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LIVING趣味

2021.08.25

気軽に寄り道したい、都内の芸術祭【水曜夜はアートの話を】

美術を面白おかしく、わかりやすく解説する“アートテラー”として活躍するとに~さんによる連載。読者の皆さまからの質問も随時受け付けています! 今回は、密を避けて楽しめる街中のアートをご紹介。

パビリオン・トウキョウ

『パビリオン・トウキョウ2021』より《水明》 設計/妹島和世

こんばんは。アートテラーのとに~です。
コロナの感染者数が日に日に増えてきましたね。緊急事態宣言の対象地域も拡大され、その影響でちらほらと臨時休館する美術館(主に公立)も増えてきました。都内は今のところ、多くの美術館が開館していますが、果たしてどうなることやら・・・。
美術館では今のところクラスターの発生が確認されていないので、アートを広めるアートテラーとしては、開館している美術館のためにも「ぜひ足を運んでいただきたい!」と言いたいところなのですが。「外出を控えるように」とお達しがある今、強い声が上げられないのが現状です。
そこで今回は、東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせて現在、都内で開催中のアートイベントを3つご紹介いたします。街中が舞台なので、密になることはまず無いですし、通勤中や半分に回数を減らした買い物中のついでにアートを楽しんでみてはいかがでしょうか。こんなときだからこそ、心に潤いや刺激を与えてみませんか?

このパビリオンがすごい!

草間彌生 オブリタレーションルーム

『パビリオン・トウキョウ2021』より《オブリタレーションルーム》 作/草間彌生 すべてが真っ白に塗られた部屋に、鑑賞者が色とりどりの丸いシールを貼っていく参加型のインスタレーション。

まずご紹介したいのが、『パビリオン・トウキョウ2021』。草間彌生さんや妹島和世さんら日本を代表する9人(組)の建築家やクリエイターが都内各所の好きな場所に思い思いのパビリオンを設置するというものです。
観覧料は基本的に無料。すべてのパビリオンを訪れるもよし、気になるパビリオンだけを訪れるもよし。人それぞれ自由な楽しみ方ができるプログラムとなっています。

どのパビリオンも個性があってオススメを選びづらいですが、あえて一つ挙げるとしたら、ジブリっぽい建物を作ることでお馴染みの(?)建築家・藤森照信さんによる《五庵》でしょうか。

パビリオン・トウキョウ

『パビリオン・トウキョウ2021』より《茶室「五庵」》 設計/藤森照信

こう見えて、なんと茶室です(内部に入るには、事前にワタリウム美術館の受付にて直接予約をする必要があります)。
《五庵》の「五」は五輪の「五」。国立競技場と目と鼻の先に位置しており、建物の2階にしつらえられた、畳敷きではなく、巨大なテーブルが中央に置かれた洋風な茶室からは、国立競技場を一望することができます。
パビリオン・トウキョウ
風通しもよく、居心地は抜群! 会期終了後も残してほしいパビリオンです。ある意味、東京オリンピックのレガシーとして。

『パビリオン・トウキョウ2021』
会期/2021年7月1日(木)〜9月5日(日)
https://paviliontokyo.jp/

ここにアートあるよ feat.青山

水の波紋展2021
国際的に活躍した現代美術キュレーター、ヤン・フートと、ワタリウム美術館がタッグを組み、青山エリアを舞台に1995年に開催された『水の波紋95』。今でこそ珍しくなくなった街中を舞台にした展覧会、いわばその走りといえる伝説の展覧会です。そんな展覧会が、この夏、『水の波紋展2021』として26年ぶりに復活! 26年前と同じく青山エリアの各所に、国内外のアーティスト27組の作品が設置されています。
水の波紋展2021
青山エリアとは言っても、表参道のメインストリートや青山通りといった多くの人が行き交う場所ではなく。表通りから見えない小道やビルの屋上看板といった普段あまり目を向けない、あまり歩かない、都市の裏側というべき場所にあえて作品を設置。それゆえに、散策中に、アートだけでなく青山エリアの意外な一面も発見できることでしょう。
水の波紋展2021
会期中は、毎日19時まで開催されています。まだまだ暑さが厳しい今日この頃、個人的には夕方以降に巡るのをオススメいたします。

『水の波紋展2021』
会期/2021年8月2日(月)〜9月5(日)
http://www.watarium.co.jp/jp/exhibition/202108/

スマホを携えよ町へ出よう

東京ビエンナーレ
“東京”のまちを舞台に、2年に1度開催される国際芸術祭。それが『東京ビエンナーレ』。世界中から幅広いジャンルのアーティストが東京のまちに集結し、地域住民の方々と一緒に作り上げていく新しいスタイルの芸術祭です。

先に紹介した2つの芸術祭とは違い、全部のアート作品を楽しむには有料のパスポートが必要となります。その分、作品数も多い! 範囲も広い! 東京の北東に位置する千代田区、中央区、文京区、台東区の4区に点在しています。神田・湯島・上野・蔵前エリアや、谷根千・日暮里エリアなど、エリアによって街の表情がまったく異なるのが東京ビエンナーレの魅力です。

また、特筆すべきは、出展作品にリアルな作品だけでなく、スマホを街中の指定された場所にかざして体験する「AR作品」もあること。
例えば、椿昇さんの《TOKYO BUDDHA》という作品。スマホのアプリを起動して、新有楽町ビルの凹んだ部分(?)にかざしてみると・・・
TOKYO BUDDHA
空から降ってきた大きなブッダが、その部分に溜まっていくというテトリスのようなシュールな光景が画面上で繰り広げられます。この他にも、東京駅や銀座和光などにもAR作品が! 新世代のアート体験です。
ちなみに、AR作品を熱心に鑑賞していたら、周りの道行く人にとても怪訝な顔をされました。人には見えないものが見えてるヤツとでも思われたのでしょう。皆様もAR作品を鑑賞する際にはご注意を。

『東京ビエンナーレ』
会期/2021年7月10日(土)~9月5日(日)
https://tb2020.jp/

皆さまからの質問大募集!

「デートにピッタリの美術館は?」「カフェがオススメの美術館って?」という具体的な質問から、「現代アートって、何が面白いの?」「何であんなに美術品って高いの?」「ピカソってすごいの?」という誰にも聞けなかった質問まで。
GINGERの問い合わせフォームから何でもお寄せくださいませ。わかりやすく、お答えします。

アートテラー・とに〜の【水曜夜はアートの話を】をもっと読む。

TEXT=アートテラー・とに〜

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