コロナ禍でECサイト市場が急成長を遂げているなど、ショッピングを取り巻く環境は大きく遷移。これまで当たり前だった「実店舗で買う」「安ければいい」などといった常識が覆る今、ショッピングの新スタンダードをリサーチしました!
大事にしたいワクワク感!利用者急増中のスタイルは?
1. 応援購入
購入型のクラウドファンディングで、一般発売前の商品や今後発売予定の商品などを先行予約して購入すること。今話題の「Makuake」「CAMPFIRE」などがまさにこれに該当します。募金や寄付などの機能はいっさいなく、選んだプランのリターン商品や体験をお客さんの元へ。ヒット商品誕生の瞬間に立ち会えるワクワク感を得られる側面も。
2. シェア購入
複数人が集まって商品を購入することで、価格が安くなります。商品情報をSNSやチャットツールなどで共有し、家族や友人はもちろん、面識のない人たちと一緒に購入することも。制限時間内に決められた人数が集まれば、シェア買い成立です。個別発送のサービスを選べば、受け取り時は個人で購入するのと変わらない点もうれしい!
3. ふるさと納税
生まれ故郷や応援したい自治体に寄付ができる制度で、自身で寄付金の使い道を指定でき、地域の名産品などのお礼の品ももらえる仕組み。「楽天ふるさと納税」や「さとふる」などのサイトを通じて手軽にできます。寄付金のうち2,000円超過分は所得税、住民税の控除が受けられるメリットも。ショッピング感覚で利用する人も増加中です。
4. ハンドメイドマーケットアプリ
いつの時代も一定数人気を集めるハンドメイド商品。最近では「Creema」や「minne」などのハンドメイドマーケットアプリの登場で、店舗を持たない個人の作家さんからも気軽に商品を購入できるように。世界にひとつだけ!など、量産型ではない商品が購入できるから、結婚式や記念日、友人の誕生日などの大切なイベント時に利用する人も多め。
5. フリマアプリ
「mercari」や「ラクマ」など、フリーマーケットのように個人間で商品を売買できるアプリ。商品の写真や情報、値段などが掲載され、購入したい場合は出品者にコンタクトを取ります。商品は新品もあればユーズドも。匿名配送の設定が選べるなど、見知らぬ出品者との売買でも安心して利用できる工夫がされているのも支持される理由です。
6. 海外通販
サイトは海外のブランド公式ショップやセレクトショップ、「BUYMA」などの出品者から直接購入できるネットショップまで、商品は食品から日用品、アパレル系まで、多岐にわたります。最近は配送がスピーディで配送料もリーズナブル、配送トラブル・故障などの補償制度がある、日本語対応可など、初心者でも安心して利用できる環境に。
「多少割高でも日数がかかっても、生産者さんの想いや製造過程を知ったうえで、安心できるものを買いたい」「ショッピングのプロセスそのものも楽しみながら、商品を購入したい」などの理由で、ニューノーマルなショッピングを支持する人が増えてきました。快適な流通が構築されていて、ものがあふれる時代だからこそ、どのショップまたは誰から、何をどう買うのか? 今までは特段考えてこなかった当たり前の“買う”という行動を今一度吟味してみたら、より良い暮らしにつながるかもしれません。