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LIVINGマネー

2021.10.17

私たちは定年後どうなる?2,000万円で本当に平気?今考えておくべきこと

将来後悔しないために、何をすべきか。著書『定年女子』で、定年後の女性の働き方・生き方を取材してきた作家の岸本裕紀子さんに、20代、30代のうちからできることを教えてもらいました。

人生のイメージイラスト
今は定年=老後ではありません。「後期高齢者」と呼ばれるようになる75歳くらいまでは元気な方が多く、リタイアしてから、老後となるまで約15年の時間があるのです。そして今、社会と関わり、充実した時間を過ごすため、リタイア後も働くことを選択する女性が増えています。

これまで50人以上の働く「定年女子」の方々に取材させていただき、皆さんパワフルなことに励まされました。そしてそのように輝くために読者の皆さんには、今から準備していただきたいことがあります。それは今の仕事以外にもう一つ、将来仕事になるかもしれない分野を持っておくこと。自分が何をしたら楽しいか、これなら将来仕事にできるのではないかと思うことを、少しでもいいから始めてみて、感触を得てみましょう。資格を取るのもいいですが、30年後にその資格が使える世の中なのか、誰にもわかりません。好きなことを極めて誰にも負けないと思える部分を伸ばしていきましょう。それが定年後、楽しみながら働ける、大切な鍵になります。
人生のイメージイラスト

Q. 定年後も働けるんですか? 

A. 再雇用制度があります。定年で終わりではありません
現在、再雇用は70歳までとなり、それを企業の「努力義務」としています。ただ現状は65歳くらいがまだ一般的だと思います。定年後はこの「再雇用制度」で雇用しなおされることになりますが、その場合は部署も職種も変わることが多いようです。もちろんお給料も下がりますから、それまでの暮らし方とは必然的に変わってきますね。

Q. 定年後に新しい仕事に挑戦できますか?

A. 60歳を過ぎ資格を取得、保育士になった方も
ずっと専業主婦でしたが、夫が亡くなり60歳を前に保育士の資格を取って働き始めたという方がいます。また主婦だった方が、カフェのシェフになったというケースも。それまで企業で管理職だった女性でも、新しい仕事は若い人をサポートし、ときには彼らに教えてもらい、地道な作業をすることになります。それまでと別の働き方・生き方を楽しめる気持ちが必要です。

Q. 今、アラサー。定年後も働くために何歳から準備をすればいいですか?

A. 今の仕事とは別の、仕事の種を見つけましょう
企業は定年を引き上げ、再雇用制度を充実させる一方で、40代くらいから昇給のカーブを落としていくことになります。仕事については、40代で自分の将来が見えてくるはず。このまま会社に残るか、あるいは転職や独立するのかのといった問題も出てきます。またプライベートでも、結婚や出産の可能性も、自分が親の介護を担うことになりそうか、子供の教育はどうするか、など予測できることに。そこでどんなお金が必要になるかがはっきりするんですね。ですから30代後半くらいから、会社の仕事以外で、もう一つ仕事になりえる分野を見つけていきましょう。その会社で働き続けようとするならなおさら、30代後半から自分よりも5年、10年上の先輩からの情報を集めて計画を練り始めましょう。

Q. 老後のために2000万円必要ってどういうことですか?

A. まず、どう暮らしたいか考えて
計算方法はたくさんありますが、年金をもらえる前提で、毎月5万円の貯金を切り崩したとして年間60万円。60歳から30年生きるとして1800万円ですから、だいたい2000万円と言われることが多いです。しかしこの計算は、持ち家があり、借金がないことが前提です。医療費、旅行代金、施設に入るというお金も含まれていません。また年金は将来、受給開始の時期が遅くなることはあっても早まることはなく、受け取れる金額が上がるということもほぼないと考えておいてください。

Q. 今から貯金した方が安心ですか?

A. 思っている以上に、貯金は大切です
人生で、予想外の出費はあっても、予想外の収入はありません。今からの貯金が想像以上に大切になってきます。一方、人生を豊かにする趣味があるなら、それは将来の仕事になる可能性も。だからこそ、その趣味はそのまま続けてください。

岸本裕紀子(きしもとゆきこ)
東京都出身。集英社『nonno』編集部に勤務したのち渡米、1990年『ニューヨークでお買い物』で作家デビュー。2017年に定年後の女性の生き方を取材したルポルタージュ『定年女子 これからの仕事、生活、やりたいこと』を発表。NHKでドラマ化もされた。2019年に『定年女子 60を過ぎて働くということ』も発売。

ILLUSTRATION=オグニ舞

TEXT=安井桃子

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