東京のウォーターフロント、竹芝に位置する「メズム東京、オートグラフ コレクション」。変化と進化を繰り返す東京のエネルギーと共鳴し、五感を魅了するさまざまな体験ができるラグジュアリーホテルです。アフタヌーンティーもここでしか出会えないスペシャルなプログラムが用意されています。(スイーツ・グルメ担当ライター/YUKI YONEI)
芸術鑑賞するように楽しめるアフタヌーンティー
メズム東京、オートグラフ コレクション バー&ラウンジ「ウィスク」では、フェルメールの「真珠の耳飾りの女」やクリムトの「接吻」など、有名絵画をテーマにしたアフタヌーンティーを「アフタヌーン・エキシビション」(午後の展覧会)と銘打ち提供してきました。
シリーズ第10作目として、今回は初めて彫刻作品をピックアップ。ギリシャ彫刻「ミロのヴィーナス」をモチーフにした『アフロディーテ(APHRODITE)』アフタヌーンティーを2024年5月2日(木)まで、1日24食限定で開催中です。
ギリシャを旅する気分で楽しむ「アフロディーテ」アフタヌーンティー
最初にサーブされるのは、「ミロのヴィーナス」が発見されたギリシャにちなんだ8種類のスイーツとセイボリーです。細長い重厚なトレイに並んだスイーツとセイボリーの下にはそれぞれネームプレートが付いていて、アート作品を鑑賞しているような気分に。
どの順番で食べ始めてもオッケーですが、できれば温かいセイボリーのギリシャ料理の定番、ナスとひき肉のグラタン「ムサカ」を先にいただくのがおすすめ。これにギリシャ人も大好きなゴマが香ばしいパン「クルーリ」が良く合います。ぜひご一緒に!
「バクラヴァ」は薄いパイ生地を何層にも重ね、たくさんのナッツ類を合わせて焼き上げ、仕上げに甘~いシロップをかけるトルコの伝統菓子。最近は日本でも売っているのをみかけるようになりました。メズム東京では、甘さ控えめにアレンジしてあるので食べやすく、ナッツのゴロゴロ、ザクザク食感がクセになりそうです。
他にもギリシャのクリスマス定番スイーツのアーモンドクッキー「クラビエデス」、第1回目のオリンピック開催時に出されたチーズケーキの元祖「トリヨン」をアイスクリーム風に仕上げたものなど、ギリシャの食に興味が深まるものばかりです。
8種類のスイーツとセイボリーの詳しい説明書きがあるので、目を通しながらいただくのが良いかも。古代ギリシャに思いを馳せながらアフタヌーンティーが楽しめます。
ペアリングドリンクは「レモンバームのハーブティー」。爽やかな味わいのハーブティーは、セイボリーを引き立てるような優しい味わいです。
せっかくバーで愉しむアフタヌーンティーなのだからバーテンダーが作るペアリングドリンクを、との思いで、バーテンダー考案のペアリングティー&モクテルが提供されます。
今回のテーマである「アフロディーテ」は、「ギリシャヨーグルトピーチムースグラス」で表現。ギリシャヨーグルトのアイスクリームにピーチコンポートを忍ばせ、本物の彫刻のように「ミロのヴィーナス」を立体的に作っています。
目にも鮮やかなグリーンのソースは、牧草地をイメージしたローズマリーキウイソースです。さらにアプリコットとラズベリーの2種類のソースで最後の仕上げを。自分でアート作品を完成させることができます!
ペアリングモクテルは、すっきりとした味わいの「梅とバラのモクテル」。梅スパークリングにローズシロップを加え、ベルローズやミントを飾った華やかなモクテルです。
彫刻の破片をイメージしてバラ風味の乾燥させたチョコレートをお皿の上に散らすなど、細部にわたり計算しつくされたプレゼンテーションは、メズム東京のクリエイターのパッションを感じます。
メズム東京のアフタヌーンティー・エキシビションは、想像力がかきたてられ、感性が豊かになる時間を与えてくれます。ゆったりとくつろげるホテルの空間で、芸術に触れながらアフタヌーンティーが楽しめ、知的好奇心がくすぐられる唯一無二の体験を堪能してみてはいかがでしょうか。
メズム東京、オートグラフ コレクション16階 バー&ラウンジ「ウィスク」
東京都港区海岸1-10-30
03-5777-1111
https://www.mesm.jp/