「ファッションはもっと自由に！」そんなポリシーを抱くスタイリスト長澤さんがモード･コンサバなおしゃれをナビゲートする連載「スタイリスト長澤実香のモードの解釈」。今回は、「アンボクシング（箱からの脱却）」をテーマに掲げた、ヴァレンティノ。創造性に富んだ仕立てと特徴のあるディテールで“個性”と“自由”を表現。
真っ赤なVロゴで唯一無二の個性に焦点
ドレス￥517,000、タイツ￥49,500／ともにヴァレンティノ（ヴァレンティノ インフォメーションデスク）
たっぷりとしたフォルムが特徴的なミニドレス。マイクロ丈のバルーン裾と、スーパーロングな袖が、チャーミングなバランスに。
メゾンの代名詞でもある鮮烈な赤を纏って
ドレス￥693,000／ヴァレンティノ（ヴァレンティノ インフォメーションデスク）
「ヴァレンティノレッド」とも呼ばれる鮮やかで優美な赤。大きく開いた襟元でより女性らしく。
フェザーを効かせた現代的なテーラリング
コート￥973,500／ヴァレンティノ（ヴァレンティノ インフォメーションデスク）
鮮やかなイエローの発色と、風に揺れるフェザーの刺しゅうが、オーセンティックなデザインをドラマティックに魅せてくれる。
プレシャスなVロゴアクセサリーがさらに充実
〈奥から〉トートバック（大・H25×W40×D17cm）各￥324,500、パンプス（ヒール9cm）各￥165,000、トートバック（小・H16×W22×D11cm）各￥250,800、ショルダーバック（H10×W20×D5cm）各￥289,300、ウォレット（H7.5×W12×D4.5cm）各￥103,400／すべてヴァレンティノ ガラヴァーニ（ヴァレンティノ インフォメーションデスク）
美しく、実用的。「V」のパワーを借りて、存在感のあるおしゃれを楽しみたい。
「ヴァレンティノの服は、素材もデザインもすべて美しくて大好きです。独特のムードを醸し出すVロゴのトワルイコノグラフのトータルルックや、360度違う表情が楽しめるドレスなど、今季も印象的なコレクションでした。着た人が持つ個性を輝かせ、美しく魅せる――、そんなエネルギーのあるブランドだと思います」（長澤さん）
見上愛（みかみあい）
2000年10月26日生まれ、東京都出身。’19年に女優としてデビュー。’21年公開の映画『衝動』、’22年の地上波ドラマ「liar」の主演をはじめ、数々のドラマ、映画、CM、MVなどで活躍。’22年JRA年間新プロモーションキャラクターとなり、一躍話題に。現在は青木柚とのW主演MBSドラマイズム「往生際の意味を知れ！」が放送中。
長澤実香（ながさわみか）
1974年生まれ、北海道出身。雑誌･広告のスタイリングのほか、ベビー服ブランド「Hijiki.」も手がける。モノの背景に宿るストーリーや、まとう女性像からスタイルを提案。モデルや女優からの支持も厚い。
