4月末に開幕し、わずか1ヵ月ほどで来場者数が10万人を突破したという、六本木・森美術館の「ロン・ミュエク」展。いま超話題のこの展覧会、みなさんはもうチェックしているでしょうか? 「実はSNSで見かけて気になっていた」という人は、この記事で見るべきポイントをチェックしてぜひ足を運んでみて。写真だけでは伝わらない圧倒的なスケール感は、リアルでの体感が絶対オススメです!
ポイント1:日本で18年ぶり2度目の大規模個展

展示風景:「ロン・ミュエク」森美術館(東京)2026 年/
撮影:吉村昌也/画像提供:カルティエ現代美術財団
オーストラリア出身の現代美術家、ロン・ミュエク。彼の展覧会は、2008年に金沢21世紀美術館で開催されて以来、日本では2度目、18年ぶりの開催です。ファン待望の大規模個展になりますが、現代アートファンのみならず、間近で鑑賞した人々の感動が口コミで広がり、大ヒットを記録しています。
ポイント2:11点が出展。そのうち6点は日本初公開
ロン・ミュエクの作品は、皮膚のたるみや毛穴、髪の毛の1本1本まで、本物の人間以上にリアル。それなのに、サイズは実際の人物よりもはるかに大きかったり、あるいは小さかったり…。
その息をのむほど緻密な制作スタイルのため、これまでに世に出た作品数は世界でわずか49点。今回は、そのうち11点もの作品が森美術館に集結します。
しかも、そのうちの6点が日本初公開! 特に初期の代表作《エンジェル》(1997年)を間近で鑑賞できるのは、またとない貴重な機会です。

撮影:長谷川健太 画像提供:森美術館
ポイント3:ここでしか観られない100個の頭蓋骨
本展は、ロン・ミュエクとカルティエ現代美術財団との長きにわたる関係性から企画された世界巡回展。パリでの開催を皮切りに、ミラノ、ソウルを経て、東京にやってきました。
なかでも見逃せないのが、今回の目玉でもある大型作品《マス》(2016-2017年)。巨大な頭蓋骨の彫刻100点で構成される、圧倒的な迫力のインスタレーションです。
この作品は、森美術館の展示室の構造や特性に合わせてその場で再構成されているため、ここでしか観られない特別な展示になっています。

所蔵:ビクトリア国立美術館(メルボルン)、2018 年フェルトン遺贈
展示風景:「ロン・ミュエク」森美術館(東京)2026 年
撮影:長谷川健太
画像提供:森美術館
今にも呼吸が聞こえてきそうなほどリアルなのに、サイズがそのリアルさに見合っていない。そんなミュエクの彫刻と対峙した瞬間、これまでにない新鮮な戸惑いに、まるで別世界に迷い込んだかのような錯覚を覚えるはず。
それは、作品を至近距離で体感した人にしか味わえない、特別な鑑賞体験です。
まだ梅雨の季節が続いていて、雨の日のお出かけはちょっと気が進まない人も多いかもしれませんが、そんな憂鬱な気分を吹き飛ばしてくれるほど、間違いなく足を運ぶ価値がある展覧会です。





