GINGERエディターの「今、これが気になる」アイテム。今回は、ホルムガードのフラワーベースをご紹介。
200年の歴史を受け継ぐ‟北欧の知恵”

部屋の中の、どこか目の見えるところに1輪でも花を飾っていると気持ちが和み、整っていくもの。花のある暮らしは、忙しい人にこそ必要であり心を整える近道ともいえるはず。
デンマークで1825年に創業したガラスブランド「ホルムガード」。 200年の歴史を持つこのブランドは、北欧の暮らしが大切にしてきた「日常の美しさ」を、ガラスという素材に閉じ込めてきた。その代表作ともいえる名作フラワーベース 「Flora(フローラ)」は、2011年の日本発売以来、累計10万個を超えるロングセラーとして愛され続けている 。
その理由は「一輪でも美しく決まる」ことで、秘密は構造にあり。デザイナーのルイーズ・キャンベルがこのベースに込めた哲学は、 「新鮮な花が、たっぷりと水を蓄えられること」 。その言葉どおり「Flora」のボトムは安定感のある広い形状。 水をしっかり蓄え、花の生命力を支えるための‟余白”が設計されているのだ。と同時に、最大の特徴は細く設計されたネック。 これが、花の位置を自然に整え、 テクニックがなくても一輪で美しく決まる立ち姿をつくり出す 。
また「Flora」は、熟練の職人が一点ずつ息を吹き込むマウスブロウ(手吹き)製法でつくられている 。ガラスに生まれるわずかな揺らぎや厚みの違いは、機械では決して生まれない‟個性”であり、 光を柔らかく反射して、空間に静かな陰影を落とす。職人の息づかいが宿るガラスは、空間に‟静かな存在感”を与え、花がなくても美しく、複数置くだけで絵になるインテリアにも。
これからのシーズン、フラワーショップの店頭にも並び始めるラナンキュラスやチューリップなど、茎が細くて繊細で水を多く必要とする花とも相性がばっちり。仕事帰りに買った一輪の花を、そっと挿しておけば、休日の朝、光のなかでガラスが揺らぐのを眺める時間が楽しみになる。季節の移ろいを花とともに感じる時間が心に余白を生み、暮らしの‟温度”を変えるきっかけになってくれるはず。
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