GENGERサポーター

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する

MAGAZINE

京本大我
3月号 Now on sale
その個性、推したくなる!2023を動かす人

最新号を見る

定期購読はこちら

  • LINE
  • Instagram
  • YouTube
  • TikTok

TRENDライフスタイル

2022.07.28

疑いはじめたらキリがない…?謎だらけで何度も見たくなる韓国映画

映画ライター渥美志保さんによる連載。ジャンル問わず、ほぼすべての映画をチェックしているという渥美さんイチオシの『なまず』をご紹介。

なまず

ブラックユーモアたっぷりに描く恋愛群像劇

物語の始まりは、ある病院のレントゲン室での盗撮騒動。そこでこっそりセックスをする男女のX線写真が撮影され、写真が流出してしまいます。始まったのは「映っているのは、一体誰なのか?」という被害者探し。疑われた看護師ユニョンは、身に覚えもあるし…と辞職を決意。でも被害者であるユニョンが悪いかのように言う副院長ギョンジンの態度に腹を立て、病院に残ることに。ところが病院中の人が身に覚えがあって極まりが悪かったのか、翌日出勤したのはユニョンとギョンジンのみ。「病欠なんて嘘なんてつかずに、さっさと辞めればいいのに」といら立つギョンジンに、「本当に病欠の人もいるかも。人に信頼されたことがないんですね」とユニョン。

日本で公開される韓国映画は、韓国におけるいわゆる「大作」が多く、大スターを起用したアクションやサスペンスが多い印象があります。でも最近では大手ではない独立系の制作会社が作る「インディーズ」と呼ばれる作品も、国内外で注目を集めています。この『なまず』もそんな作品。冒頭のこのエピソードだけで、映画がちょっとシュールでへんてこな映画だってこと、さらに映画が描くテーマが「猜疑心」であることがわかるはず。ギョンジンがかみ砕いて、こんなセリフを言っています。「ありえない話でも、信じてしまう人もいれば、信じない人もいる」。
なまず

その「穴」から抜け出せる?

さて映画はここから、様々な人々の「信頼と嘘」「猜疑心」「思い込み」「不安」などを描いてゆきます。例えば、ユニョンの恋人ソンウォンは指輪を職場でなくすのですが、ある日、一緒になって探してくれた同僚の足の指に、見覚えのある指輪が。一方、ユニョンはソンウォンの元恋人から、衝撃的な事実を告げられソンウォンを疑いはじめます。誰かを疑いはじめると、すべてが疑わしく思えてくることがありますが、さてどうしたらいいのやら……と考えながら見て、たどりついたラストに観客は「えっ!」と思うはず。映画冒頭に出てくるある詩人の言葉、「穴に落ちたときに、やるべきことは掘り進むことではない。そこから抜け出すことだ」も、なんとも思わせぶりです。

なまず

奇妙なユーモアに引き込まれる

どの人物にも一定の距離をたもちながらクールに描いていくのは、患者が病院に持ち込んだ水槽の「なまず」が語り手だから。「なまず」は地震を予知する動物と言われていますが、どこかで誰かの信頼関係が崩れるとこのなまずが暴れ、町には大きな陥没穴が出現します。こういうぶっとんだ設定がいちいちユニークで、映像はカラフルかつ個性的だしアイディアも満点、韓国映画のイメージがガラリと変わること、間違いありません。

映画の製作は、学生時代からずっと一緒に映画を作ってきたイ・オクソプ監督&ク・ギョファン俳優のコンビによるもの。ちょっと前(2018年)の映画なので、今やひっぱりだこの人気俳優、『D.P. 脱走兵追跡官』のク・ギョファンと『梨泰院クラス』のイ・ジュヨンの豪華な顔合わせになっています。その他も韓国映画屈指の名優や、「この人みたことある!」という個性派わき役を探すのも楽しい映画になっています。
なまず
『なまず』
監督/イ・オクソプ
出演/イ・ジュヨン、ムン・ソリ、ク・ギョファンほか
https://namazu-movie.com/
2022年7月29日(金)新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
©2018 2x19HD. All rights reserved

渥美志保の記事をもっと読む。

TEXT=渥美志保

PICK UP

MAGAZINE

京本大我

3月号 Now on sale

その個性、推したくなる!2023を動かす人

最新号を見る

定期購読はこちら

3月号 Now on sale

その個性、推したくなる!2023を動かす人

1月23日(月)全国発売のGINGER2023年3月号の表紙には、現在放送中のドラマ「ハマる男に蹴りたい女」で、子犬系男子を演じ新たな魅力を発揮している京本大我(SixTONES)が単独で表紙に初登場。グループで表紙を飾った2022年12月号の金髪×クールな表情とはまた異なる、独特の個性を放ちながら、憂い、色気を含んだ熱く強い眼差しの絶対美「京本大我」は圧巻。スペシャルピンナップで魅せる柔らかく微笑むビジュアルとのギャップも必見。カバーストーリーでは、彼の「静」と「動」ふたつの面から、今年のエンタメシーンを彩り、動かす彼の魅力を探っています。

最新号を購入する

電子版も発売中!

定期購読はこちら

MEMBER

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する