将来の不安は「ない」って言ったらウソになるけど、 少なくとも日々の生活でお金に悩むことはなかった。 でも、隣のデスクの彼女が今まで貯めていた貯金を使って 「長年の夢だった留学をする」って聞いて……。もしかして、みんなお金貯めてるの?
30代女子の平均貯金額は「397万円」!
お金があれば、できることはたくさんあります。 たとえば、あなたが仮に1000万円持っていたとしたら、どうでしょうか?
海外留学はもちろん、世界一周旅行もできます。転職をするときもずいぶん気持ちが楽になりますし、起業だって夢ではありません。服、バッグ、アクセサリー、化粧品など欲しいモノの大半は手に入るでしょう。 とはいえ、1000万円なんて大金を一度に手にすることは、宝くじに当たったときくらいです(ギャンブルという人もいるかもしれないですが)。
ですから、留学にせよ、長期旅行にせよ、起業にせよ、もしくは将来の不安を解消するにせよ、お金の使い道があるのなら、早いうちから計画的に貯金を始める必要があります。毎月少しずつでも貯金をしていると、数年間経ったときには「大きなお金」に化けるものです。
では、あなたと同じ世代の女性は、どれくらいお金を貯めているのでしょうか? 総務省の調査によると、女性(一人暮らし世帯)の平均貯金額は、 30歳未満で139万円、30代で397万円です。※
さて、どうでしょう。あなたの貯金は平均以上ですか?
それとも平均以下ですか?
※総務省統計局「2014年全国消費実態調査」 「単身世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果」より
20代で1,000万円貯金している女子も!
実は、この調査結果よりもお金を貯めている超・堅実志向の女性もいます。 私が主宰する「富女子(ふじょし)会」ではみんなで知識を出しあって、「1000万円」を目標にコツコツ貯金にはげんでいます。 なかには1000万円を貯めたアラサー女子もいます。彼女は実家暮らしですが、年収300万円にもかかわらず5年で1000万円貯めたのです。ちなみに、富女子会には500万円以上貯めている女性が20人以上います。 正しいお金の貯め方を実践すれば、誰でも1000万円貯金ができるのです。
女性は男性よりお金を貯めることに圧倒的に向いている
「20代で1000万円貯金」と聞いて、どう思いましたか? 友だちや同僚とお金の話をすることはあまりないでしょうから、驚いた人も多いのではないでしょうか。 男性の場合、気軽に話すとは言わないまでも、貯金額のことを話すことはあるにはあるんです。貯金額が自分を表す重要な「ステータスの一つ」という認識があるから。自慢したり、卑屈に見せたり……言葉にしなくても目定めできることもあります。
ですが、貯金額は女性のステータスとしてまだまだ一般共有されていません。結果として、友だちとお金の話をする習慣が根付いてないのです。
とはいえ、貯金に対して意識が低いというのは大きな問題です。結婚、出産など何かあったときのための蓄えを持っておくと安心ですし、夢を叶えるのにもお金は必要です。
なにより、お金があれば嫌いな人と仕事をせずにすみますし、時間を買うこともできます。 小説家の村上春樹さんは「お金で買うことのできるもっとも素晴らしいものは、時間と自由である、というのが僕の昔からの変わらない信念です」と言っているほどです。
まずは自分の貯金状況を思い返して、貯金に対して考える機会を持ってみてはいかがでしょうか。