世界の人たちを惹きつける東京で、今この瞬間も生まれているさまざまなドラマ。東京を拠点に多方面で活躍する方々が、それぞれの視点で捉えた東京と、東京への想いを綴る。フォーチュンアドバイザーのイヴルルド遙華さん、アートテラー・とに〜さん、スタイリスト竹岡千恵さん、映画ライター渥美志保さんの「私と東京」の思い出をご紹介。
フォーチュンアドバイザー イヴルルド遙華さん
「東京はさまざまなご利益のある神社仏閣やパワースポットの宝庫。今年は巳の日に蛇窪神社、天赦日に小網神社、一粒万倍日に大國魂神社にお参りしました。先日も友達と強運のパワースポットといわれているパレスホテル東京にお泊まり。清々しく前向きな気持ちになれる習慣です」
「ある日、『恵比寿に行きなさい』というお告げが降りてきて、2ヵ月後には地元・福岡から恵比寿に出てきました。東京での新生活スタートのお祝いに焼肉屋さんに行ったら、隣には誰もが知っている某有名俳優。東京では友達の友達は有名人のような感じで次々と有名人や芸能人と出会い、まったく予想していなかった人脈が広がっていきました。そして福岡時代とはまったく違う環境で占い師になっていました」
アートテラー・とに〜さん
「板橋区にある駄菓子屋ゲーム博物館。10円やメダルで遊べる昔懐かしのゲーム機が館内に所狭しと常時60台以上設置されています。これらのゲーム機は現役でプレイすることが可能! 駄菓子屋、デパートの屋上で遊んだ記憶が蘇ってくること必至です。あのころは10円で十分楽しめていたなぁ」
「フェルメールやミロ、ピカソなど都内には芸術家の名前が付いた飲食店が少なくない(ルノアールも!)。その中で特にお気に入りなのがカレー屋、ロダン@八丁堀。食べログの百名店にも選ばれた人気店です。奥深いルーとカシューナッツペーストのハーモニーは絶品です! ちなみに、姉妹店は立喰いカレー ゴッホ@新橋」
スタイリスト 竹岡千恵さん
「撮影現場やプレスルームへの行き来が多い仕事柄、移動時間の短縮が課題。近距離移動は交通機関を利用するほうが時間ロスになることも。以前はスケボー移動もしていました(笑)。今注目しているのがバイクのような電動自転車。近い将来、これに乗って都内を駆け巡りたい!」
「26歳のときにスタイリストとして独立してから9年間住んでいた古いマンションの屋上。この屋上に自由に出入りできるのがとても気に入って入居。東京で過ごした目まぐるしい日々や、結婚、出産と経験した30歳前後をここで過ごしました。新宿や六本木などの東京らしい都心側とは逆サイドの低い住宅が建ち並ぶ景色が好きで、何か考えたいとき、あるいは頭を空っぽにしたいとき、屋上に上がってビールを飲みながらぼんやり景色を眺めていました。この場所を思い出すと今もセンチメンタルな気持ちになります(笑)」
映画ライター/コラムニスト 渥美志保さん
「子供のころからずっと通っている隅田川花火大会。私がいつも見る場所は、風向きによっては灰が落ちてくるほど近いポイントで、花火は視覚と聴覚だけではなく『振動』と『火薬の匂い』みたいに感じられます。ビール片手に花火鑑賞は、いよいよ夏が来た! とワクワクする行事」
「最近リフォームした我が家のインナーテラスです。ライトはお祝いに友人が暮れたモロカンライトで、よく読んでいる本は韓国の文学作品。家の中で一番好きな場所で、慌ただしい東京での日々の合間にひと息つきたいときにここで本を読みます」