美乳づくりをめざす女子必見!胸の健康のための7ヵ条とは?

胸のサイズや形など、美乳づくりの情報は知りたいところ。でも“胸の健康”なくして、美乳なし! 胸は、女性にとって大切な体の部分だからこそ、美しさに加えて、健康面にも配慮したいですね。美乳のために心がけることと、胸の健康のために知っておきたいことをまとめました。この7ヵ条で、内から外から美しいおっぱいを目指しましょう!

胸の皮膚トラブルや乳がんからも守りたい!

胸の健康は、一日にしてならずです。肌トラブルや乳がんからおっぱいを守るためには、日頃の心がけがとっても重要です。乳がんのリスクを抑えるため、肌トラブルを起こさないために気をつけたいことの視点から、おっぱいの健康を考えましょう。

第1条 有酸素運動を習慣にする

まったく運動をしていない人より、適度な運動をしている人のほうが、乳がんになりにくいというデータがあります。

胸の健康のためには、激しい運動は必要なく、1日に30分程度のウォーキングで十分です。30分は一度にまとめて歩かなくてもよくて、10分を3回に分けても健康効果は変わらないとWHO(世界保健機関)は言っています。

ですから、軽く汗をかくくらいの有酸素運動がおすすめです。代謝が高まり、おっぱいの皮膚の血行もよくなります。

第2条 ポッチャリは、注意!

乳がんは、栄養過多で太りすぎの生活を続けていると、発症するリスクが高まると言われています。BMIを意識して過ごしましょう。

BMI(Body Mass Index)は、ボディマス指数とも呼ばれ、体重と身長の関係から算出される肥満度を示す体格指数です。日ごろから肥満度を把握することは、健康を維持するために重要です。

 BMI = 体重kg ÷ (身長m)2

日本ではBMI 30以上が肥満と位置づけています。BMI30以上のポッチャリしすぎには注意が必要です。食生活を見直し、適度な運動を取り入れて、できるだけリスクを減らしましょう。

「日本肥満学会の基準 成人の場合」
BMI値     判定
18.5未満    低体重(痩せ型)
25〜30未満  肥満(1度)
30〜35未満  肥満(2度)
35〜40未満  肥満(3度)
40以上    肥満(4度)

第3条 大豆イソフラボンを摂る

大豆の中に含まれる大豆イソフラボンは、摂取すると腸内細菌によって「エクオール」という女性ホルモンに似た成分に変わります。

このエクオールが、乳がんのリスクを若干下げるというエビデンスがあります。大豆製品(納豆、豆腐など)を意識して摂るようにしましょう。    

第4条 和食&地中海食を意識した食生活に

健康的なバランスのとれた食事をすると、乳がんになりにくいというデータがあります。

日本人が昔から食べてきた和食。ご飯にみそ汁に煮物に魚という、いわゆる和定食風が動物性脂肪が少なく、食物繊維が摂れて、バランスのよい食事です。

また、無形文化遺産にも登録されている地中海食。イタリア、ギリシャなどの食文化で、野菜、豆、全粒穀物を積極的に摂り、塩分をオリーブオイルや酢で補う食生活もいいですね。

第5条 お風呂は朝ではなく夜入る

朝、お風呂に入ると、夜の汚れを朝まで持ち越すことになり、それによって毛穴詰まりを起こしやすくなります。    

皮膚は、寝ている間に回復するので、一度きれいな状態にリセットしたいところ。顔を洗わず寝る人は、いないと思いますが、胸の皮膚の毛穴詰まりを考えると、それと同じようにしたいですね。

第6条 胸は素手で洗う

おっぱいはタオルではなく、素手で洗うと、泡でよく手が滑り、微妙な感触の違いやしころの有無もわかります。

月1回の乳房の自己チェックも大事ですが、お風呂は毎日のこと。生理周期によって変わる、おっぱいの変化にも敏感になれるはずです。

皮膚のことを考えても、タオルでゴシゴシ洗うのは、摩擦刺激に。よく泡立てた洗浄剤で、やさしく手洗いにしましょう。

7条 20代、30代は基本、乳がん検診は受けなくていい

「どんな人でも必ず毎年受けなきゃ!」というその認識、実は間違っています。20代~30代にとって乳がん検診は、必ずしも必要ではありません。

若い女性が乳がんになったという報道を見ると、不安になりますね。けれども、厚生労働省が科学的根拠をもとに推進している、乳がん検診は、基本的には40歳以上です。    

乳がん啓発運動で知られるピンクリボン運動が行っている乳がん検診の呼びかけも、40歳以上の人に向けられています。

20~30代の若いうちからの闇雲(やみくも)な検診は、デメリットがともないます。乳がんは、若い人には非常に少ない病気。特に20代の人が検診をしても、ほぼ異常なしとなるか、再度、精密検査が必要と出るか(けれども精密検査の結果、多くは異常なしとなる)、です。

にもかかわらず、乳がんのマンモグラフィ検診では、X線撮影を行うため、少量の放射線を浴びるなど、若いころから継続すれば体にとって負担になります。
ほかにも時間や費用、心の負担がかかることを考えると、20代では一部の例外を除き、検診の必要はありません。

一部の例外とは、血縁者の中で乳がんや卵巣がんになった人が複数いる場合です。自分も乳がんや卵巣がんになりやすい遺伝子を持っている可能性があり、持っていると、ほかの人と比べて10倍ほど乳がんになる確率が上がります。血縁者に乳がん、あるいは卵巣がんの人が複数いる場合は、20~30代のうちに一度、検診をしておくと安心です。

また、月1回の自己チェックで、いつもと違う異常を感じたら、乳腺外科で検査を受けましょう。

<乳がん検診を受けるタイミングの目安>
20~39歳 血縁者に乳がんか卵巣がんがありor乳房にいつもと違う症状がある
40歳~  すべての女性が必須

文/増田美加

増田美加/女性医療ジャーナリスト
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増田美加/女性医療ジャーナリスト
NPO法人日本医学ジャーナリスト協会会員。本誌「30歳美容委員会・女性ホルモン整え塾」でもお馴染み。エビデンスに基づいた健康情報、予防医療の視点から女性のヘルスケア、エイジングケアの執筆、講演を行う。乳がんサバイバーでもあり、さまざまながん啓発活動を展開。著書は『女性ホルモンパワー』(だいわ文庫)ほか多数。NPO法人「みんなの漢方R」理事長、NPO法人「乳がん画像診断ネットワーク(BCIN)」副理事、NPO法人「女性医療ネットワーク」理事、CNJ認定「乳がん体験者コーデイネーター」ほかを務める。
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