが私のなかでの最適解。あとは、依頼された仕事を期待されている倍以上のものにして返すということも、大切にしています。フリーランスの良さを知った今、これからも家族との時間を大切にしながら、フリーで働いていくつもりです。
山口さんにQ&A!
独立後、収入の変化は?
2〜3ヵ月後には会社員時代の月収の2〜3倍に。
今は自分がときめきを感じた仕事を家族と相談しながら、無理なく引き受けています。会社員時代と比べ、収入も上がって満足です。
フリーランスで不安なことは?
夫もフリーランスなので、老後の貯金。稼げるうちに稼いで貯めておこうというのが夫婦の共通認識。動画ブームが終わってしまったらという不安も。
1日の平均稼働時間は?
閑散期は6時間、繁忙期は10時間オーバー。
自分のペースで働けるので、予定のない日にまとめて編集作業を10時間行うことも。予定に合わせてかなりフレキシブルに対応。
仕事の獲得方法は?
前職からの繋がりや業界内での紹介が中心です。企業のWebCMの企画立案から動画編集までを担当。
フリーランスに向いている人とは?
頑張りすぎないマイペースな人。私のようにマイペースな人は◎。頑張りすぎてしまう人は、体を壊しがちな気がしていて…ペース配分必須です。