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2024.07.16

明日からの幸せに効くモノ満載!新ブランド「アメノイエ」でQOLを一気に上げる

東京と京都に工藝ギャラリーを構える「雨晴」が新ブランド「アメノイエ」をスタート。「神楽坂に暮らす雨野紡(あめのつむぐ)37歳の日常」をテーマにしたオンラインショップには、現代をサバイブする人々のQOL(quality of life)を上げるアイテムが満載。フードディレクターの山口繭子さんがナビ!

モノが変われば暮らしは変わる

「GINGER」をご覧のみなさま、はじめまして。山口繭子と申します。長く雑誌編集者として出版社に勤務した後に独立し、今は食の世界を中心にフリーで活動しています。

さて、編集者のキャリアよりももっと長いのが、「東京に生きる職業女」としての年月です。フラれた日もありフッた日もある。酔っ払った夜もあるし血眼で働いた夜もある。怒られたり褒められたり、その他諸々、情けなくも愛しき日々よ。そんな中で私を励まし、癒やしを与えてくれたものが“食べること(と飲むこと)”でした。

三ツ星レストランで10万円の食事をしたって家でインスタントラーメン啜ったって最後は同じじゃん、と思う方もいるかもしれません。しかし違うのですよ、実は。なんでかというと、生物学的には食事の最終形態は同じもの(アレね)になるけれど、いい食事の時間を過ごすと心の中に「あぁ、幸せ〜♡」という思い出が蓄積されるんです。料理の金額や誰と食事するかという問題ではありません。激安ごはんでも孤食でも満足してりゃOK。でも、「幸せ〜♡」な思い出の集積が大きくなればなるほど、私調べではありますがQOLは高くなります。

暮らしの道具を変えれば、気持ちアガり心ハレる

実在する神楽坂のマンションの一室が新ブランド「アメノイエ」の舞台。一般公開はしていないけれど、ここに住まう雨野紡の暮らしの道具がオンラインショップで展開されている。

そう、食。それはQOLの要です。ところが令和6年、なかなか理想どおりにはいきません。忙しいしお給料は上がらないし、第一、料理にそんなに時間かけてられっかよ。「#ていねいな暮らし」とかインスタに打ち込みながら意識低い系ごはんにうんざりする日だってあります。

けれど、すごく簡単でナイスな救済方法があるんです。それは「生活小物をちょこっとだけ良いものにチェンジすること」。食いしん坊の私の場合、それは器やカトラリー、調理道具でした。だって、1万円のスカートはまぁそれなりに良いものかもしれませんが、1万円の器は一生モノにさえなり得ます。5キロ太ったらスカートとはサヨナラですが、器は私がどんな体型になっても生涯優しく寄り添ってくれます。

長い時間をかけ、そして時々大失敗もしながら(買ったその日に割ったりね)細々と器や道具を集めてきましたが、このほど救世主みたいなブランドがスタートしたと聞きお披露目会に行ってきました。それが「アメノイエ」です。白金台や京都に工藝ギャラリーを展開するハイエンドショップ「雨晴」が新たに作ったブランドとのこと。

「アメノイエ」に学ぶ。形から入るのって大正解

「雨晴」のスタッフであり、新ブランド「アメノイエ」を率いる小原有美子さんに聞いてみました。「ブランドのモデルでもある雨野紡さんって、小原さんなんですか?」「それは違います、あはは」とのこと。

「東京と京都で展開している『雨晴』は、おかげさまで多くの人々に愛される存在になりました。一方で“作家もの(の器やアート)がメイン”というイメージが強いのかな、という気もしています。私たちは日本全国の器産地を訪ねるなかで、多くの作り手さんたちが大変な苦労をしている姿をこれまで見てきました。職人の高齢化による後継者不足の問題に悩む産地がほとんどで、マーケティングやPRが不得手というメーカーも多い。売り手と作り手、さらには使い手も一緒になって業界を押し上げることができないかなと考えることが次第に増え、そうだ、産地ものを中心に扱うブランドを手がけてみようということになったんです」(小原さん)

作家ものと産地もの。何が違うかというと、例えば生産個数や機械化された作業工程などになるんだろうけれど、抜群のセンスが武器の「雨晴」スタッフが日本各地の産地に生きる作り手たちとタッグを組んで生み出すアイテムは、はっきり言って日常遣いであれば作家ものより気兼ねなく使えるものが多いのでは? 少なくとも、なかなかていねいに暮らせない忙しい私にとっては、価格帯も使い勝手も「アメノイエ」のセレクトは欲しいものだらけでした。さらに、使い込めば込むほど味が出そうな雲の形の木製カッティングボードとか、富山に暮らす27歳のガラス作家が作る極薄ガラスの片口とか、「これからが楽しみじゃ」と光源氏もどきな育てゲー気分に浸れるアイテムが揃っているのも魅力的です。

ふだん着の生活道具がぎっしり詰まったアメノイエ

「欲しい〜!!!!!」の警報が脳内に鳴り響いた、菊地大護さんの片口は¥6,600。居酒屋で1回飲んだくれるかこれを手に入れるか、くらいのプライスに驚き。答えは後者だよ、私!

「アメノイエ」はオンラインショップのブランド名ですが、「神楽坂の古いマンションに住まう雑誌編集者、雨野紡37歳の暮らし」という明確なテーマが設けられているところがとってもいい。まぁ、本当に雑誌編集者を長くやってきた身には「紡よ、ちょっと意識高すぎないか?」という思いもありますが、ブランド創設のために考えられたペルソナ、なんていうビジネス戦略をはるかに超えた熱い想いを感じます。

始まったばかりの雨野紡さんの暮らし、もとい「アメノイエ」。ウェブサイトやSNSでも、単なるオンラインショップというのではなく本当に紡さんの暮らしをのぞき見るような、ちょっとユニークな雰囲気になっています。器だけでなく、リネン類やバスグッズなども今後増えていくそう。「GINGER」ジェネレーションにぴったりのアイテムが満載です。ぜひチェックしてみてください。

アメノイエ
amenoie.jp

山口繭子

山口繭子(やまぐちまゆこ)

『婦人画報』『ELLE gourmet』(共にハースト婦人画報社)編集部を経て独立。在職中から食とライフスタイルの記事を担当することが多く、現在はレストランやホテル、旅、ワインなどのライフスタイル分野を中心に活動中。仕事が食なら趣味も食。星付き店から角打ち焼き鳥までラブ無限大。イヌ好き。


www.instagram.com/mayukoyamaguchi_tokyo/

TEXT=山口繭子

PHOTO=山口繭子

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