金融系企業の事務として働きつつ、SNSなどを通じてイラストレーターとして活動中の、奥田由依さん(仮名/32歳・未婚)。今はお金をためつつ、いつかはフリーのイラストレーターとして独立することが目標。【連載「私の家計簿」】
奥田さんの年収&月収、貯金額は…
年収は約460万円、貯蓄は360万円ほど。現在は、金融系の会社で事務として働きつつ、第二のキャリア・イラストレーターとして活動する準備をしています。
1ヵ月の収入&支出は?
月収(手取り) ¥325,000
大手金融系の子会社のため、給料はいい方だと思います。イラストのギャラは月5万円前後。
住居費 ¥120,000
イラストに集中するための部屋が欲しくて、昨年末に引っ越したばかり。ひとりにしては高め。
光熱費・通信費 ¥16,000
電気・ガス・水道代などの光熱費は平均1.2万円。通信費は楽天モバイルに乗り換えて約4千円。
食費・交際費 ¥60,000
毎月の食費は3万円ほどなのですが、友人との外食を見越して、プラスで3万円を先取り(笑)。
美容費 ¥22,000
ネイルサロンと美容エステでのメンテナンス費用は2.2万円ほど。月1の楽しみです♡
ファッション代 ¥40,000
ファッションは月によってまちまちですが、衣類を新調するタイミングだと4万円前後。
雑費 ¥3,000
ちょっとした日用品や予防薬などの買い足し用に雑費として3千円を先取りしています。
貯蓄・資産運用 ¥64,000
貯蓄用口座に4万円を自動振り分け、つみたてNISAに2.4万円。
二足の草鞋となり、少し生活に余裕が!
会社員と駆け出しのイラストレーターとして、ふたつのキャリアを持つ奥田さん。わずかではあるがイラストの仕事でも収入を得るようになり、少し生活に余裕が出てきたことを実感中という。
「金利が低い今の時代、現金を預金しておくよりも積極的に運用した方がいいと聞いて。少しずつ投資の額を増やしています。米ドルでの預金にも興味があるし、投資と預金額とのベストバランスなど、もっと詳しく勉強していきたいと考えています」
いずれはフリーランスになることも考えていることから、貯金に関しても熱心だという。
「いずれは会社員をやめて、イラスト一本でやっていきたいと最近考えるように。どれくらいの貯金ができてから、独立するのが正解なのでしょうか」
FPの評価「家賃は手取りの1/3に抑えたほうがベター」
奥田さんの場合、個人事業主として賃貸住宅の一部を利用しているので、利用している割合だけ経費として認められる場合もあります。しかし、一般に家賃は手取り月収の1/3以内がベターです。ファッションは年間いくらかけているかを把握し、12で割ると毎月の被服費が分かりますよ。米ドル預金なども金利がよいのでチェックしてみて。(ファイナンシャルプランナー/花輪陽子)