モテる女性がモテるのには、それなりのワケがあるのです。容姿うんぬんは、それぞれの事情があるので各自それぞれの努力や工夫が必要かと思いますが、言葉選びや言葉遣いはモテ女のテクニックを学び取って実践するのが有効。
今回は、異性に褒められたシーンで、どういう返しをするのがよいのか?を考察します。
初級:「ありがとう(ございます)」

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男「田中ちゃんって、いつもキレイにしてるよね」
非モテ女「いえいえ、実はいっぱいいっぱいで、ほんとギリギリなんですよ~」
せっかく服装なのかメイクなのかを褒めてもらったのに、照れ隠しの否定返し。身に覚えありませんか? こう返したら、会話はだいたいここで終わります。相手が見つけてくれた褒めポイントも、わからずじまい。
モテ女「ありがとうございます。 今日、この服着てきてよかった! あれ? 服のことですよね?(と、褒められポイントを確認する)」
で、会話は続きます。男性からの賛辞を、バサッと断ち切るのはやめましょう。
中級:「うれしい(です)!」
男「鈴木さんのミーティングでの発言、すごくよかったよ」
非モテ女「でも、結局は通りませんでしたから。私もまだまだです・・・」
男性側は、激励、あるいは賛同の気持ちを込めて「よかったよ」と声をかけたのに、「でも」という返しは、ミーティング参加者の判断を暗に非難する返しになってしまいネガティブ(いいアイデアなのに、皆がわかってくれない的な)。さらに「まだまだ」という返しは相手の「よかったよ」を否定する意味合いにもなってしまいます。
褒め言葉に対して、落ち込んだ → より慰めてもらいたいという気持ちが潜んだ、同情狙いの返しはやめておきましょう。
モテ女「そう言ってもらえて、うれしいです! 次回はもっと強い案を出したいので、アドバイスいただければ!(と、次につなげる)」
「ありがとう」よりも、相手の発言に“心を動かされた”感が高まる「うれしい」という返しがあると、声をかけた甲斐があったなと男性側の気分も上がります。じゃあ、「メシでも食べながら話そうよ」という展開になるかもしれません。
上級:「優しい(ですね)」
男「その爪の色、いいね」
非モテ女「これ、行きつけのサロンで¥10,000ぐらいかかるんですよ~。女子は大変です♪」
非モテ女にそんな意図はなくても、この返しの裏読みをすれば “私、オンナなんでいろいろ気を遣ってるし、お金もかけているし、すごいでしょ”ということになってしまいます。ある意味、褒め言葉に対して、自慢返し。はい、それではモテません。
モテ女「優しい! そういうところも、気付いてくれるんですね」
・・・と、返されてうれしくない男性がいるでしょうか。
勇気(というほど大げさではないかもですが)を出して、褒めてよかった・・・と男性側の満足度は激しく上昇。
この「優しい」という返しは、実際のモテ女の発言から筆者が学んだテク。仕事がらみの食事会で、そのお店のマネージャーさんが彼女の持ち物を褒めたときに「優しい⤴ (関西弁のイントネーションで、めちゃ女っぽかった)」とすかさず返したシーンを目撃。
おぉ、褒め言葉に、褒め返し。しかも手馴れている感や計算を感じさせない(してないかもしれない)美しい返しワザ!
このモテ女は、容姿端麗、仕事もできる。黙っていてもモテるであろうに、このモテ能力の高さ! ふむふむ、学ばせていただきました。
何もこれ、男性相手のときだけに使えるテクではありません。あなたを褒めてくれたすべての人に有効。
さあ、あなたも、モテる返しで愛される女になりましょう。