『Snow Man 1st Stadium Live Snow World』が4月19日(土)を皮切りに開幕。デビュー5周年を記念するこのスタジアムライブは、全2会場4公演で284,000人を動員! 現代のエンターテインメントを代表するアイドルが魅せる約2時間45分を詳報。
噴水、炎、レーザー、国立ならではの多彩な演出

気持ちの良い春の日、Snow Man初となるスタジアムライブ『Snow Man 1st Stadium Live Snow World』が幕を開けた。うちわやペンライトを思い思いに振り開演を待ちのぞむなか、Overtureで気分が極限まで高められた後、中央の大階段からヴィヴィッドピンクの衣装に身を包んだメンバーが登場! 覇気をまとった登場に、会場が揺れるほどの大歓声が響いた。一曲目は、ライヴの定番曲「Crazy F-R-E-S-H Beat」。ノリノリになれるパーティーチューンで、会場のボルテージは一気にアップ!
カラフルなビームが入り乱れるポップな世界観で披露されたのは「ブラザービート」。Snow Manが得意とするアクティングがふんだんに散りばめられたパフォーマンスに笑顔を誘われる。ラウールさん「盛り上がってますかー? 外で会うの、初めて♡」、宮舘涼太さん「調子はどうだ国立ー? …エレガント」、向井康二さん「サワディー?(会場:カップ!)浸透してるやん! ありがとう!」、岩本照さん「What's up 国立競技場ー! みんな呼吸していこう!」、目黒蓮さん「初めての国立だぞ! いちばんの声を聞かせて! 大好き♡」、阿部亮平さん「幸せになりたい人ぉ〜? ここにいる7万人と俺たち9人で幸せになろうぜ!」、渡辺翔太さん「上を見てください。空が見えますね? ということは、めちゃくちゃ日焼けします。でも今日だけはそんなことを気にせずに、最高の思い出を作ろうぜ!」、佐久間大介さん「みんなで“さっくん”って呼んでください! 明日のことは考えんなー!」、深澤辰哉さん「Snow Manに会いたかったかい? 深澤辰哉に会いたかったかい? あれ、ちょっと減った?(笑)」と、個性豊かな挨拶とSnow Manコールで次のコーナーへ。
国立競技場というスペシャルな場所で特に注目したいのは、やはり会場を使った演出。目黒さんの「夢の国立ー!」という煽りで始まった「ナミダの海を越えて行け」や爽やかなラブソング「君は僕のもの」では高さ20メートルにも及ぶ噴水が。会場を取り囲むような噴水は、公演を通して220トンの水が使用され、一気に幻想的なシーンに塗り替える。曲に新たな表情を加えるのは、炎の演出。疾走感と力強いラップが特徴の「EVOLUTION」では火薬、クラシックをサンプリングした壮大な「EMPIRE」ではファイヤーボールを、シンクロ率の高いダンスが魅力的な「Grandeur」ではスパークラー、ファイヤーボール、フォールなど、とにかくアツい演出に歓声が鳴り止まない。
ソロコーナーにマーチング、新たな挑戦も!

