毎日の洗濯が、環境に与えるダメージはかなり大きいそう。大量の水に洗剤を入れて、さらに電気を使って洗濯機を動かす。そして排水には、海の生態系に影響を及ぼすマイクロビーズ(マイクロプラスチックファイバー)が含まれているのです。そこで今回はドイツ・ベルリン発のコインランドリー&カフェ、フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョーにお邪魔して、サステナブルな洗濯について学びました。
当たり前の「洗う」を見直すだけで地球環境に貢献できる
まずは洗剤ブランド・ドクターベックマンに、洗濯とエコの関係について質問!
Q. 1回の洗濯でどれくらいの水が使われている?
A. 機種によっても水の使用量は異なりますが、ドラム式洗濯機で、6kgの衣服を洗濯すると58L、500mlペットボトル約116本分ほどになります。
Q. 日本人は洗濯回数が多いって本当?
A. 気候の影響もありますが、スウェーデンやドイツ、イギリス、アメリカなどは週1回のまとめ洗いが主流。対して日本人の一人暮らしでは週3回が平均。
Q. マイクロプラスチックファイバーって何?
A. 合成繊維の生地でできた衣類や毛布、カーテンなどから抜け出る極小繊維のこと。洗濯すると大量に抜け出て、下水処理施設をすり抜けて海や川に流れ込んでしまうのです。1回の洗濯で3~8粒の錠剤(250mg/粒)に相当するマイクロプラスチックファイバーが流出しているといわれています。
Q. 私たちができることは?
A. まずは洗濯回数を減らすこと。まとめ洗いを心掛ければ節水・節電につながりますし、「着たら洗う」ではなく「汚れたら洗う」といった習慣のシフトが必要です。洗剤そのものや使用量の見直しも大事。
今、注目のサステナブルアイテムをチェック!
「サステナブルな洗剤がいろいろ出ていることは知っていたけれど、便利に使えるアイテムもたくさんあってビックリ! 時短にもつながるのでぜひ使ってみたいです。きっと洗濯機本体も進化しているだろうし、これからの洗濯がどんどん楽しく、優しいものになっていくといいですね!」(香里奈)
フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョー
ドイツ・ベルリン発のコインランドリー&カフェ。地球環境に配慮したオリジナル製品の開発も人気。従来のコインランドリーよりも広く開放的な空間で、併設のカフェラウンジを利用しながら待ち時間も心地よく過ごすことができます。
https://www.freddy-leck-sein-waschsalon.jp/