私たち日本人が外国に行くと、いろんな食文化の違いに驚かされますよね。カレーを手で食べたり、一つの大皿をシェアするなど...日本は島国で、それこそ独自の文化が発展してきた国なので、日本人が外国の食文化に驚かされているのと同じように、外国人も日本の文化に驚いています。ということでこの記事ではTadakuの外国人ホストに日本との食文化の違いで驚いたことを聞いたので、まとめて紹介します。
1. 音を立てて食べ物を食べる日本の文化
日本では当たり前の「音を立てて食べる」文化。例えばラーメンやそば、味噌汁など、音を立ててすするような文化が日本にはありますよね。海外のマナーでは音を立てることを良しとしていない国も多くあり、これは外国人が日本に来て、びっくりすることとしてよく挙げられることの一つですが、同じアジアであるタイ人もびっくりしていました。意外とアジアでも珍しい食べ方みたいです。逆に、日本人が西洋などの国に行ったときにスープなどを「ズズズ…」とすすってしまうのはマナーとしてよくないので、食事の際は気を付けたいところですね。
2. 食べる順番が決まっていない日本の文化
フレンチなんかを食べる時はお料理が順番に出てきますよね。サラダを食べてからメイン…というようなメニュー に「流れ」がありますが、和食には特に順番がありません。会席料理などの日本食を思い浮かべてみるとその違いがわかると思いますが、全てを一度に並べて「どれからでも食べていい」状態でお料理が出されますよね。海外のなかでも特にヨーロッパの人はそこに文化の違いを感じるのだそう!
3. 料理が小皿に分かれている日本の文化
中華では料理が大皿に盛られていて、皆でシェアして食べる文化があります。日本では、いろんな料理が小皿に分かれていて、しかもそれぞれ一つづつが自分のものとして最初から料理をする人が分けて出すことが多いですよね。大皿で食べる文化を持つ国は割と多いみたいなので、日本の小皿でおかずが盛られ、一人分が決まってる日本食の文化は新鮮みたいですよ!
4. 「ごちそうさま」という文化
私たち日本人にとっては当たり前の食事のあとに言う「ごちそうさま」。外国人は食べた後、食べ物の感謝を伝えることはありますが、このように食べた後にしか使えない食べ物への感謝を表す言葉があることに、外国の人は驚くみたいです。でも、「ごちそうさま」を言う文化は素敵だし、礼儀正しい日本人らしい、との言葉もいただきました〜! 日本人が当たり前のように行っている暮らしの一コマにも、海外の人から見ると驚く文化が隠されているのですね。
食文化は食べ方だけでなく、レストランのメニューやサービスにも多くの違いがあるので、知れば知るほど奥深いもの。
日本と海外の比較だけではなく、アメリカとヨーロッパを始め、世界中の食事のマナーや文化・歴史を調べてみるのも、学びになりそうです。
食材や味付けの違いなども、文化を映し出すもの。食や食事の文化全般を調べてみるのも面白そうです。
Tadaku(ただく)
外国人が教える家庭料理教室Tadaku(タダク)。日本に住む外国人の自宅でプチホームステイのように家庭料理が学べます。料理だけでなく、食を通じてその国の文化を体験したり、海外旅行前の下見を兼ねたプレ旅行、英語でのレッスンでは英語学習にも活用いただいています。