夕暮れに合わせて披露されるのはメロディアスなバラード「僕という名のドラマ」&「SBY」。オレンジの照明が散りばめられ、屋外ライヴならではの演出で楽しませた。また、「BREAKOUT / Slow...」の[Mashup]も大きな声があがった一曲。力強いロックチューンとテクニカルなダンスナンバーを緩急をつけて魅せ、切り替わるたびにどよめきが起こった。
そして、今年の1月22日、デビュー日にリリースされたベストアルバム「THE BEST 2020 - 2025」に収録された初のソロ曲もここでは披露。阿部さんの「いっそ、嫌いになれたら。」では深澤さん&目黒さんのバックダンサーとしての登場に歓喜の声! 赤いハットを持ったキュートな振付に笑顔溢れる一幕に。宮舘さんはバラのレイをかけ、バラに覆われたスタンドマイクで「I・だって止まらない」を披露。岩本さん&ラウールさんを戸惑わせるほどの通称・“スーパー宮舘タイム”で会場は爆笑の渦に包まれた。この日に合わせるように4月13日からカウントアップされる映像でスタートしたのは渡辺さんの「オトノナルホウヘ」。向井さん&佐久間さんもコーラスとして参加し、渡辺さんの歌唱力が光るロングトーンにふたりが仲良くひっくり返る様子に笑みがこぼれる。白いトロッコに乗って現れたのは目黒さん。「朝の時間」をしっとりと歌い上げ「明日も頑張っていきましょう」とあたたかいメッセージを贈った。カメラ好きとして知られる向井さんの「ファインダー」には、他メンバーが登場。ピースのポーズでシャッターを切る演出にハートフルな時間が流れた。「イケメン☆たつや」のパネルを持ってメンバーがバックダンサーを務めたのは深澤さんの「iro iro」。メンバーカラーの傘を持って盛り上げる楽しそうな様子に注目! ひときわ一体感を高めたのは佐久間さんの「守りたい、その笑顔」。法被にペンライト仕様のメンバーによるオタ芸はもちろん、真っピンクに染められた会場で行われたファンとの完璧なコール&レスポンスに鳥肌! 岩本さんの「7%」にダンサーとして華を添えたのは深澤さん。「いわふか」コンビとして人気を集めるふたりのムーディーで大人なパフォーマンスに釘付けに。ラストはラウールさんの「Induction」。圧倒的なオーラで会場を支配し、“This is ラウール”と言わんばかりのパフォーマンスに感動の静寂が訪れた。
また、今回は新たな試みであるマーチングがセットリストに組み込まれた。目黒さんに「ひーくん、よろしく」と紹介された岩本さんは、ドラムパフォーマンスを披露し、同時に総勢70人のマーチングバンドが入場。岩本さんが振付も担当したという「Tic Tac Toe」では、メンバー全員で一糸乱れぬスネアドラムを披露。デビュー前の公演を彷彿とさせる演出で特段エモーショナルな空気が流れた。その後、セクシーさが際立つ「KISSIN' MY LIPS」や「LOVE TRIGGER」をマーチングバージョンで披露し、楽曲にまた新たな深みを持たせる。ここではダンスバトルも。岩本さん・深澤さん・渡辺さん・阿部さん・目黒さんチームとラウールさん・向井さん・宮舘さん・佐久間さんチームの二手に分かれ、ダイナミックでアグレッシヴなダンスを披露。
これまでの感謝とこれからの希望を言葉に

後半は、カラフルなタキシード姿でアニバーサリーライヴらしい5周年メドレーがスタート。「D.D.」、「HELLO HELLO」、「Dangerholic」など、誰もが馴染みのある楽曲で、外周をムービングステージで周ったりダンスで魅せたり、これまでのSnow Manの活動をギュギュッと凝縮したようなコーナーに。終盤にはひとりひとりから挨拶が。
岩本さん 皆さん、本日は本当にありがとうございました。こうやって皆さんに直接会えることが本当に幸せだなって感じさせてもらったし、幸せって思えることもそんなに多くない。感謝できる、幸せって思える、こんな初めての経験をみんなが僕たちにくれて本当に感謝しています。ありがとうございました。
阿部さん 皆さん、本日はありがとうございました! この国立という舞台に立つのを昔の自分は絶対に想像できなかった。そんなふうにみんなといるとなんでも叶う気がしています。僕たちSnow Manを国立に連れてきてくれて本当にありがとう! 今日はありがとうございました。
