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LIVING仕事

2021.01.29

自分のペースで好きなことを極めていく【新・働きカタログ2021】

毎日オフィスに出勤、9時5時で勤務。そんな働き方が急激に過去のものになりつつあります。東京にいなくても、東京で働く。そのワーク&ライフスタイルを実践している女性たちにお話を伺いました。

小山未紗さん

FILE02:夢だったお店を副業として地元に開店!小山未紗さん(IT/28歳)

2020年10月、仙台市内に毛糸店「itoshigoto」をオープンさせた小山未紗さん。平日は都内のIT企業で、学校のIT問題を解決する部署の責任者としてリモート勤務。

「以前から編み物が趣味で、作品をイベントで販売していました。いつか地元仙台に毛糸店を開いてみたいなと思っていたんです。仙台には若い人主体の毛糸店が少ないので、自分が盛り上げてみたいなと」

気付けば店舗物件も決め、辞める覚悟で会社にその夢を伝えていたそう。

「だけど現在はリモートワークが主流ですし、仙台でも仕事は続けられると会社が言ってくれたんです」

平日は9時から15時まで店でITの仕事。そのあとは店舗で販売するオリジナルの毛糸を染めたり、店の充実のための作業を。

「土日はお店を開けていますから、休みは調整し計画的にとっています」

小山さんのスケジュール

現在15時までの時短勤務なので給与は以前より減。お店のランニングコストもかかるけれど、物価が安いので収支は「東京にいたころより少し低いかトントン」。だけど「何より好きなことに時間を使えるのがうれしい」と笑顔。

「手に職があれば、将来たとえ海外に住んだとしても、言語や文化の壁を超えて働き続けられると思ったんです」

自由に生きていくための、大きな一歩をリモートワークが支えてくれている。
小山未紗さん
小山さんが感じる移住のメリット&デメリット
メリット…私の場合、編み物教室などを通して東京では会えなかった人たちと出会え、自分の夢のために多くの時間をさけることです。
デメリット…移住して副業を始めるととにかく忙しいので、人によってはどっちも中途半端になってしまうかもしれません。また最初は開店のためにお金もかかりました。

 
編むだけではなく、羊毛から糸を紡いで毛糸を作る作業も、すべて自分の手で。それも実は独学という小山さん。新しい働き方が広まることによって、好きなことをとことん極める人が、これからますます増えていきそうです!

FILE01:東京→メルボルン→熱海で充実度UP!中野景子さん(金融/30歳)の場合

PHOTO=沼田孝彦

COOPERATION=安井桃子

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