こんにちは。お料理担当の坂本チナミです。今年も残すところあと僅かとなりましたね。クリスマスが近くなり、益々年末ムードが高まってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回は、いつも私の記事を読んでくださっているみなさまへ一年の感謝を込めて、おすすめのおせち料理盛り付け写真をお届けさせていただきます。お楽しみいただけますように!
印象が劇的に変わる!センスのいい盛り付け方
何年か前に、かまぼこの老舗店へ足を運んだ際にお聞きした話では、おせち料理を重箱に詰めるようになったのは、江戸時代の料理茶屋の影響だそう。昨今のように縁起の良いお料理をきれいに並べて重箱に詰めるスタイルが確立されたのは明治以降だとおっしゃっていました。
こちらは、落ち着きのある吟朱の懐石盆に少量ずつ盛りつけたおせちです。丸盆に色とりどりのお祝い料理を並べることで華やかさが増し、特別感が演出されます。
4段の小ぶりな重箱に詰めたカラフルおせち。小さめのサイズ感が具材の魅力を最大限に活かしています。大きさを揃えたり、断面を美しく見せることにより見た目にも楽しい印象になります。
こちらは、小さな丸盆に懐紙と笹の葉を敷き、その上に少量ずつお料理を盛りつけたおもてなしおせちです。明太子を詰めたレンコンの断面や信田巻きの断面が美しくお正月にふさわしい佇まいに仕上がりました。
おせち料理の盛り付け方は地域によってもさまざま、昔ながらの良さを取り入れつつ、現在の可愛いかまぼこや嗜好凝らしたお祝い食材も楽しみたいですね。
次回は、おうちで作るおせち料理のコツをお届けします。お楽しみに!