佐久間さん 皆さん、ありがとうございます! 本当に感謝ばかりで、いろんな言葉を使っても出てくるのは、「ありがとう」と「これからもよろしく」ということ。この夢のステージにSnow Manが立てたこと、本当にありがたく思います。これからもっと先、もっと未来を一緒に僕たちSnow Manとファンのみんなと見れたらいいなと思います。これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました。
向井さん (地声で)ありがとー! やっぱ届かんね、上まではね。皆さん、今日も楽しい時間をありがとうございました。こんなに大きなところでできるのは本当にみんなのおかげなので。Snow Manのお仕事は全部楽しいし、これからも楽しいことも辛いこともいろいろあるとは思いますけども。これからも楽しむ気持ちは忘れないで、僕たちSnow Manと良い思い出を共有して、楽しい思い出をいっぱいつくっていきたいと思います。
宮舘さん 皆さん、今日は本当にありがとうございました。本当に笑顔が溢れるライヴだったなと思います。楽しかったですか? その言葉が聞けたら、(イイ声で)満足だ…! これからも愛し合いましょう。ありがとうございました。
深澤さん 皆さん、ありがとうございました。楽しかったですか? 僕たちも最高に楽しかったです。今日のこのライヴが、皆さんにとっての明日の活力だったり、これからの元気の源になってくれていたら本当に嬉しいと思います。これからもSnow Manのことをよろしくお願いします。ありがとうございました。
渡辺さん 9人いるもんですから、言おうとすることがそろそろ被ってくるころですね。「あっ、今言われちゃったよ! 言おうと思ってたのに」ってことが多々ありましたが(笑)。冗談もさておき、本日はありがとうございました。本番出る前は緊張しながら、でも今日来てくれている皆さんに元気と幸せを与えられたらいいなって思っていたのですが、いつもね、ライヴをやるとみんなに元気と幸せをもらってしまう側になってしまいます。本当にいつも皆さんに幸せと元気をたくさんもらっているなって、今日また感じることができました。改めて皆さん、国立競技場にSnow Manを連れてきてくれて本当にありがとうございます!
ラウールさん 皆さん、楽しめましたか? 僕もすごい楽しかったんですけど、皆さんの近くに行ったときに自分の顔を見てるみたいで。みんなが同じ表情をしていて、こんなにも同じ感情を共有できる存在ってなかなかいないなと思って、すごいエモくなりました。また会いたいなって気持ちになったので、みんながなったかは聞いてないけど…(笑)。なってたらいいな。また会おうね!
目黒さん 今日は皆さん遊びに来てくれて本当にありがとうございます。数年前はこうして国立競技場のステージに立てると考えていなかったし、考えられなかったし、それでも今Snow Manが…(涙ぐんで)こうして国立に立てているのは、周りの皆さんの支えがあって、僕たちはこのような景色を見れて、皆さんと同じ時間を過ごせてるなというふうに思います。僕たちを支えてくれているファンの皆さんだったり、スタッフの皆さんに心から感謝したいなと思います。本当に綺麗な景色、時間を過ごさせていただいて本当にありがとうございました。
「ファンの皆さんに伝えたい言葉を並べた曲で、僕たちのそういった思いが皆さんに歌を通して届けばいいなというふうに思います」という言葉で続く本編最後の曲は「Dear,」。支えてくれるファンに対して感謝の気持ちを伝えるこの楽曲を、ゴンドラで高くまで上がったメンバーたちは歌詞を一言一言噛み締めて歌い上げる。巨大なモニターにメンバーが映し出され、きらりとひかる表情にエモーショナルで美しい時間が流れる。アンコールでは全3000発のメンバーカラーの花火が夜空に打ち上がりラストを煌びやかに飾る。5周年という節目にこれまで以上に多彩な表情を見せるSnow Man。9人のカラーでそれぞれが伸びやかに活躍する彼らの個の力・グループの力をみたような公演となった。このあと、6月7日・8日の神奈川県・日産スタジアムへと公演は続く。
Snow Man(スノーマン)
mentrecording.jp/snowman
X @SN__20200122
Instagram @snowman.official.9
TikTok @snowman_mentrecording_s
YouTube @SnowMan.official.9